見出し画像

おかしいねぇ……(=^・・^=)

後ろから見たらねえちゃん、前から見たらばあちゃん。

むかし、亡き母が、駅のエレベーターの中で鏡に映る自分の姿を見ながら言った言葉だ。

当時83歳。

背筋は伸びていて、姿勢がよくさっそうと歩いていた。

後ろからじゃなくても10歳は若く見えたが、確かに前から見たら白髪のボブヘアでおばあさんだった。

母は自分が卒業した小学校に誇りを持っていた。

私も卒業したが、体育の研究指定校で毎年公開研究会が開かれていた。

去年90周年だったが、終戦の年にも研究会はやった、と母が自慢していた。

去年も台風のあとで実施したそうだ。

今年中止だったら初めてのことになる。

口惜しいだろう。

オンラインでやるのだろうか?

卒業生としてはぜひやってほしい。

私は脳性麻痺だが、小学生の時に逆上がりができるようになった。

大人になって40代でケアマネになったときも、歩いて、利用者宅を訪問することができたのも、子どもの頃に基礎体力がついていたからだろうと思う。

障害のある私にはつらい子供時代だったけれど、いっしょに練習してくれた友だちがいた。

可愛がってくれた祖父母や父母がいた。

死にたいと何度も思ったけれど、家族が悲しむと思うと思いとどまることができた。

いまの私には自信がないが、猫と妹を残して逝くわけには行かない。

今年のいまの状況は私にはつらい。

なにかにすがりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?