表現者になること

私の学生時代はちっとも楽しくなかったのよ。

学生時代の思い出を楽しそうに話す、友人の横で、その思い出は私にとってはつらい思い出なのだとは言えなかった。

苦しかった、いっしょにいても楽しい思い出の人と、そうではない人間がいることを知ってもらいたくて、自分の気持ちを書くことにしたんだけど、そのことで、友人を失くしたことがある。

だって、その人は親切すぎて、私は惨めだった。

妹と私は独身だから、老後のことを考えないで遊んでいたから、いま妹が病気になって困っているんだ。といった。

それは本当のことだから、私がいわれるのは仕方がないけど、知らない人に言わなくてもいいんじゃないかと思ってしまった。

悪気がないのはわかっているが、その話をされたときには、なんだかむなしかった。

そのことをブログに書いてしまったら、その人に読まえてしまった。

絶交を言い渡された。

書いたことは事実だから、絶交されても仕方がない。

どうして、私に直接怒らないで、拒絶したのか?

何年も経つがいまも気になっている。

元気でいるのか、しあわせなのか?

それでも私にかけてくれた時間を、家族に向けてもらえるようになってよかったのかなぁ、と思っている。

書くことが、自己満足なのはわかっている。

それでも、書くしかない。

はたらく手段を持たない私には、物書きになることしかお金を得る手段を思いつかない。

いまは修行だ。

頑張ろう。


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