思考整理 ANT 2024-01-02

Dirry Note終了以降ANT系はほぼ何も書いていなかったので、当Noteに記録を残します
跡地  https://kuranari090814.diarynote.jp/

■赤入りのBeseech Storm


前置きオンライン上で勝っているリストから調整しています
思考過程が何かの参考になれば幸いです

Sample List

■一般的な、赤無しのリストについて雑感


引用元『MTG GOLD FISH 5-0 2023-12-31 by JJtheGiantSlayer』

https://www.mtggoldfish.com/deck/6086657#paper

「Gold Fish」より引用

《鏡に願いを/Beseech the Mirror》のリリース以降、《ガイアの意志/Gaea's Will》さえ通れば大体ストームが足りるので《苦悶の触手/Tendrils of Agony》で勝てるゲームが増えた。

《金属モックス/Chrome Mox》3枚から《鏡に願いを/Beseech the Mirror》協約しやすく、こちらに寄せて構築することが理にかなっている。

サイドボードの《激しい叱責/Dress Down》は、
・《敵対工作員/Opposition Agent》
・Initiative等の各ヘイトクリーチャー
・Goblins・Reanimator・Doomdayへの妨害
・《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
・《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》
・《忍耐/Endurance》など
状況によって負けに直結するクリーチャーをコンボ開始前やFlash関係なく複数枚止められる可能性が高いため、3~4枚欲しい。
《相殺/Counterbalance》や《無のロッド/Null Rod》等への対策としての《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》と《突然の衰微/Abrupt Decay》、保険としての《ぶどう弾/Grapeshot》と《巣穴からの総出/Empty the Warrens》によってメイン・サイドともに速度と対応力も申し分ない。

《ガイアの意志/Gaea's Will》は、1枚引いてしまったら《渦まく知識/Brainstorm》で戻さなければ協約できないので2枚目が必要になる。
しかも1枚目を待機できれば、対戦相手にキルターンを早めるプレイングをある程度強制できるため、コンボを決めるターン直前に手札のリソースを吐かせることが可能になる。
2枚以降引いた場合は無駄ドローになりやすい。よって《鏡に願いを/Beseech the Mirror》ルートに寄せる場合でも2枚が適正枚数。

当初、使用時に気になっていたこととしては、《鏡に願いを/Beseech the Mirror》では《むかつき/Ad Nauseam》にアクセスできず、墓地対策1枚でプランが瓦解するルートが多くなることだった。
また、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》で協約で呪文を唱えられないなど、"もののついで"にコンボが止まる。
その分《鏡に願いを/Beseech the Mirror》系コンボパーツ(《ガイアの意志/Gaea's Will》と《金属モックス/Chrome Mox》)を減らしつつ《冥府の教示者/Infernal Tutor》ルートを残しながらサイドボードの有効杯を5枚程度投入可能な点を考慮すると現行リストでも全く問題ない。


■調整過程


ところがプレイングとプランニングに落とし込む際、個人的に調整が必要と感じた点がいくつかあった。
・協約のコストとして《金属モックス/Chrome Mox》は重宝されるが、手札1枚減ることが対青系コントロール戦において動きとやりたいことが噛み合っていない。
・また、アーティファクトが増えるだけ《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》、《無のロッド/Null Rod》への耐性が下がる。
・《金属モックス/Chrome Mox》を減らしたら減らしたで、黒黒黒が揃わないのでマナフィルターとしての《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》の必要枚数が増える。
 この儀式は、《炎の中の過去/Past in Flames》をカウンター+手札破壊乗り越え用かつ保険として採用する場合において、定業なども入れることでスレッショルドし、その真価を発揮するカードであるが、現状は上記の理由で3マナ増やすカードと認識しないほうが調整がうまくいくと思われる。
 《金属モックス/Chrome Mox》減らしたうえで《鏡に願いを/Beseech the Mirror》ルートもある程度残したいので《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》は3枚。黒起点としては、2枚だとコンボパーツカウント枚数に対して足りない。4枚だとダブつく+重いので《むかつき/Ad Nauseam》で捲りたくないカード筆頭
・墓地に《苦悶の触手/Tendrils of Agony》が落ちた時点で《ガイアの意志/Gaea's Will》を《鏡に願いを/Beseech the Mirror》協約でプレイしなければ回収できない。
 《ガイアの意志/Gaea's Will》の複数枚採用であったり、《虚空の力線/Leyline of the Void》が刺さりやすくなった点も相まって、《渦まく知識/Brainstorm》の依存性が高すぎる。
・そこで《燃え立つ願い/Burning Wish》をコンボパーツとして採用するわけだが、仮に2枚目以降採用する場合、土地のマナベースに赤を増やさないと《不毛の大地/Wasteland》1枚でプランが崩壊しやすい。
 この75枚のアプローチなら1枚でいい。コンボパーツとサーチは用途・必要ターン・動きが全て別物。
・打ち消しを無視して(orストーム数にカウントさせるために)中盤戦以降に攻めにいくために、土地を伸ばしたい。基本土地は3枚欲しい。
・コンボ開始までのマナ数の方がコンボスタート後(ルート中初段の《冥府の教示者/Infernal Tutor》or《鏡に願いを/Beseech the Mirror》or《むかつき/Ad Nauseam》)のマナより重要度が高い。黒マナが足りなくなるので、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を《金属モックス/Chrome Mox》に刻印しなければスタートできない局面でも動きたいので保険が必要。

・メインもしくはサイドボードに基本土地の森が必要
 《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》と《突然の衰微/Abrupt Decay》は、基本的に倒しに行くターンの直前にヘイトパーマネントに撃つので、相手に《不毛の大地/Wasteland》が立っているだけで返しのターンに必要な土地が1枚減り、緑マナが確保できないことも負けに直結しやすくなる。
 (特にvs Delverの花の絨毯は倒しに行くターンの初段に撃つことが多いため、緑マナの確保が大切になる。別の筋としては《夏の帳/Veil of Summer》を構えながらの手札破壊スタートが大体正解になるケースが多い。)
・コンボパーツとしてのサーチは7枚程度に抑えないと手札でダブつきやすい。私のプレイでリプレイ確認した際に検証した概算値なので要継続検証。
・《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》は《金属モックス/Chrome Mox》と相性が悪いものの、設置や起動が軽く、(《狼狽の嵐/Flusterstorm》や《夏の帳/Veil of Summer》を構えつつ津)《むかつき/Ad Nauseam》を始めとするコンボパーツに直接アクセスできる便利なカードなので1枚は採用。マナベース次第で増やしていい。
 
・《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はあまり強くはないが、環境に一定以上赤単プリズンがいるので保険で採用。全体除去の少ないメイン戦で、《燃え立つ願い/Burning Wish》からばら撒くこともあるが、環境にプリズンが少ないなら採用する必要は感じない。捲られるゲームが多過ぎる。
 赤単プリズンはヘイトパーマネントが多いが1ターン事のアクション数が少ないうえに墓地対策まで入ってくるので、1ターン目に2桁ばら撒けるならばパナす(後手だといらない可能性高い)
 一応ゴブリントークンで協約コストになるので覚えていくとストーム稼ぎとルート起点になる。

■その他


各カード採用・枚数理由の細かい部分考察
○《ガイアの意志/Gaea's Will》 1枚
○《鏡に願いを/Beseech the Mirror》 2枚
○《金属モックス/Chrome Mox》 1枚

非常に使用頻度の高いルートだが、サイド戦含めて寄せ過ぎない構成かつ保険をとるカードを採用するとなると、《冥府の教示者/Infernal Tutor》や《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》からのサーチを踏まえても2枚まで。
もし《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》を採用しなければ《鏡に願いを/Beseech the Mirror》は3枚、《金属モックス/Chrome Mox》は2枚とるかアーティファクト土地を1枚追加。
私見ではアーティファクト8枚体制だとマナ加速ではなく協約コスト温存としての色が強くなるので、協約種は10.5枚が適正枚数な気がしている。

*数字の根拠は体感。協約種を探しに行くキャントリップ使用or引くのを待つターンが発生したゲームにおける採用枚数を数えて、「キャントリップ1回をこの分に回せる」or「2ターンまで待てる」際の枚数が10枚・11枚だったため。それ以上経費がかかると、キャントリップがそもそも足りないor必要なターンにパーツが用意できない=遅い という判断。参考程度)

○Wishボード
保険なので最低限枚数。ルートや勝ち手段確保が主な理由。
《燃え立つ願い/Burning Wish》をサーチとしても使うならサイドに1枚《鏡に願いを/Beseech the Mirror》を置いておくとコンボ成立に寄与できる。これがないと手札で腐る局面が増える。
2nd 《苦悶の触手/Tendrils of Agony》は、vsRUG Delverのように「手札を攻めてこない」「長引けば勝ちやすいゲーム」「《一つの指輪/The One Ring》、《夏の帳/Veil of Summer》が見込まれにくい」「《むかつき/Ad Nauseam》を撃ちにくい」デッキはメイン2本体制にしている。
《金属モックス/Chrome Mox》多めに採用しているときも同様。
また、vs Initiativeは《夏の帳/Veil of Summer》を全抜き、《炎の中の過去/Past in Flames》全抜き、《思案/Ponder》も(ほぼ)全抜きして、《激しい叱責/Dress Down》全部とバウンスと除去を全部入れるので《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を複数採っていればサイドインをお勧めする。

○《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》と《突然の衰微/Abrupt Decay》
《相殺/Counterbalance》を割れるカードが3枚以上欲しい。枠があれば《突然の衰微/Abrupt Decay》を増やしたい。《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》優先なのは、色拘束・打ち消されないなどの利点のため。

○《狼狽の嵐/Flusterstorm》
パナし特とされるvsStormにおいて、数少ない相手の動きを牽制するカードが少ないので、枠があれば2枚欲しい。
おまけとして、これがあるときに、相手の《渦まく知識/Brainstorm》に対してフェッチを切ることで、もみ消し撃たせて2:1交換可能。
現行リストから枠を作るなら、メインの《思案/Ponder》1枚カットして《激しい叱責/Dress Down》をメインに1枚はみ出させる+《巣穴からの総出/Empty the Warrens》解雇

○手札破壊
中盤戦まで待てるなら待った方が安定するので単純にライフが辛いため《思考囲い/Thoughtseize》と《強迫/Duress》を2+2
プレイする環境に、Delver系よりもゴブリンやInitiativeが、黒単コントロールが増えるなら《思考囲い/Thoughtseize》4枚必須。
5枚目以降の追加手札破壊は、vsコンボ、vs《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》(《夏の帳/Veil of Summer》を貫通してくる)、vs実物提示教育が増えたなら検討した方がいい。


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