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僕ヤバ6巻を読みました(ネタバレ)

ネタバレです





★ ☆ ★






なにいってんだ?

バレンタイン回とは

ゴゲゲゲゲ……

懐かしきツイヤバ。
本編にこの展開をのっけてくるとは思わないじゃんじゃんのジャンガリアンハムスター。ベムスター。

山田の獲物を狙う視線からの渾身のひらめきと、上手く市川にヒットしない想いが熱すぎてやけどしそう。チョコも溶ける。

どうでもいいんですけど、カス好きの萌子、義理チョコくばって人心を弄ぶのは人間観察のためでしょうか。ただの女子力かもしれないけど

さて、校舎裏でチョコを渡してはにかむ原さん。
シチュエーションに対しての"いいなあ"なので、乙女心としての羨みである。
人心の変化。

一方の京ちゃんは撤退。チョコを期待しているような、期待を悟られたくないような、そんなムーブに見えなくもなし……。

横のり

Karte16では馬乗り。
"女子って普通"という市川のイメージに重なった山田。
横乗りこわ……というセリフに戦慄するのは読者の方では?

そこはかとなく横乗り慣れしてないことがわかるセリフでもあり、普段からしている行動ではないこともよくわかりますね。


バレンタイン回2

まだまだ

さて冒頭、ここでKarte16とのリンクが作中できちんと説明される。
変化というワードに対する心構えは、5巻あたりの市川を見ると結構山田も市川も変わっている。
ひらりひらりと立ちかわりの入れ替わり。人間模様の恋模様。

どこか同じ道を違うタイミングであるく二人。

たすけてくれ。
ノラ猫オーバーキルって感じだ。

どこがいつもと変わらない日なのか、一から説明していただきたい。
あ、やっぱりいいです。説明されたら糖死します。

バレンタイン回3

ゲコゲコゲコゲコ……(鳴き声)
ベギベギベギ………(鳴き声)

どんな顔で見りゃいいんですか?たすけて。

評価~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上手く出来なくてという山田の台詞はケーキ作りの話じゃなくて、
うまくバレンタインのチョコが渡せなくて、という筋ですね。たぶん。

どうでもいいんですけど、"もう一回"ってなんですかね?
しおちゃんこの回のハグですかね?面倒くさいアレを抱きしめて的な?
は?

ベッドにハート形に分かたれたケーキで勘違いして了。
恐怖のバレンタイン。IQ500000はくだらない。恋する乙女は知能犯。

謎サイン

ふんふんする京ちゃん死ぬほどめんこい~~~~~~~~~!!!!!!
ぎえええええええええええええええええええええええええええええ
かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

限界。死。

Karte76の京ちゃん

こんなの襲い倒すしかないじゃん

一方の山田はどうみても咥えゴムです。本当に(ry

Karte77の京ちゃん

おねえ、女の服着せられてますよ貴方の弟さん。
っていうか隠す仕草が完全にNTRのそれというかどうなんですかねえどういうことですか?たこ焼きが完全にエロ画像です。喰らいつくせぬはバキセックスなのでそういうことでしょうか?彼シャツじゃなくて彼女服ってどういうこと?やっぱり受け?は?

山田の押しの強さは完全に勝ちヒロインです本当に(ry

Karte78の京ちゃん

僕ヤバの根幹に横たわっている、市川の恐怖心みたいなものにガッツリ踏み込んでいる回ですね。なんだか久しぶりな感じがします。
要所でこういうところに向き合っているのはストーリーとしてやはり出てくるものなのですね。

一応、スクールカーストを扱っている部分もあり、山田の見ている景色が自分とは違う、というところに市川自身が感じている身分違いが出てきている場面という気がします。

しかし別れ=不幸ではないというのは、何かの匂わせか……?
(可能性は低いけど)

帰路

久しぶりに市川の変な気遣いと山田が見られて満足です。(Karte9懐古厨)

Karte79

ばやしこ回。ほっこり回で箸休め。
ばやしこは癒し。

ちーちゃんは半開きさん時代か。

Karte80

姉の部屋に勝手に入る弟。いいの?
そしてマンを持しての諏訪さんの登場。

なんとなく、まばゆさと痛みという感じの雰囲気の回。
そこにもしもの幻覚が差し込むんだけど、それを振り払って否定するのが劇的。

ゾンビ回のツイヤバしかり、どこか箱庭的なショートストーリーと異常に親和性がある。僕ヤバ。
まあ、どこで何しても二人の世界だが。

Karte81

おいっ!
瞳が綺麗は京ちゃん限界勢に対する宣戦布k……

諏訪さん、性別不明。
名前から何までユニセクシャルなので非常にあいまいな存在。
喉仏らしきものはありつつ、山田が"ダメ"と言ってるので女性の可能性もある。
あるいは、そういうことなのかもしれない。

今回で出てくるKarte15の話は、山田が大人であるという話であるのだけど、
個人的には尊敬という言葉を自分の言葉にして言える中学生は、
たぶんどのクラスメイトより大人だと思う。

ふとおもったが、自分が子どもだと思われるのが悔しいと泣いた山田と、
自分が子どもすぎて悔しいという京ちゃんは同じなんじゃないですか?

Karte82,Karte83

可愛さと決意。
なんとなく、中学受験失敗のトラウマから失敗を恐れ、人の目を気にするようになった感もあり。
そういう心の内をみせつつ、可愛さでわちゃわちゃやっていくあたりのバランスが最強ですね。京ちゃん。

最高のサァァァヴィィィス!!

Karte84

自己否定を殺していく京ちゃん。
この回はちょっとまぶしすぎて辛いので……。

Karte85


タイトル!!!!!!!!!!!!!!!!


決別とか、想いとか。
気持ちが先攻して暴走してしまうという妙にリアルなアレ。
そして"尊敬"と出してきていたキーワードがここでついに存在感を出してくる話。

三者三様の尊敬。
市川が山田を尊敬する気持ちは、どこか鏡写しのような形で山田から語られているように感じられる。
市川が山田を尊敬する理由は、おそらく山田も同様に市川を尊敬できる一面でもあると思う。

ナンパイはやはり悲しいかな、外から見た話で、(善い一面もあるのだが)彼自身が尊敬されるには足らなかったというのが実情だろう。
主人公になれない人間からみた、一つの青春劇でもある。

怪我を理由に引退したナンパイが保健室で語りをするのが意味合いを感じてしまう。たぶん、Karte14との兼ね合いが大きいので偶然。

涙の理由は

Karte14の話。
好きの気付きを回収。それは保健室で。
めぐりめぐるは因果かな。

中二病、恋の病。
僕ヤバは病の話でもあるので、保健室はある意味ぴったりなのかも。
図書室は聖なる箱。

まとめ

今回はKarte14~Karte16の意識が強い章でした。
好きの気付き、好きの理由、好きの肯定、変化を恐れ、変化に踏み出す。

あこがれるものに対する姿勢が、いつの間にか自分自身もそうなりつつあることに市川が気付いているのか、気付いていないのか。
本人の葛藤など露知らず、山田はそういう所を見ている。
そういう点が心を惹きつける章でした。

今まで築いてきた、好きを知ること、好きを受け入れること、好きを伝えること。
Karte85でようやく好きが通じ合うことになったわけですね。

そういう意味ではこの第六巻は怒涛の展開で、勢いを削ぐことなく一気に仕上げたと言ってよいストーリー構成でやっぱり僕ヤバは圧巻のヤバさだと感じたのでした。

僕の心のヤバイやつ。
本当にどこまで行っても心の話なのがとても良いですね。
続きはどうなってしまうやら、二人のこれからもますます楽しみです!

今回の報告は、以上です。

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