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#僕ヤバ:ホワイトデー2

桜井のりお先生の呟きはこちら!!

今回、矩形がない。

おはよー

普通の挨拶。
追い抜きざまに言うあたり、今日の朝は一緒ではなかったみたいだ。
市川は相変わらず上手く言えず。
一進一退。楽あれば難あり。

しかしこのコマ、左手が密かにモゾモゾとされており、何かを取り出そうとしてことが匂わされている。

(喧騒)

流石王。
なんだかんだでみんな、山田のもとに参集されている。

この辺りはKarte41の席替えを見ると良いだろう。
Karte41はクリスマス前なのだが、その後席替えは発生していないのかもしれない。

まあ、ツイヤバのタイムラインは謎なのであまり気にすることでもないんだけども。

市川、ずっと左手であたためている。
汗すら省略されているあたり完全に石化していないか。

図書室→下校

光陰矢の如し。
山田との時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。

だというのに、市川はポッケに手を突っ込んだまま。
山田の背後にじりじりにじり寄る。

そんな様子を気取られて……。

どしたの?

バックしてイジりにかかる山田。
Karte41以降とすると、多少は会話をしているからだろう二人。
山田には一日中こんな様子の市川は妙に映るんだろう。

山田はそんな事に今頃気づいたのかもしれないし、二人きりを待っていたのかもしれない。

一方の市川、山田が話しかけた途端にスローペースな歩調が一転、スタスタと歩き出す。
髪の毛ふわりと舞うあたり、市川のサラサラヘアっぷりも見えてくる。

この後の沈黙は山田のものだろう。
勘付いたというか、もうちょっと深追いすることを考えたに違いない。

競争しよ

突然の山田ゲーム。ちょっと懐かしい感じ。
ステテと走り出す山田に反応が遅れる市川。

ガチ走で絶対負ける気のない山田。
そんなに急いだら原さん達を追い抜いたりしない?大丈夫?保健室行く?

ともあれ山田が無事勝利。
マラソン回を見るに多分市川の方が体力あるので、ガチ走してないのは独り相撲発言からも明らか。
山田の奇行に合わせるいつもの市川。

賞品は?

この女、おねだりが上手すぎでは?
息を切らせて若干ニヤつくあたりが内心のいろいろが溢れててもうダメだ。

ここは図書室ではなく、備品倉庫でもなく、全生徒の行き交う下駄箱だ。

そんなのなー

言い切る前に言い訳ができたことを察する市川。
硬直はそのあたりの気持ちの変遷だと思うのだが、この回は矩形がない。
今回はここまでの市川の気持ちを隠すために矩形が取り払われているものと思われる。

ずっと言えない、言葉にできない市川がいて。
今に至る。

(言い訳)

市川の早口言い訳。
この日はホワイトデーではないためにそういった贈り物ではないのだろう。
だが、お互いにそういったものであると心の内にあるのは確か。
だってこの日は3/13(金)。
明日学校はなくて、渡すなら今日しかないから。

しかし、市川。
この言い訳は苦しくない?あまりにもバレバレというかなんというか。
山田はもうカントリーマァムに心奪われていて、言い訳なんか耳に入ってないだろうけど。

ああ まぶしいな。

(掲げる)

まぶしい……

ホントにあった

天空の城なんか目じゃないな。
好きな人からもらったホワイトデーの輝き

伝わっていないかもしれないバレンタインデー。
そういった経緯を山田もわかっていて、貰えないだろうと期待を押し殺していたのかも。

くるくると嬉しさのあまり踊り出す山田の気持ちに、市川は理解が及ばない。
まあ、あんまりにも直球な表現はかえって分かりにくかったりするものだ。
カントリーマァムごときで回り出したら、そんなにカントリーマァム好き?ってなるかもしれない。

カントリーマァムはそういうお菓子

ブニョるまでは柔らかくはない。
中のチョコまであたたまるまで握り込まれたということだ。

そして、壊さないようにそっと握られていたのだろう。一日中、山田に渡すことを逡巡しながら。

まとめ

久し振りに矩形が無い
今回は渡しそびれ続けた市川のポケットの中身が一つの謎として出されており、市川の想いの解は出てこない。
我々はメタ視点で市川の挙動がホワイトデー関連とわかるけれど、そのポケットの中身までは知れる訳では無い。

それは山田も同じで、ホワイトデーのお返しにおそらく心のどこかで期待しているものの市川の挙動がソレとは断じ難い。
なんだか怪しいけど、市川の本心はわからない。

故に、『ホントにあった』の発言は期待と抑制が解き放たれた喜びとして山田の体から溢れ出す。

くるくる回る山田を我々は見せつけられると同時に、山田の気持ちに寄り添って見ることができる回になっている。

追加投稿

ここでネタバラシ。
チロルチョコ将棋、チョコまんは直接バレンタインと言われた訳ではなく、自信がなかったのでしょう。

おい姉
その発言は色々な解釈がされ得るので危険だ。
ブラコンがどっち方向かわからなくなる。

過去のバレンタインデー関連のツイヤバが今回にて回収されている事も匂わされる。
あれはしっかりバレンタインの日で、なおかつ市川には上手く伝わらなかった。
けど、市川でも否定しきることもできない。

自信がないから目を合わせることも探りを入れることもできないで、1日を過ごしたのだろう。
そして最後に山田がその気持ちをさらって行くのだ。
よかったね、二人とも。

さてお姉。
沢山貰ったことにショックを受けているので、少なからずこの可愛い弟に、私だけが知っている可愛い京太郎という感情を抱いている気がする。
優越感というか、弟に対する特別感というか。
危うい姉、今後の活躍が期待される。

今回の報告は、以上です。

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