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#僕ヤバ:休日考察

桜井のりお先生のつぶやきはこちら!!

市川姉弟の日常

ショッピングと食事

市川姉と京太郎の日常が描かれる。
Karte39であんなことがあったタイミングなので、ちょっとした箸休めが染みる。

しかし、服と飲食店という場面の選択が実に山田のキャラクターとマッチしている。
市川の日常は切り取られ方すら山田に支配されている。

………

お姉は大学生で確定。

女性服を見る京太郎。
大方姉の後ろをついて行って手持ち無沙汰なのだろう。
こういう歩き方は実に弟らしいというか、受け身というか。

しかし、手に取った服はどう見ても市川姉のセンスではなさそうだ(似合うかも知れないが)。
手に取ったのはお姉のためではなくて、当然妄想の相手は山田。

『待った?』
この台詞はデートの待ち合わせの定番……だと思うので、そういった妄想だと思う。
殆どデート系の願望が露出しない京太郎がこういう当たり前の想像を働かせることに、いちいち感動させられてしまう。

目敏く見つける姉。京太郎への観察が過ぎる。

…………… うんッ

鼻息荒く頷きながら。
うん、可愛い。と言いたげなコマだ。
そりゃ京太郎も殺すと言いたくなるだろう。中二病とはカッコよさ・唯一性に惹かれる年頃なんだから。

しかし京太郎は殺すと言葉こそ強いが、なされるがままなあたり、よくある日常なのだろう。
こういう程々に付き合ってやる感は、山田との日常にも共通している京太郎の根っこのように感じる。

ファミレス

大手ファミレスチェーン店。しかしまた客が入らなさそうな名前だ。カストって何さ……。

こういう店のチョイスは実に大学生らしい。
サイ◯リヤの価格帯よりわずかに上な店のチョイスとか。

山田なら……

服装からして、さっきのデートの延長みたいな妄想。
京太郎的には山田はやっぱり食い気みたい。
嬉しそうな山田が浮かんで笑う市川。

好きな子を思い浮かべて笑みを浮かべるの、なんだか幸せそうだな?
というか休日も山田で頭がいっぱいな市川よ、完全に恋の病。

しかしキッズメニューを勧める姉、空気読めねぇ。
まあ中々決まらないから意図的にからかった可能性もあるけど。

黙れと言う市川の言動、Karte25の足立に対するものに類似。

イチャつくカップル

周りが見えてねえやつ。
対面じゃなくて横に座ってるあたり重度のアベックじゃねえか。
※アベックがわかんない子はググって。

そんなもんを凝視する京太郎。
全然関係ないけど、弟を観察する姉の顔が妙に面白い。
スプーンだと思うが、突然のたらこ唇に見えてしまう。

山田も

突然惨めな顔になるんじゃあないよ。
当然自分は横にいないみたいな未来予想図でいきなり読者に一刺しにしてくるのやめようよ。

肉まん口に押し込まれたの忘れてるの?
デートのお誘いまでは自分目線で見れるのにどうしてそういう妄想は自分じゃないんだ。

相変わらずの自己肯定の低さもあるけど、山田を好きが故に高く見過ぎな気もしなくもない。

あーん♡

Karte19,Karte28,Karte39と弟ラブが止まらない。

しかしながら京太郎が羨ましいと見てる所は、姉はよく見てるなと思う。
暑苦しいよなーとか、そういう所からじゃなくて弟がしてほしそうなことをやってやる

求めることを言われるだけでなくて考えてやるあたり、まさに世話焼きおばさんだ。

まとめ

市川姉弟の日常回。
弟を愛しているお姉と、事あるごとに山田の影を見る市川。
お互いに言葉も行動も無遠慮なあたり、家族らしい一コマなのだろう。

市川もデートまでは自分目線なので友達と認めているような気がするが、やはりまだまだ山田の横には相応しいと思っていないようだ。
彼氏の幻影が高身長・イケメンというのもコンプレックスの塊が透けて見える。

しかしネックレスは心理的には結構重いぞ。
いや、市川があげたとかじゃないだろうし、装い的にはあった方が映えるんだけど。

まあそんなこんな闇落ちする市川。
そんなじっとりする視線をものともせず、あーん♡を敢行する姉はやばい。
荒んだ日常を弟で癒している気配もすごいので、
お姉の今後の活躍が期待される。

しかしこの家族、形は異なれど相手を思いやってばかりだな。
血は争えないというのがよくわかる、二人の日常なのでした。

今回の報告は、以上です。

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