僕ヤバ:ばやの心のヤバイやつ
どうも。初めて記事を書いてからなんと3年が経過していました。
驚き桃の木山椒の木、桃栗3年柿8年。中学生が入学して卒業する年月です。
もうすぐ新刊である僕ヤバ7巻が発売となる頃合いですね。
本編はついに中学2年が終わり中学3年がスタートするという時点に向かっていくのですが、
今回はこれまでを懐かしむような気持で、ばやしこを追うことで見えてくる山田像についてコラムを書いていきたいと思います。
ばやしこ視点で見える山田像
僕ヤバは市川視点で山田を語る場面がほとんどですが、市川以外からの山田の一面を語るときは小林の口から言及されることが多いです。
好き合う前の自然体の様子や、意識しあった両片思い後には語れない山田の話は割と小林から出てくることが多いですね。
この辺り、小林は毒にならない範囲でちゃんと市川に気づきを与えてくれてると思います。
というところで、個人的に小林から出た話題で大きかったなと思うセリフについてピックアップしていきたいと思います。
最初の小林回
Karte9はおそらく本編内で小林にフォーカスを当てながら山田を語った最初の回だと思います。
この頃はまだ時系列もツイヤバまで到達しておらず(女子だけの回を除く)、山田と市川の接点もかなり少ないころです。
というかまだ山田の発言の意図も匂わせ程度であった中で『山田は変な気の遣い方をする人間だ』ということを教えてくれていました。
ねるねるねるねのお上品だなあとかも、そういう山田の人物像があっての発言だったのかなという感じで結構趣深いセリフです。
ちなみに市川もこのころは気の遣い方がおかしいです。
似た者同士。
2巻の小林回
思いっきり語る回というわけではないですが、そこそこに気になるセリフがあったりします。
例えば、Karte17の「常にボーッとして生きてるな」というツッコミはその後に山田と市川のやりとりがあるので、市川のこと考えてたのかな?など想像の余地が生まれたりとするセリフだったり。
クソデカアホ女
Karte21は小林にフォーカスを当てつつ、市川が不在の時の女子達の男子に対する免疫力の回でもありますが(要は市川がいなくても女子グループは悪意に対してちゃんと大丈夫という話)、ここでもちょこちょこと山田の人柄に触れてます。
人の悪口言わない→山田は陰口をたたいたりしない。
不機嫌だと貝になる→市川に不機嫌にされることはあんまりないのでだんまりは少ないけど、そういう一面もあるということ。
などなど。
市川がいない場面を想定して、山田を語っている話だと思います。
このあとは秋田書店回でちょこちょこ小林の中の山田像を話しながら物語が進行していきますね。
小林だけまだ子ども
小林情報漏洩回。
私事ではありますがこの回大好きです。みんなかわいい。かわい死ぬ。死。
さて、山田が小林に裏で市川の話をしているというところ。
市川の反応は「怖い」ですごい防御反応なんですが、Karte21で山田は悪口を言わないと小林が言っているのでもちろん杞憂です。
山田はまだバレたくないということですね。
で。そのあとに
「市川くん 普通に 喋ってんな」
が来ます。
山田の前では喋り方が特に言及されることは無いのでこの点は結構盛大なネタばらしというか。
これまで作画の演出上ずっとやってきた吹き出しの形について言及するのも、山田では結構難しいことなのでThe小林って感じですね。
バカの歴史が詰まったノートも非常に端的に山田の人となりを表していてめちゃめちゃいいです。ここにツイヤバのやりとりが載ると思うとエモい。はわわ……。
Thank You 僕ヤバ……Forever……
3巻本編 おまけ3
滅亡。さんざん食べるの大好きキャラで売ってきた山田のそれをよく知る小林からの発言なので、そういうことですね。
つまり山田は市川が大好きってこと。
4巻
小林回なし。枯れそう。
5巻
ばやしこ回自体はなさげ。
とはいえ骨折の話をしてたとか、なぜかポテトの個数が少ないとかそういった山田のメンタル部分の話をリアルタイム漏洩してくれていたりする。
強いて言うならKarte65の「市川くんはいつも通りで安心するな!」が見せ場?
この発言意図はおそらく、市川のぼそぼそ喋りがいつも通りでここのところ変だった山田と違って安心、という意味かと思われる。
ちなみに直後の山田は市川がおかしいと感じていたので小林が鈍感なパターン。
山田が好きなもの
この回はなんかめっちゃ大事なことが書いてある回です。
山田に好きと思ってもらいたいと市川に発破をかける場面ですが、
引用のセリフもとても小さいですが、市川のことが好きになった山田の本質についてさらりと出した場面でもあると思います。
接点がなくても他人のことちゃんと覚えてるというか。
初期の市川のわかりにくい気遣いに山田が気が付く理由の言及でもある気がします。
山田がそういう市川のわかりにくい気遣いに気が付かない性格だったら、今の関係はおそらく無かったかもしれません。
小林ってこういう風に、鈍感だし成績が良いわけでもないけど、山田の性格の根っこの部分をちゃんと捉えられているのが仲のいい友達というか、親友らしさを醸し出してきてそういうとこはブレなくてつよつよだなって思わされますね。
さすがばやしこ彼氏さん。
ここぞの場面だけはきちんと決めてポイントゲッターしてるなぁとしっかり見せつけてきてるのでした。京ちゃんの対抗心も見れて満足。
まとめ
さていかがでしたでしょうかばやしこ視点の山田の話。
ばやしこ良いこと言ってるし可愛いでしょう?
ここに書いた以外にもちょこちょこ挟まるツッコミの小気味良さももちろん可愛いんですが、重要なお話は小林からが多くて嬉しさたっぷりです。
これからもきっと色々山田の話をしてくれるのだと思います。
というか近日発売予定の7巻でも大切なこと言うので楽しみですね。
絶対読まないとです。
・・・
いやしかし知って読んでハマって書いてもう3年ですか。
思えば3年間って結構な年月だと思うのですが、変わらず僕ヤバを読み続けさせてくれたことには桜井のりお先生はもちろん、作品に携わって支えてくださっている方々には感謝しきりです。
初期の初期から市川と山田と小林大好き人間なので今も変わらず三人が見られて本当にうれしいですね。
これからも登場人物に起こる出来事に感情移入して浮かれたり沈んだり笑ったりしたり、グッズ展開などでわいわいやったりしながらこれからも元気に活動していきたいなと思います。
今後の市川山田はもちろん、小林をはじめとしたサブキャラクターのお話も楽しみにしながら作品に触れていきたいです。
そして、こんな辺境の記事を読んでくださっている方々にも感謝しております。読んでくださる方がいなかったら続けていないのでこれは本当にうれしいことでもあります。
箸休めにでも読んでいただけたなら、これほどうれしいことはありません。
次の1年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回の報告は、以上です。
好きなことを好きな時に書く!それがストレスを溜めないライフスタイルなんだよ