僕ヤバ@Karte27と30の狭間

今回は状況の整理。

考察を進める中で山田の気持ちを見失ってしまったため、少し再考察を行います。
自己満足の世界のため、論理立てが強引なところがあるかも。
私見のためのバイアスとも言う。

積み重ねてできた関係が描かれる僕ヤバは恋の無限迷宮……。
解がなく、迷いに迷ったとりとめのない内容のためその点はご承知おきください。

例の回

この2つの回の考えを整理したい。

疑問

くらもりは、Karte27で山田が自分の市川への恋の気持ちに気が付いて、Karte30での市川の行動にときめいてしまう流れと捉えていました。

Karte30まで読み進めた時に浮かんだ疑問。

気付く気持ちと変わる動機

気付く気持ち。
山田はKarte27では自覚していないということに。
これは市川への好き?恋?どっち?

ミルクティ

あのシーンが山田が市川を好きになった決定的な瞬間と見て良い。
他にあれほど決定的な場面は無く、またKarte28以降の山田を見るに。

片思いの終わりという言葉もあり、この点は間違いないものと考えている。

Karte27場面の整理

山田が市川に対する自責の念でいっぱいになってしまったシーン。

山田は謝りたくても上手く謝れずに泣いてしまう。そこに渡されたのが、ミルクティ。

市川に悪いことをしたはずの自分に、市川は泣いていることに変わらず気遣ってくれた
差し出されたのは飲みたかったミルクティーであったことから、山田は市川がずっと見ていたことに気が付いたのではないか。

片思いの終わりが無自覚であるなら。
蹲ったのは、そういう市川の変わらない優しさに、溢れた自分の気持ちを理解できずに表情を隠した?

付き合うなら秘密にした方が楽しい

なんでこんな事を?

……前々から告白を期待したようなKarte16のムーブのある山田だから、やっぱり市川に告白して欲しくて一歩踏み込んで言ったのかもしれない。

あるいはタイミングとしてはすでに両片思いの二人。
山田は無自覚に市川を恋愛の対象として見ていたのかも。

うん 行く。

Karte28の山田は嫌われることに怯えている。
嫌われてないと分かった時、また会おうと言ってくれた喜びの顔。

市川の時間差

恋の認識の時間差。
市川にもこの時間差が存在していることから、市川と山田で見比べてみる。

市川はおそらくKarte1から山田が好きになっていると思われるが、気持ちに気が付いたのはKarte14。
さらに、気持ちを恋と認めたのがKarte16。

好きと気付いてなお、少し時間がかかっている。
Karte27からKarte30はKarte14からKarte16との対比?
であるとするなら、Karte27の山田の表情はKarte14の市川の気持ちの自覚に対応?

まとめる

思えば、Karte14では市川も泣いていた。
やはり、Karte27で市川が好きだと気が付いた山田がいるのではないか。

となると。
それが恋だと受け入れるのに少し時間が必要で、
Karte28,29はその狭間。
市川がメインの動きになり、山田への描写は少々少ない。

で。
Karte30で市川の真剣な表情を見たとき、自分の気持ちが恋であると知った。

……もう少しだけ深読み。

好きだ
Karte30。重なった言葉。
この言葉の主体は市川。
市川のこの言葉は自覚してる市川の言葉だから、恋としての好き。
となると、重なった山田の言葉も恋としての好きのはず。

このシーンの山田は気付かされた表情であることから、これが恋だと理解した瞬間。
直後の目つきは好きにさせられた事に対する非難の目……ではなかろうか。

溶かした心であるチョコを食べるのは山田がその心を受け入れたシーンで、それを見せない山田は気持ちを隠していると考えられる。
Karte30の終わりは、恋はまだ知られなくていい。
隠したチョコを食べる暗喩と一致しているように感じる。

となると。
Karte27は山田の恋ではなく好きの自覚。
Karte30は山田の恋の自覚と受け入れ。

Karte27の山田は市川への好意に気がつかなかったのではなく。
好きの気持ちに気づいた上で、
それが恋だとわかるまでに3話を要した。

これを現時点でのくらもりの私見の結論とします。

今回の報告は、以上です。


下記はメモの走り書き。

備考:節目の回

Karte1:市川が心奪われる
Karte6:プロローグ終わり
Karte10:原さんを庇った
Karte14:市川の恋の虫の自覚
Karte15〜16:気づいて気付かれた二人
Karte20:呼び捨ての許可
Karte24〜27:片思いの終わり
Karte30:気づく気持ちと変わる動機

市川と山田に関する節目はこのあたり。

備考(考慮外のライン)

※考察上書ききれないため止むを得ず切り捨てている世界線。
メモ書きを残します。
煮詰めきれていないので、甘々な記載です。悪しからず。

・Karte6で市川の気遣いに気づいていない場合
Karte16の気づいて気づかれたが、恋心と気遣いの意味になる。
マック回などの山田のからかいが、友達にするソレになるわけだ。
この場合はKarte27で山田が市川の気持ちに気が付いた可能性が出てくる。

可能性が高いラインで、この場合は市川がずっと自分を見ていたことに気が付き、その気持ちが好きだと気が付いた。
山田も好きになっているが、気が付いていない。
故に付き合うと言った単語が出てくるという可能性。

かなり素直なストーリー展開。
とは言え、Karte24で嘘を見抜いた山田を考えるとちょっと引っかかったりと、なんとも言えない部分は残る。

・Karte1から山田は市川が気になっている場合
おにぎり食べている謎のシーンで、わからないように市川に何か言っている場合。
この場合だとカッターを奪うのが故意ということになる。

温かいカッターの想像はあくまで市川の妄想であり、真偽不明。これはKarte29の君オクの妄想が外れていたことを考えた場合に発生する。

序盤から山田の行動も不自然な点があるため、一考の余地あり。
というか前半のストーリーだけを見るとこれが最有力だったりする。Karte6あたりからの展開から解釈が難しい。

好きなことを好きな時に書く!それがストレスを溜めないライフスタイルなんだよ