僕ヤバ@Karte6考察

果たして考察できるのか、Karte6はかなりどストレート豪速球なのだ。

今回は先生のお言葉からはじまる!!


そう、このKarte6をもって僕ヤバのプロローグが終わるのだ!!
しかと目に焼き付けよ!!

自転車通学

市川は自転車通学だ。要所でこの設定による影響が出ている。愛車の華々しいデビュー戦が繰り広げられる。

山田の鞄:abidas。adidasではない。

彼氏か?

心の箱、矩形においても言葉を失う市川。
胸の痛みを覚えており、これまでの比ではない感覚に襲われている。

そして伝説の男、ナンパイセンが現れる。
僕ヤバ第二の開幕の笛の人。市川に胸の痛みを与え、多くの読者からヘイトを集めている(?)男だ。
明るい髪・高身長・高ルックス?な陽キャ。
市川とはかなり対照的な容姿にまとまっている。

このときの山田の表情は暗い。悲しそうですらある。

ああ ナンパか

どうでもいいと気を落ち着けながらも、ほっと息つく市川。
山田の作戦を察して、尾行を開始する。

3年かな…?

敵の情報収集を欠かさない男、市川。

友達とはどうやって連絡してるの?

着実に歩を詰めるナンパイ。

この時のコマ割りはナンパイが右、山田が左。
これは漫画における攻めが右、守りが左である構図。

異常に厳しい市川にさえ「こいつ…強い…」と言わしめる。

山田、大ピンチ。

アイス食べたい

山田、痛恨の隙。頬を染めてしまっております。

近くで見るとすげー可愛い

ナンパイ、まずは無難に容姿で攻める。
しかし、山田が外見で近寄ってくる奴に冷たいことは、足立を見ているとわかると思う。

のだが……

…いや、どうでもいいか

この言葉にいざなわれるかのように、山田が陥落する。

面白いが最大の誉め言葉なのかよ~~~

山田を残念美少女と評する市川の言葉だが。

山田にとっては、"面白い"が最大の誉め言葉なのだ。
繰り返しておくけれど、"面白い"は山田最大の誉め言葉
番外編1でも注目してほしい重要ワード

力説する。覚えておけ。お願いします。なんでもしますから。

やめろ… 楽しそうにするな

止まらない汗。動揺を隠せない市川の瞳。
笑っている山田が光の中にいる。

マジでさ

ナンパイが山田に触れた。
市川は色味が抜けた。見せたことのない表情が市川を覆う。

山田は抵抗するが逃げられない。

どうでもいい どうでもいいな どうでもいいだろ

否定。否定。否定。嘘と嘘と嘘。もはやどうにも抑えられない心の衝動がこれでもかと表層化する市川。
この回、市川は何度「どうでもいい」と言ったか。

語気はどんどん強くなり、さらにやめろと制するも、理性と衝動は乖離して、市川の病が体を突き動かす。

僕は

後ろから小林がやってくる。だが間に合わない。
市川は自転車を投げた。後先を考えず、怪我人や事故が起きたりしかねない、決して褒められない行為。
全てを変える行動。

頭がおかしいのか

愛車が宙を舞うほどの感情。
この市川はまさしく衝動的で、頭がおかしい市川だ。

しかし、市川は目の前に精一杯な中学生という年齢で、目の前には困っている好きな子が居たのだ。
市川は、ただ山田を助けるために様々なものを投げ打った。

結果的に怪我人は無く、山田は救われた。
市川はリスクを冒して、好きな子を護ったのだ。

市川君が自転車投げたんだよーー

危険な行為を行った市川に対する小林の非難。
ここでもしっかり出てきた小林。
この非難のおかげで、市川が犯人であることが山田に知られることになる。

あ アクセルとブレーキ 間違えて

あるいは不謹慎なジョーク。だが、小林のキレッキレのツッコミで救われる。この言葉のおかげで、きちんとギャグとして成立した。

ありがとう小林。

市川って面白いね

面白いが一番の褒め言葉。
市川はそう評した。
そして、助けた山田からの賛辞はまさしくこの言葉である。
これは市川だって嬉しいだろう。

ありがとう…ッ 僕の愛車…!! そしてすまん…ッ

ガッツポーズが見えそうな力強い言の葉。
そして市川は"ありがとう"と言った。
殺したい相手からお礼を言われた市川のこの発言はあまりにもチグハグだ。

Karte5でも触れたように、市川は気が付いていないだけで山田がとっくに好きなのだ。もはや殺すべき相手としてでは無く。
好きな子から笑顔で面白いって言ってもらえたら、それはもう最高だろう。

まとめ

もはや語るまい。
Karte6を読み返してくれ。
そして、Karte7とKarte5の山田の視線を追ってくれ。きっと違う景色が見えると思う。

これが、この回の全てです。

ようやくおまけも深堀できるぞ……ヒッヒッヒ……。

※下記に私見があります。こちらは、読みたい方だけお目通しください。

参考:番外1

別途考察するけど、6話ごろの番外という事で。今回と若干の紐付け。重要ワードの相手が親友ってところがまたエモい。


私見

以下、非常に主観です。エモーションです。願望です。答えはKarte7までに出します。
ちょっと違うな、と思ったらまあ、笑って引き返してください。

疑問:「市川って面白いね」
本当にそのままの意味?
ライン交換の妨害タイミングが良すぎることを察している可能性が高い。
常識的に考えてこのタイミングで自転車が来るはずがない。というか自転車は飛んでこない。
しかも小林の発言から"市川の行動は故意"。
また、山田は市川の凶行を恐れていない。加えて市川の嘘が下手過ぎる。自転車の構造上アクセルとブレーキは間違えないし、ペダルを踏んでたら投げられない。

この状況から、市川が自分を助けてくれたと気が付いていたと見たとき。
市川は"山田を助けるため"とは言わなかった

助けたと言っていいタイミングだ。市川も名誉を守らなくてはいけない。
だが彼は弱った様子で隠しただけだ。
その様が周囲の男子と違うようで、山田にとって可笑しかったとしたら?

というか、Karte7以降の反応を見るに明らかに……。

となると、山田を助けたと認めない市川に対する山田のこの賛辞は。
自分の功績を表に出さない市川を面白いと思っているなら……。
うっすら涙を浮かべて爆笑した山田の心はなんだ?

は……?死ぬ死ぬ死んじゃう。

いかんいかん。妄想だ妄想だ。妄想です。妄想ってことにしてください。

……山田の人物像を少し改めて確認してみます。
今回は以上です。




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