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#僕ヤバ@サインの練習した考察

のりお先生のつぶやき

なにやら難しそうなお顔の山田から。

うーん……

山田の勉強中のお悩みに見える場面から。
市川から見れば山田が真面目に勉強して、問題に詰まっているように見えるのだろう。

が、その手にはサインペン
勉強道具じゃない。

新しいサイン!

流石バカの歴史が詰まったノートといった感じだ。
小林のツッコミが脳裏に浮かんで笑ってしまう。

心底呆れる市川の反応が、"どっっちでもいいかな…"に満ちている。

しかし、山田は字ブスだったはず。

まだ二人の視線が全然合わない頃の話。忘れてない?

"Annnna♡"も"あきのあんな"それなりにきれいな字だ。
加えて"あきのあんな"は"あ"が重なっていて凝っている。
市川との会話のために練習したのだろうか

市川はサインある?

あるわけないし、"練習しよ!"も意味不明だ
一方の市川、呼ばれて隣に座る
もう当然の流れなのだが、未だに目にするたびに動揺してしまう。
弱い読者ですまない。

ある!!!

市川狂死狼(厳密には違うがこれでいいだろう)。
そういえばKarte4で小説の構想があると言っていた
ペンネームもセットで考えていたのかもしれない。

大事なコマがカットされている市川。扱い……

なお、市川のサインはシャーペンだ。
山田のシャーペンだろう。

見して~~

クソ可愛1コマ
断りもせず付き合ってくれる市川。
なんか照れてると見れば食いつくのが山田だ。

ああ死ぬ。

………

この顔Karte31でも見たぞ。

乙女心は複雑だ。

これ

もう表情がヤバイ。
しかも高い勝率を期待できる聞き方だ。

バカにし……

しかし市川のガードも固い。
自尊心の高さを突いた一撃の意図を即座に察する。

察するな。
山田はガン見している。

んんんんんんんんんんんん

距離がどんどん近くなってますが。

じゃあ…

躱す市川。
いや、その読み方は苦しくないか。

じゃあじゃあ



なるほど、ここで字ブス設定をね。回収するのね。
機転が利きすぎだろ

山田からダメか~~~って心の声が聞こえてきそうだ。

じゃあ

市川にどんどん近づく山田。
のけ反ってる市川が見えないほど相当ムキになっている?

市川杏奈

ホの字にならないように丁寧に横書き
自爆して山田の負け。

サインもらった

全てが詰まった一枚だと言いたい。
投稿日もいい夫婦の日。

初めては市川にあげる

ロロッロ!の作者が存在することを考えると、そういう意味でしょ

結局、モデル風なAnnnaになったようだ。
笑顔が輝く山田からは歓びが伝わってくる。

将来高値で売れるよ、なんて理由をつけて渡す山田だ。
初めてをどうして市川に渡したのか、その意味を問われたらどうするのか。

市川は市川で迷いなく"売らん"
切り取りが汚いとやれやれ然の台詞でポーカーフェイスな彼。
隠した気持ちも、この一瞬はおくびも出さない。

泣けちゃうよこんなの。

将来…ね

僕ヤバ勢を不安の渦に叩き落すワード、"将来"。
市川のあまりにも長い心中の間
市川も山田と過ごすこの一時に思うことがあるのだろう。

冷めた目でそんなことを思う彼は、現実的で斜に構えた人間だから、
決して楽しい未来ではないはずだ。
サインが売れるなら、その時の山田は遠い世界の人だから

そんな市川に気が付かず、サインを取り上げる山田。

転売できないように

"売れるっつったろ"
山田も売られたくないということ。

市川は結構リアリストなので、その点の万一を封殺しに来た山田だが……。

上?下?

すれ違う二人。
山田は名前を、市川は記載場所を。

だが、記載内容のイニシアチブは山田にある
なんなら"Annna Ichikawa"、"Ichikawa Annnna"と書くことができた。

普段は市川呼びの山田。
ここで下と言われて京太郎と書くのは逃げの線もある。

汗だくで目がぐるぐるになる山田。
市川杏奈事件の後だ、さすがに気恥ずかしかったのだろう。

名前のことかよ

顔が真っ赤な山田だ。
市川母の前でもどもっていたし、これでもやっぱり恥ずかしいか。

市川からすれば、まあ驚く。

ため息

乙女が二人いる。
サインを胸に抱く市川と顔を覆う山田。
かたや歓び、かたや緊張からの弛緩、そんな感じだ。

このコマの余韻はこのおまけの良さをぐぐぐっと引き出していて大変魅力的なオチだ。

こう言う所が、のりお先生の飛び抜けた才能を感じるポイント。

まとめ

サイン回、すごいですね。
山田と市川の攻防戦、近くなった距離感、山田からのサイン発言など。
良い夫婦の日の投稿も合わさり最強に見えます。

山田から初の芸能人を匂わせるサイン回において
市川が将来というワードに反応する点が不可避の壁のように思えます。

これまでの多々繰り広げられた積み重ね、横たわる二人の間の格差
何もかもを内包しながら、最後にお互いにサインの下りで息を吐く。
構築された流れとバックグラウンドにあるドラマが、たまらないです。

そんなサインの練習した回なのでした。

サインの謎

さて、一枚絵の方の余談。
サインは初め"Annna"なんですよ。
これが京太郎への紙では"Annnna"なっている。

ノートを破った描写は無く、破れたページも1ページ。
新しく破ったというわけではなさそうです。

どちらかというと、単純な紙面上のスペースの問題もありそうです。
"Annnna"は山田の最初のサインの記載であったことを考えると、
こちらが正式な可能性も。

個人的には異常に圧縮された1コマ目のnの形状から、
大きく書いたらnが増えて見えたというトリック?な気がします。

この点は私では答えが出ないので、きっと先生や考察勢が、
あるいはみんなの胸の内で解き明かしてくれることでしょう。

一つわかることは、
"あきのあんな"では"市川杏奈"が成立しないから"Annna"だった。
という可能性くらいでしょうか。
山田は最初から籍を入れる気だったのでしょう。

今回の報告は、以上です。

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