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学プリ十人目 跡部景吾

跡部様に愛されるということ
それをとても感じた。
絵に描いたような王道俺様王子様跡部様と絵に描いたような鈍感ヒロインの話(絵に描いたような性格悪い跡部ファンの女付)で拍手したくなった。
まさかこの時代にこんなものが読めるなんて。2005年発売のゲームだが、それにしてもすごいと思う……すごいよ。
跡部様がこちらに好意を持ってくださる過程などがよくわかってよかったですね。
害悪跡部様ファンに「二度と俺とあいつに近づくな!」や、
最後は公然でキス からの「こいつは俺の女だ!」発言。こんなの…こんなのこの人にしかできない!
嫉妬も最初はなんともないのに好意を持ってくれた途端めちゃくちゃしてくれる。そーいうの大好きですよ

そんな跡部景吾様が惚れる女とはどんなものなのか。
跡部ファンの害悪女から迷惑メールが来ても平気、ビンタされても平気で、事故を装い材木をこちら側に倒されて跡部様に助けてもらい、どうして跡部先輩にまで危害が及ぶようなことをするんだと涙していた。
自分の価値観と合わなければ跡部様の好意であっても好きじゃないとバッサリ言い切ってた。
かと言って気が短かったり当たりがきついわけではなく、彼の肩書きやオーラに圧倒されず普通に接することのできる女が選ばれるのだろうか。なるほど勉強になる…。
しかしこと恋愛に関しては鈍感すぎてイライラしてしまった。

跡部の女になるにはを考えた。
いろいろしてあげたくなっちゃう跡部様にこれ好き!これ嫌い!ってエケチェンムーブかます
それのみでは良さそうとは思えない。というかそもそも好きになってもらわなければならない。
勝ち気な女とは…そもそも自立して一人でしっかりしてる姿を好きになってもらえって感じではないだろうか。平素からも付き合えてもへなへな顔でなんでも靡いたりはしない鉄の意志が求められそう。難易度EXか

話は跡部様ルートへ戻る。
跡部様のはじめての納豆、はじめてのたこ焼き など庶民文化に触れられる貴重なはじめてのシーンを見ることができて興味深かった。
意外とそういう新しいものに垣根はないのかと思いきや学園祭中にまわったどの屋台も買わずに楽しまずにおしゃべりだけしていた。でも「忍足のたこ焼きは食うか」みたいな感じでそれは食べに行く。
思えば彼は、自分で食べたいと思って選んだもの、好意を持った女がすすめたもの、仲間が作る料理 しか食べていない!
仲間を信頼して大切にしている感じがする。
そもそもこの合同学園祭も、関東大会で氷帝が負けてしまったそのイメージをテニス以外ででも「勝つ」ことによって払拭し、部員を元気付け士気を上げようとして開催したものらしい。
「違うか?」って聞かれるけど何も違わない。好きだ。
テニス部200人全員の個性を把握し練習メニューを組んでいたり、学園祭運営委員長として責任感を持って指揮していたり、きっとものすごく大変だろうにそれをおくびにも出さない。
きちんと人のことを考えることができるし仲間のためにお金も手間も時間も惜しまない。
そういう姿に、なぜ跡部様がナルシストでも俺様でもこれほどまでに愛されているか理解することができる。人類が惚れる男だ。

そんな跡部様も後日主人公のひざまくらでねむねむで「俺様に…甘えろ……じゃないと……つまんねーだろ……」てきなことを言ってちょっと甘えたふうになってくれる。ものすごく良い。
本当の贅沢は金じゃなくて時間を使う、と一度目のデートの時に話してた伏線回収(?)で、庭で膝枕してゆっくり眠る時間を「贅沢ですね」「ああ」って会話している。すばらしい。プライスレスですね。

日吉はとんでもない人を目標にしようと思ったな…と思いを馳せてしまう。

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