私は、補聴器がなくてはほとんどの音声が聞こえない。
水の音、風の音、火がつく音。これらの音の存在を知っている。頬に風が当たる時、水がおでこに滴る時、火の暖かさが身体に伝わってくる時。聞こえないけど、聴こえてくる瞬間が好き。私の耳は森のようだ。耳を澄ますと様々な音が聴こえる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?