2021/8/15 成人のワクチン接種率が50%を超えた州に住むワクチン接種完了者への規制緩和に関する首相声明

8/15にムヒディン首相から、ワクチン接種完了者への規制緩和についての声明が発表されました。

ワクチン接種完了者とは

ワクチン接種完了者とは、以下の2つのグループに分けられます。
A: 2回接種のワクチン(ファイザー、AZ、シノバック): 2回目接種後から14日経過した人
B: 1回接種のワクチン(J&J、カンシノ): 接種後28日経過した人

声明文のかいつまみ翻訳

NRPフェーズ1の目的は、新規感染者数を減らすこと、ワクチン接種率を高めること、ICUの使用率を下げることです。8/13のノー長官の声明で述べられた通り、首都圏における努力の結果、入院が必要な陽性者の数が減少傾向に転じてきました。またワクチン接種プログラムの効果も確認できてきており、昨日ラブアンでは、新規感染者がゼロ人になりました。さらに全ての州において、ワクチン接種を受けている人のカテゴリー3〜5の患者の割合が減少してきていることが確認できています
このままICUの使用率にも減少傾向が見られることを望んでいます。

こうしたボジティブな傾向が見られるため、より広い経済活動における規制の緩和を行います。

今回発表する規制の緩和は、それぞれの州の成人へのワクチン接種完了率が50%を超えた州にのみ適用されます。また、これらの緩和の恩恵を受けられるのは、ワクチン接種を完了した人のみです。(例) 首都圏では、ワクチン接種率が8/14時点で64.7%に達しているため、この地域に住む十人でワクチン接種を完了した人のみこの緩和が適用されます。

NRPフェーズ1の地域: 8/16より次の11種類の営業を許可します
- 洗車店
- 電子・電気機器店
- 家・キッチン用品店
- 家具店
- スポーツ用品店
- カーアクセサリー店
- 車販売店
- 朝市・ファーマーズマーケット
- 服飾店、アクセサリ店
- 装飾品店
- 理髪店・美容サロン(カットのみ)

これらの業種において、別途定められるSOPの遵守を義務とします。また洋服店での試着室の使用は禁止します。入店前に、来店者がワクチンの接種を完了しているかどうかをMySejahteraで確認することも義務付けます。

フェーズ2の地域: 8/16よりフェーズ1の地域で許可された11業種に加え、さらに11業種の営業を許可します。
- 写真用品店
- リサイクルショップ
- 花屋
- ハンディクラフト店
- アンティーク店
- 玩具店
- カーペット店
- 創作活動用品店
- タバコ屋
入店前のワクチン接種完了の確認は必須です。

また、エッセンシャルではない業種の製造業、建設業の再開も許可しますが、従業員のワクチン接種完了者の割合によって、営業再開の規模を規定します(詳細は声明文を参照)。

運動目的での公園の利用の許可:
フェーズ1の地域でも8/16より、運動目的での公園の利用を許可します。ただしフェーズ1の地域では、公園内でのジョギング、サイクリング、運動のみを許可します。また、自宅の最寄りの公園の利用のみを許可します。ただし、公園の管理者はSOPが遵守されていることを確認してください。

ランカウィ島の観光特区の取り決め:
島内の住民の80%へのワクチン接種が完了したら、テストケースとして、国内のワクチン接種者に限りランカウィ島への観光を許可する予定です。

(おしまい)

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