2021/1/12 緊急事態宣言に関する首相会見のざっくり通訳

5州+連邦直轄領でのMCOの実施の発表から一夜空けた1/12に、突然国王が緊急事態宣言の発出の許可を与える声明を発表しました。

期間は最長で2021/8/1まで。ただし専門家委員会を立ち上げ、早期に宣言を終了できるかどうかを継続的に検討するようです。その決定を受け、2021/1/12の午前11時から首相が再度会見を行い、緊急事態宣言を発出するものと思われます。

ちょうど1件仕事がキャンセルになったので、またざっくり翻訳します。リアルタイムで配信する元ツイートはTwitterでご覧ください。通訳内容はまとめてこちらに転載していきます。

首相会見のざっくり通訳

皆さんこんにちは。アパカバァ~(仮訳)

<<YouTubeバグってます…>>

(皆さんこんにちは。アパカバァ~? (多分))

昨晩、内閣府の助言を国王陛下に奏上しました。2020/1/11から8/1の期間で、憲法の規定に基づき緊急事態宣言を発出する許可を求めました。国内経済への脅威は緊急事態宣言を発出する根拠となり得ます。

MCOを昨晩発表した際、新規感染者数が増加しており、減少するに至っていません。そのため、政府はさらなる対策を行うための力が必要です。そのことにより、国民すべてへの保険行政を展開することが可能です。

この緊急事態宣言は軍隊によるクーデターによるものではなく、夜間外出禁止令が出されるわけではありません。引き続き民政の政府が国民の生活を守ることを約束します。

国民の必要にあわせ、国王の権限によりさまざまな対策が行えます。例えば、私立病院の活用、必要な医療施設の建設なども可能になります。さらに、新型コロナ対策の包括的な対策が行いやすくなります。

軍隊は、警察のサポートや公衆衛生の実行のサポートを行います。国境の警戒もさらに強化します。

また、この宣言の発出により、SOPへの違反者へのペナルティーを引き上げることも可能です。経済活動における、買い占めや、必要品の価格の不法な引き上げに対しても厳しい対応が可能です。

この緊急事態の宣言は、州ごとの法律、宗教的な取り決め、民族ごとの取り決めを超えた力を持ちます。議会は招集されません。サバ州での出来事を受けて国民が選挙を望んでいないことを重く受け止めています。そのため、選挙も延長されます。私は選挙を行いたくない訳ではありません。選挙の延長は首相の責任として、国民の命を守るためです。これがイスラム教徒として最も重視していることです。選挙は、感染症の状況が落ち着き、選挙を安全に行えるようになった場合に行うことを約束します。

その間、すべての政治家は、それぞれの主張を脇に置いて国民の生活の向上に努めてください。

司法権は引き続き行使され、公正が国内で守られるようにし、私はその決定に関わらないことを約束します。

外国の投資家の皆さんへ。マレーシアは緊急事態を宣言したとは言え、安定した国家運営を続けています。去年から経済の復興のために最善を尽くしています。

国民の皆さん、政治家の皆さん、宗教指導者の皆さん、冷静さを保ち、協力して新型コロナを終息させましょう。マレーシアの国民の健康を守り、経済を守るための政府の努力を妨害するいかなる活動に対しては、厳しい対応を行うことを警告します。今回のアゴンの決定が、国内の新型コロナ感染症を終息に導くことを祈っています。

(おしまい)

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