2021/8/8 ワクチン接種が完了した人への移動制限の緩和策についての首相会見

2021/8/8午後4.30から、ワクチン接種が完了した人への移動制限の緩和策について、首相が会見を行います。ざっくり翻訳をまとめます。

https://www.youtube.com/watch?v=Q3gVlxSU8ng

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みなさんこんにちは。アパカバァ~? みなさんが元気に過ごしていることを願っています。政府は6/15にシステマティックにCOVIDを収束させるためのNRPを発表しました。これは科学的なデータに基づき、これまでの生活に戻れるようにするための計画でした。

その後、ラブアンと8つの州でフェーズ移行が行われました。プルリス、サラワク、ラブアンの皆さんはフェーズ3まで移行できました。まだ移行ができていない州にお住まいの方は、引き続き移行を実現するための行動を続けることが必要です。デルタ株の感染拡大は非常に早いことがわかっています。毎日の新規感染者が急増していますが、カテゴリ1と2の人が大多数を占めています。また、国としてCOVIDから国民を守るには、ワクチンの接種をできる限り多くの人に受けていただくことが鍵となると考えています。ワクチン接種率が上がると、より多くの経済活動を再開できます。

体内の兵隊とも言える免疫機構をワクチンによって強化しておくと、ウイルスという敵が体内に侵入してきても退治できます。市立病院やクリニックやNGOの助け、政府の努力とみなさんの協力により、現在ワクチン接種率は高くなってきています。現在までに1500万人の成人が1度目の接種を受け、800万人以上が2回の接種を完了しています。

ワクチン接種が始まった頃は、政府の接種政策に不安を感じた方も多かったと思いますが、現在良い成果を上げています。今年の8月末の独立記念日までに、成人人口の50%に対するワクチン接種が可能な予定です。

政府は次の3つの点を常に考えています。
1. 国民の健康と安全
2. 経済的な面
3. 国民の社交的な活動による生活の充実

政府は、みなさんがこのパンデミックで非常に疲れていることを理解しています。そのため、政府は2回のワクチン接種を終えた人に対する規制の緩和について保健省と協議を続けてきました。決定は科学的なデータに基づき、慎重に行われました。

ワクチン接種完了者とは、以下の2つのグループに分けられます。
A: 2回接種のワクチン(ファイザー、AZ、シノバック): 2回目接種後から14日経過した人
B: 1回接種のワクチン(J&J、カンシノ): 接種後28日経過した人

ワクチンの2回が終わっている場合、以下のような規制の緩和を行います。
- 入国時の隔離 (全フェーズが対象): 接種完了者なら自宅隔離が可能。マレーシア国籍保持者と、外国人でマレーシアに移住している人(PR、MM2Hを含む) = 観光ビザでの入国はまだ不可能なもよう
- 離れて暮らしている夫婦は地域・州またぎの移動を許可
- 両親がワクチン接種を完了している場合、離れて暮らしている18歳以下の子供と、州を跨いで会いに行くことが可能

宗教活動の許可 (全てのフェーズが対象)
- モスクでの礼拝(Solatのみ)の許可
- イスラム教徒以外の宗教においても同様に礼拝を許可
- ただし、州政府の規定に従うこと

社交的な活動の許可(フェーズ2以降)
- 地域跨ぎの移動の許可(検問で接種済証を見せること)
- レストランでの飲食の許可(接種済証を入店時に見せること): ただし感染リスクの高い行動のため、必要がある場合のみ短時間のみの利用とすること。17歳以下の子供も両親のワクチン接種が完了している場合、SOPにしたがって入店可能
- 接触を伴わない野外のスポーツも許可: 午前6時〜午後10時まで。クラブハウスの利用は可能(ただしシャワールームは使用不可)
- 同一州内の観光(ホームステイ、ホテルでの宿泊も許可)

これらの緩和は8/10(火曜日)から施行されます。詳細についてはMKNからさらに発表されます。
これらの緩和は、これまでのSOPを無視しても良いという意味ではありません。引き続きSOPの取り締まりは厳しく行われますので注意してください。また、SOPに違反した店舗については閉店命令や罰金が科されます。
(おしまい)

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