2021/12/1のオミクロン株に関する保健省の通達のざっくり翻訳

原文ツイートはこちら

新型のオミクロン株(B.1.1.529)の現在の動向と、マレーシアの対策について

GISAIDの公式サイトによると、2021/11/30時点で20か国でオミクロン株の感染が確認されています(うち18か国は輸入ケースです)。

これまでに得られている情報によると、オミクロン株には、スパイクタンパク質の26から32に変異があり、他の変異株と比較すると感染力が強いと見られています。また、感染歴のある人にも再感染する可能性が指摘されています。

マレーシア政府としての水際対策

オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国からの航空機の乗り入れ(乗り継ぎも含む)を制限します。
2021/12/1現在制限の対象となっている国は8か国で、南アフリカ、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエ、マラウィです。

オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国からの外国人の入国を一時的に制限します。これには、過去14日間に制限対象となっている国への渡航歴がある外国人も含まれます。

ただし、マレーシア国民と有効な長期滞在パスを保有する外国人(永住権、配偶者ビザ、MM2H、居住者パス)に対する入国制限は行いませんが、ワクチン接種の有無に関わらず、入国後14日間、政府の指定する隔離施設での隔離命令が出されます。また、出発前72時間前、入国時、隔離10日目にPCR検査を受ける必要があります。隔離14日目には、感染リスクの評価が行われ、リスクありと評価された場合は隔離期間の延長となります。

マレーシア人で、オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国として指定されている国への渡航を禁止します。

オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国として指定されている国との間のワクチントラベルレーン(VTL)の計画は延期されます。延期期間は、オミクロン株に関する情報がより詳細に分かってから決定されます。シンガポールとマレーシア間のVTLへの参加者は、入国後3日目と7日目に自己診断キットで検査を行い、その結果をMySejahteraで報告してください。

オミクロン株の流行が発生する国のリストについて

保健省は、オミクロン株の流行が報告されている国、感染が確認されて今後流行するリスクのある国について日毎の確認と評価を行います。

入国地点での水際対策の強化

入国時の自動ゲートの使用をしばらくの間停止します。

オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国として指定されている国を出発地とする乗客を乗せた航空機は、KLIAにのみ着陸できることとし、空港当局は特別ゲートと特別通路を設置し、健康チェックや隔離の手続きが円滑に行えるようになります。

乗り入れる各航空会社は、オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国として指定されている国からの乗客の有無を確認する責任を負います。該当する乗客がいる場合は、KLIAの保健当局に連絡し、必要な対応の準備ができるようにする必要があります。

外国人留学生と外国人労働者について

オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国として指定されている国からの留学生と労働者の入国許可を延期します。

ランカウイ島の観光目的での入国について

オミクロン株の流行が報告されている国、または流行が発生するリスクの高い国として指定されている国からの人、または14日以内に該当国への渡航歴がある人はプログラムに参加できません。

ランカウイ島居住車のマレーシア人で、該当国から帰国した場合、KLIAから入国できますが、14日間政府の指定する施設での隔離命令が出されます。

外国人オミクロン株の陽性となった場合は、私立病院へ隔離入院となり、費用は全額自己負担となります。

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