2022/4/27 カイリー保健大臣のSOP緩和の発表記者会見のざっくり翻訳

4/1からエンデミックへの以降フェーズに入りました。医療体制は安定しており、COVID-19感染者の入院者数も順調に減っています。ワクチン接種やSOPの遵守など国民の協力があったためだと思います 新規感染者数の減少に伴い、保健省はCOVID-19の感染拡大を抑える方法について協議を行いました。

1. テスト&リリース COVID-19に感染した場合、陽性の結果が出た日から7日間の隔離が必要です。ただし4日目以降に専門家の実施するRTK-Ag検査で陰性となった場合、隔離は終了します。この検査は先日発表があった通り、ビデオ会議システムを使用した検査も可能です。

2. 店舗に入店可能な人の条件 ワクチン接種ステータスに関わらず、店舗や施設を利用できます。入口ではワクチン接種ステータスの確認は不要ですが、入店者が「ハイリスク」またはHSOかどうかの確認が必要です。

3. 外国からの入国時の検査について 13歳以上でワクチン接種完了者、COVID-19への感染歴があり治癒してから6-60日の人、12歳以下の児童は、出発前のPCR検査と到着24時間以内のRTK-Agテストは不要です。ただし、ワクチン接種未完了者は引き続き検査・隔離がこれまで通り必要です。
入国時にCOVID-19の症状が出ている場合は、その場で専門家によるRTK-Ag検査が求められます。全入国者は、引き続き入国時にMySJのトラベラーズカードの提示が求められます。

4. 入国時の旅行保険の加入 外国人の旅行者は、旅行保険の加入が不要になります。

5. マスクの着用 建物内、公共交通機関(eハイヤーを含む)の利用時のマスク着用は引き続き必須です。違反時には罰金が課されます 屋外でのマスク着用は任意とします。しかしマスクの着用が推奨されます。屋内であってもマスクを外せるのは以下の場合です。
- 運動時
- 自分しかその部屋にいない場合
- 飲食時
- プレゼンテーション時
マレーシア政府は、マスクの着用は自分や周りの人(特にリスクの高い人や免疫系の疾患を持つ人)を守るために有用であるとの認識を持っています。屋外では感染リスクは少ないものの、政府は引き続きマスクの着用を推奨します。バザーラマダン、パサマラム、スタジアムなどの屋外でも大勢の人がいる場合、症状が出ている場合は着用を推奨します。ワクチン接種未完了者、感染リスクの高い人、免疫系疾患を持つ人も屋外でも着用を推奨します。着用していない場合、近くのお年寄りからマスクの着用を求められた場合、ぜひその人のためにマスクを着用してあげてください。コミュニティーとしての感染対策だと考えてください。

6. ソーシャルディスタンス これまでのSOPでは1mの距離をとるように求めていましたが、このSOPは撤廃されます。ただし政府としては、マスクを着用していない場合ソーシャルディスタンスの確保を推奨します。

7. MySJのQRコードのスキャン 今後不要となります。ただし、MySJ Traceの機能はオンにすることを推奨します。ハイリスクのステータスの人は店舗に入店できません。MySJは引き続きCOVID-19対策で重要な役割を果たします。MySJのホットスポットトラッカー機能は、今後COVID-19の他にも、狂犬病、風疹、手足口病、デング熱の感染が拡大した地域をお知らせするために使用されるようになります。

8. 挨拶に関するエチケット 挨拶は許可されますが、手が常に清潔に保たれるようにしてください(保健大臣が壇上で副大臣と握手し、その後ハンドサニタイザーで消毒しました)。

これら全てのSOPは5/1から施行されます。

これまでネガティブリストで禁止されていた経済活動は、5/15より再開可能となります。

質疑応答

Q: 5/15で子供向けのワクチン接種プログラムが終了しますが、ワクチン接種率が低い状態です。今後の計画は?
A: 今年5歳になる幼児の分、陽性で受けられなかった幼児の分は確保していますが、5/15が最終日となります。ワクチンの使用期限が関係するため、延長は不可能です。子供向け接種会場の設置などによって接種を進めてきましたが、接種させたくない保護者も多く、予想では接種率は40%ほどにとどまると思われます。5/15以降はシノバックワクチンの有料接種が利用できます。ファイザー接種はできなくなります。

Q: ナイトクラブも5/15から再開可能なのですか?
A: ナイトクラブのみがネガティブリストに指定されていた唯一の業種でした。なので分かるでしょ…😏

Q: ノー長官の日次報告がなくなるとのことですが、いつからですか?
A: 明日が最後で、以後は週ごとの報告となります。

Q: 現在新規感染者数が減少傾向にありますが、これは国民がハリラヤを祝うために報告を怠っているからだと思いますか?
A: フフフッ…。報告数は確かに減少していますが、それでも5万件以上の報告が毎日寄せられています。大事なのは陽性率です。報告数が少なくなっても、陽性率は6%です。ここから、陽性率が低く抑えられているので、全体のトレンドを把握することが可能です。5/1からMySJの入店時のスキャンが不要になりますが、引き続き検査と報告は必要です。今重視しているのは、症状の出た人がしっかりとした治療を受けられることです。

最後に強調しておきますが、マレーシアのパンデミックはまだ終わっていません。現在パンデミックが発生している中にいます。新型株も発生していますので、引き続き注意を怠らず、ハリラヤの帰省を楽しんでください! (おしまい)


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