金曜日の恋人たちへ
お蔵さん出演の2000年1月~3月のTBS連続ドラマについての備忘録です。
あらすじ
総合商社の巨大ビルを舞台に展開されるロマンチックで切ないラブストーリー。切ない恋と取り巻く人間模様を、等身大にリアルに、なおかつ明るさと爽やかさを失わずに描いてゆく。
商社に勤めるまどか(藤原紀香)は、男社会の食糧事業部の営業として必死に働いていた。
だが、トラブルが続いた上、大事な手帳をなくしてしまう。地下のゴミ集積場で手帳を探すまどか。そこへガードマンの春樹(高橋克典)が現れ、
一緒に探してもらう。
翌日、大規模なリストラが行われ、まどかの所属する部署は解散することに。まどかは常務の黒田(古谷一行)に呼び出され、自分の秘書になるように言われる。
主なキャストは以下の通り。
藤原紀香/高橋克典/水野真紀/伊原剛志/坂口憲二/田口浩正/
鈴木砂羽/黒谷友香/古谷一行/野際陽子
さてさて、肝心の我らがお蔵さんですが、
主人公まどかの親友である香織のお見合い相手(ボンボン)という役どころ。
ボンボンですよ、皆さん。(強調しなくていいよ)
どのくらいのボンボンなのかというと銀行の御曹司らしいです。
あら~!それはわたくしが代わりにお見合いしたいですわね~って感じです。(テンションの上がり方おかしい)
ところで、この当時のお蔵さんの知名度はというと、まだ高くなく、
この年の秋から放映されるNHK朝ドラ「オードリー」で、一躍スターダムにのしあがっていくわけです。
つまるところ、出番は、ほぼないです。
モブキャラに近い扱いでセリフもほぼなく、せっかくいい表情しているのに見切れてる始末です。
「うちの子をもっと映しなさいよ!!見切れているじゃないのよ!!」
と、学芸会で我が子をシンデレラ役にしろ!と言うモンペの如く騒ぎたてます。
まぁ、しょうがないですよね。こういう下積みを経て、皆成長するわけですもんね。所謂、当て馬ですけど、キャスティングして頂いたこと自体にセクシーサンキューです。(意味不明)
話を戻して、1話では、物語終盤にお見合い写真が披露されるにとどまります。
それでは聞いてください。
「銀行の御曹司で顔はそこそこいいお見合い相手」
です。どうぞ。
主人公たちに、「顔はそこそこいい」と褒められているのか、貶されているのかよく分らん扱いを受けています。(笑)(笑わないの)
でも、確かにまだ垢抜けていないので顔は"そこそこ"かも知れません。(失礼)
そんなそこそこ男、山下真人さんは実質2話から出演になります。
しかしながら、お見合い相手の香織とかいうメンヘラ女が色々と引っ搔き回す故、6話で退場の憂き目ですよ。なんてこった!(口が悪い)
レギュラーキャストじゃないので、しょうがないのですが、それからも一応最終回まで見たおぞんを褒めて欲しいですね。
というのも、トンチキドラマすぎて、全く共感できない作品でしたし、あらすじを調べて、初めてロマンチックで切ないラブストーリーだったのかと知りました。(笑)
ドラマの総評は後程チラっと記すとして、肝心のまーくんですが…
先ほどの通り、1話はラストにお見合い写真のチラ移りのみです。
2話は、ついにやって来た!お見合いシーン!があるものの、まさかのほぼセリフなしです。オーマイゴッド!
はりついたぎこちないスマイルがなんだか不気味ですし、
あれま?ささやき女将のようなマミーが隣に鎮座しているではアーリマセンカ!
さてはこやつ、、マザコンだな!?!?!
3話では、白い新郎のお召し物でレアキャラ感倍増です。
そして、正真正銘のマザコンっぷりに別の意味でニヤけが止まりません。(ゲラゲラ)
4話、「あなたじゃどうしてもダメなのっ!!」と婚約破棄されるマザコン。やはり蔵之介希少種の予感です。
どんどんネタバレをしていて大変申し訳ないのですが、正直お蔵さん目当てで見るなら、お蔵さんの部分だけ見て頂くので十分かと思います。
良心の呵責を感じ、(ほんとかよ)最後の2話分については特に書き記しませんが、登場シーンはどの話数でも5分程度です。
6話に紀香との対峙シーンがあったことだけが唯一の救いだったような気さえしてきました。
えー、正直、お蔵さんが出演していなかったら、見ない作品ですね。
何がそんなに気に食わないのか、色々と考えてみましたが、
やはり20年近く前の価値観が肌に合わないということでしょう。
この当時の価値観は、女の幸せ=恋愛→結婚→出産でした。
しかも30歳を目前に結婚するようなパートナーがいない。という状況がダメというレッテルがある。ここら辺がまずもって現代の価値観と全く合っていないのですね。
それがこのドラマ自体を楽しめなかった要因の一つにあると思います。
おまけに、その価値観によってメンヘラになっちゃった水野真紀演じる香織がめちゃくちゃウザくて見るに堪えなかった。
そんなに恋愛を主軸にしてるんだ~( ゚Д゚)!という驚きと、
そら、寄りかかるもんが恋愛しかない(という幻想を抱いている)時代を象徴しているわけだ。なんて思いました。
結局、何がしたかったのかよく分らんドラマだったし、恋愛ドラマでよくある、すぐに恋に落ちるっていうのも正直おぞんにはヨクワカラナイ。
レンアイッテムズカシイネ。
と感じた作品となりました。
お蔵さんの為に過去作漁る方は2話から6話を倍速で見るのがよろしいですね。(コラ)
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