王国民に捕獲された一般人によるCandy tuft感想文
この記事はゆかりっくAdventCalendar2020の8日目の記事です。
はじめに
十中八九はじめまして。くらと申します。
まず初めに、一番大切なことからお話しさせていただこうと思います。
私は王国民ではありません!!!!!!!!!!
「いやじゃあお前誰だよ」「なんで部外者がアドカレ書いてんだよ」と思ったそこのあなた__そうですね、僕もそう思います......
ほんとになんで書いてるんだろ......
経緯
事の始まりは12月2日の0時過ぎ、たまたまTLに流れてきたゆかりっくAdventCalenderのツイートを見た僕のツイートに始まります。
このツイートが、王国の方の目に留まったようで、
こうなって、
こうなって、
なんやかんや色々あってこうなりました。
あの時の王国民の皆様の一体感たるや、目を疑うほどの連携力と手際の良さだったのですが、ここでそれを書くとそれだけで記事が終わってしまうので、今回は割愛させていただきます。マジで震えました......マジで。
自己紹介
ここまでで「なんで部外者がアドカレ書いてんだよ」というWhyの部分はご理解いただけたと思うので、次は「お前誰だよ」のWhoの部分に簡単にお答えしていきたいと思います。
名前:くら
産まれ:三森すずこさん現場
育ち:TrySail現場
現住所:DIALOGUE+現場
大体こんな感じです。
ちなみに小さいころお母さんに「視野を広く持ちなさい」と言われて育ったので日頃から参加可能な現場には可能な限り参加するようにしています。具体的にこれまで単独ライブに参加したことがある現場(敬称略)を挙げると、内田真礼、石原夏織、水樹奈々、小倉唯、水瀬いのり、東山奈央、伊藤未来、内田彩、尾崎由香、i☆Ris、スピラスピカ、藍井エイル、ナナシス、スタァライト、CUE!、etc...という感じです。
でも地元愛は強いタイプなので今でもみもりん現場が一番のホームです☆
そんな僕ですが、これまで機会に恵まれず、田村ゆかりさんのライブ・イベントには1度も参加したことがありません。歌唱されている楽曲についてもあまり聞いたことはなく、「ゆかりんの曲で好きな曲は?」と問われれば「秘密の扉から会いにきて」や「恋のヒメヒメぺったんこ」が出てくる程度、ライブ映像も先日ゆかりっくFesの映像をたまたま見せていただく機会があった程度、そんなクソ雑魚オタクです。
ですが今回は先にも述べた通り、「国外の人が曲を聞いてみた感想」が求められていたため、そんなクソ雑魚オタクに白羽の矢が立ったという次第です__ほんと白羽の矢刺されすぎてハチの巣になるかと思いました。
本題:田村ゆかりさんの曲を聞いてみた感想
さて、前書きが長くなってしまいましたが、そろそろ本題である田村ゆかりさんの曲を聞いてみた感想に入っていきたいと思います。
とはいっても、無作為に曲を選んで感想を書く......というのも素人の僕としては難しいので、今回は先日たまたま配布していただいた最新アルバム「Candy tuft」に絞ってその感想を書いていきたいと思います。
1. Only oneのあなたのせいよ
この曲もそうですが、初めてCandy tuftを聞いたとき、僕は「アルバム全体を通して恋を歌った曲が多いな」と感じました。調べたところ、「Candy tuft」というアルバムのタイトルは「イベリス」という花の別名らしく、その花言葉も「心をひきつける」「初恋の想い出」「甘い誘惑」など、恋にまつわるものが多い、ということを知りました。
この曲は、そんな恋がテーマのアルバムの1曲目ということで、まさしくアルバムの顔と言えるような1曲だと思います。
軽快な前奏→いきなりのサビというもう誰が聞いても間違いなしのキャッチ―な流れから始まり、歌詞も曲も歌い方も、すべてが明るく軽快で、ライブで盛り上がること間違いなし!僕は聞いているうちに自然と身体が動き出してくるようになりました。いつか生で聞いてみたい1曲です。
個人的に好きなポイントを挙げると、サビの「抱きしめて欲しい」の「て」の歌い方がとても好きです。中毒になりそうです。
あとは最後の「Only oneでいたい Foever」のところもテンポの良さと最後の長音の相乗効果でめちゃめちゃ好きです。1曲目にして好きしか言えなくなってきましたね。語彙力の滅亡。
2. BITTER SWEET HOLIDAY
明るいイメージの1曲目とは打って変わって、ジャズ調で少し落ち着いたイメージの2曲目。歌詞もその名の通りBITTERでSWEETなHOLIDAYという感じで、恋人との休日を描いた情景が容易に思い浮かんできました。MVとか作ってほしい。
全体的に気だるげな歌い方が曲のHOLIDAY感をとても引き出していて、中でも「あと少しだけ眠らせて」のところは歌い方があまりにもすごすぎて初めて聞いたときは「うぉお!?」と部屋で1人で奇声を上げたのを覚えています。ほんと1人の時でよかった。
あとは「そーんなこーとしないよ!」のところもかわいさに寄せた歌い方がとても胸にぐっと来ました。ここだけリピートで3回聞いたりもしました。好きです。
3. Under Lover
明るく軽快な1曲目、比較的おとなしめな2曲目ときて、またアップテンポで盛り上がる3曲目。個人的にはこういうテンションの上げ下げが続くアルバムは大好きです。
しかし、同じく盛り上がる1曲目と比較すると、明るくかわいいイメージだった1曲目と比べて、こちらは歌詞や歌い方が小悪魔的というか、大人びた印象を感じました。同じ恋の曲でもこっちは主導権を握っている感じがします。
また、あっちは「ライブで盛り上がる」と表現しましたが、こっちはライブだと「ダンスや表情が映える曲」というイメージです。これも是非現地で見てみたい1曲。演出なんかもどうなるか気になる。
この曲で一番好きなのは「Wide で long で ~~」のところの流れるような歌い方です。同じ歌詞が曲中に2回登場しますが、1回目と2回目では歌い方が微妙に違ったりしてそれもまた良いです。個人的には2回目の歌い方が好きですが1回目も捨てがたい......葛藤。
4. 嘘
ここにきてこのアルバムはじめてのバラード曲。ピアノ前奏から始まるバラードっていうだけでもう強いですね!しかも曲が進むにつれてそこにストリングスと鈴(?)の音色が徐々に足されていって、もうなんとも言えない最高の音色に仕上がっています。ほんとに好き。
バラード曲というとやはり歌唱力の高低がそのまま曲のクオリティに直結すると思います。しかしそこはやはりこれまで数々の楽曲を歌い上げてきた田村ゆかりさん、経験に裏打ちされた確かな歌唱力に圧倒されました。初めてアルバムを聞いたときに、そのあまりの歌唱力に「ヒェェエ......」と変な声が出てしまったのを覚えています。このオタク奇声ばっか上げてますね。
中でも特にサビの歌声がすごくて、静かなのにめちゃくちゃ力強い歌声には本当に感動しました。しかもサビを繰り返す度にその力強さがどんどん増していって、ラスサビは本当にすさまじいことになってると思います。
アルバムを通して個人的に1番好きな曲です。
5. 新月のpollen
2曲連続でのバラード。しかし先ほどの嘘とは全く違ってこちらは比較的低い歌声が中心の曲となっています。歌い方もその分大人びていて、曲の世界観もガラッと変わっています。ほんとにさっきまでとは全く違うバラードになっていてぶったまげました。
それもこれもやはりその高い歌唱力の為せる業というか、田村ゆかりさんじゃなければここまで歌声だけで世界観を変えることはできないだろうな、と感じました。しかも2曲連続で聞かされる曲順のせいもあってその変化がめちゃくちゃ強く感じられるようになっていて、これは本当に自信がないとできない曲順だと思います。シンプルにすごい。
また、ここまでの曲で、バラード曲以外でも1音1音を丁寧に歌っているイメージがありましたが、この曲はその中でも特に丁寧に歌い上げられているように感じました。その分歌詞に込められた感情や思いが強く伝わってきて、特にラストの「わかっているでしょう」のところなんかは鳥肌ものでした。
いやホントにすごい。すごすぎてさっきからすごいしか言ってない気がします。
6. Bad eclipse
2曲続いてのバラードの後、突然バキバキの前奏が流れ始めてもう感情がどこかに飛んでいきました。結果残った身体だけが勝手に暴れています。そんな曲です。
いやーもうほんと、元々こういったバッキバキにかっこいいは大好きなんですが、そこにさらに輪をかけて落差というか、緩急というか、とにかくギャップに弱いんですよね。さっきまでのバラードで感傷的になっていたところにこんな曲ぶち込まれたらそりゃもう好き。大好きになっちゃいます。
特にサビの「燃えそう」の「燃」の音の伸ばし方がめっちゃ好きです。仮に生でこの曲を聞いた日にはもうここだけで文字通り燃え尽きて真っ白な灰になる自信があります。
あとは1番のサビで盛り上がるだけ盛り上がって爆発した後の2Aメロの少し抑え目な歌い方もめっちゃ好きです。というかもう全部好きです。
7. 涙のち晴れマーク
バッキバキのロックのお次はポップなイメージのこの曲。ほんとこの感情が常に揺さぶられ続ける曲順考えた人は天才だと思います。しかもその中で唯一似た系統の曲で攻めたのがあのバラード2曲。いやぁほんとに天才。考えた人と1度飲みに行きたい。
この曲自体はまさに昨今のアニソンの王道といった感じの曲調で、抑えるべきところをしっかり押さえていると思います。たぶんそれなりにライブとか行ってる人だったら現場で初見で来ても無意識に乗れる曲。落ちサビとかもう特に「それ!それを待ってた!!」って感じでほしいところにちゃんとパスを投げてくれる曲です。
それだけわりやすい分、これもまたその歌唱力の高さであったり、1音1音の丁寧な歌い方だったり、これまでに感じてきた田村ゆかりさんの個性が抜群に発揮されているように感じました。そしてそれらがちゃんと1つにまとまっているのがこれまたすごい。
このアルバムの中でどれか1曲だけを人に勧めるとしたら、僕はこの曲を選ぶと思います。
8. Catch me Cats me
ここにきてこのアルバムで1番「かわいい!!」って感じの曲です。個人的に今回のアルバムを聞く前までは、こういうかわいいに寄った曲が多いのかな?というイメージだったのですが、ここまで予想外の曲が多かったせいもあって逆に新鮮な気持ちで聞くことができました。
ですがそこはやはりイメージ通りといいますか、こういうかわいい系の曲を歌うとやっぱり強い。というかイメージを超えています。もはやかわいいが爆発している。
個人的に好きなポイントを挙げるとするならば、やっぱりサビの「好きすぎて 好きすぎて」とか「追いかけて 追いかけて」と繰り返すところです。少し気だるげな歌い方も相まって、一番かわいいがはじけてます。かわいい。
ちなみに関係ないですが僕は猫派です。
9. 楽園巡礼 ~ Pilgrim of Eden
いやもう始まった瞬間ワルツで「好きです!」ってなりました。どうもこんばんは、3拍子大好きおじさんです。
3拍子大好きおじさんなので3拍子なだけでもうこの曲が好きなのですが、この曲はそれ以上に曲の雰囲気といいますか、曲と歌詞の世界観がしっかりと表現されていて奥深さがあります。
これは今回のアルバムを聞いて感じたのですが、田村ゆかりさんはこういう少し落ち着いた感じの世界観を表現するのが本当にお上手だと思います。曲の世界観に聞き手を引き込む力のある歌声が本当に素敵です。
僕もこの曲の世界観に引きずり込まれてしまったので当分逃れられないかもしれません。
10. La La Love call
ついにアルバム最後の1曲。最初の1曲目の時に「アルバムの顔といえる曲」という表現をしましたが、この曲はまさしく「アルバムを締めくくるにふさわしい1曲」だと感じました。
僕は別に楽器をやっていた経験とかもないので、音楽的なことは何もわからないのですが、この曲を初めて聞いたときに「あっ、これはライブの最後できたらめっちゃ高まるやつ~~~~!」ってなりました。なんなら泣いてるかもしれない。
歌詞もまさにそんな感じの曲で、「また逢えるかな」や「未来」「約束」など次への希望を示すような言葉が多いように感じます。ライブだとその辺でエモくなって涙を流しがちですが、アルバムとして、最後にこの曲を持ってきたということは、ファンにも「次」を届けようとしてくれているのかな?というそんな気持ちになりました。
涙の永遠の別れというわけではなく、「またね」というような笑顔の別れ、それをアルバムの最後に持って来るあたりファンへの思いを感じました。
この曲が最後にあるだけでアルバムの完成度が5割増しになった気がします。本当に完成度の高い最高のアルバムだと思います。
まとめ
今回、ひょんなことからアドカレに参加することになった僕ですが、ここまで真剣に1つのアルバムに向き合ったのは初めての経験でした。その分、自分にとっても大変ためになる経験になりました。参加することができてよかったです。
めちゃくちゃな文章で、王国のこともよくわかっていないのでもし失礼な表現等あったら申し訳ありません。
最後になりますが、今回は貴重な機会をいただきありがとうございました。またどこかで関わることがありましたらその時はよろしくお願いいたします。
追記
もし気が向いたら、僕が今1番はまっているDIALOGUE+について書いたこちらの記事も読んでいただけると嬉しいです☆
損はさせません☆
以上。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?