会社設立から2年を終えて今、想う事。
株式会社オコソコの誕生
2018年6月29日に株式会社オコソコは誕生しました。鹿児島県南九州市頴娃町という場所で2005年からまちづくりや観光プロジェクトを進めていたNPO法人頴娃おこそ会に2017年2月に私が加わり、これまでの取り組みで事業化できるものを株式会社で持続可能に運営をしつつ、新しい事業や雇用を作ることをミッションにこれまで2年間走り続けてきました。
この2年間色々あったんだけど、そしてこれからもいくつも壁がやってくるんだろうけれども。それでも、階段を1段ずつ昇り、転げ落ち、また昇りを繰り返しながら今後も進んでいくことだろう。笑
昔に比べて会社作るの簡単にはなったけど、具体的に会社を作るってなるとそれはもう大変で。なんだろう、知らない事が多すぎて、効率も悪すぎて、頼みたくてもお金もない、制度も知らない(会社設立の補助や事業資金の補助金など)、そして、そんな自分にイライラして。笑 今となってはこうすればいいって分かるんだけど、何事にもまずは自分でやってみて分かることが大量にあったと今振り返ると思う。
「感謝の念」
会社設立にあたり色んな方々にお世話になりました。特に設立してからの1期目の決算である半年間を支えてくれた方々を振り返る。
・まずは共同創設者であり弊社プロデューサーの加藤。鹿児島のまちづくり界のレジェンドで観光養殖場「タツノオトシゴハウス」も経営している元商社マン。猪突猛進、とにかく現場が大好きな方。決して諦めないし、どうすればやるかをとにかく考え続ける、20歳年上の私の人生観を変えた人です。
・設立当時から半年間、会社の経理の基盤を作ってくれた森本くん。歳下とは思えないほどの経験と知識を備えたスーパーマン。何もわかっていない当時(今も?)の自分を幾度となく陰で支えてくれていたと今振り返って思う。ありがとう!
・1ヶ月間インターンにきてくれた大学生の大地、今年もインターンに戻ってきてくれていて、来春からついに社会人!
・会社のロゴ、Webサイトを作成してくれたチャコ。オコソコのスタッフではないけど、何か若干スタッフよりな感覚が僕はある。2021年も一緒に仕事をしていくことができそうで本当に心強い。実は高校からの同級生だけど当時、当時は顔を知っている程度だっただけ。10年後にこんなにも仲良くなるとは全然思ってなかったよ。笑
という感じで、多くのメンバーが会社を支えてくれたのは言うまでもない。本当に感謝しています。ありがとう。
2期目になってからは、新しく顧問として川野拓矢さんを迎えオコソコの
事業全般のサポートをしてもらう体制へと変化しました。
また2019年の夏場には宿の運営を移住してきたかざりちゃんや歩くんが宿の清掃やチェックイン業務を担ってくれた。
おかげで8月の売上は当時過去最高になった。それは利用して頂いたお客様やクライアントとして共に伴奏してくださった方々がいてくれたからこそです。本当に感謝です。
3期目に入った2020年1月からは宿事業マネジャーに東京から移住してきた若いスタッフである青木を迎え、顧問川野、プロデューサー加藤、代表蔵元という新体制でスタートをきりました。
1年ずつメンバーが増え多様になっていく会社にワクワクした。これまで属人的な判断からメンバー同士で話し合って決めていくプロセスが何よりも変えがたい財産になっていると確信した。でもまだまだ創設期なので荒い部分や仕組みやルールがない事ばかりだけど、少しずつ作ってきている。
新型コロナウイルスという見えない不安との戦い
2020年は新しい体制になり今年もやるぞ、と意気込んでいた矢先に「新型コロナウイルス」が発生し、世界中に感染者が広がった。無論、日本で大きな影響を及ぼし、観光宿泊事業者でもある弊社は3月4月5月と大ダメージを受けた。前年比売上高9割減という数字。世の中が経済をさせてくれないんだから仕方ないという論理も分かるが、僕にはあまりにも大きな高い壁となり押し寄せてきた。
お金はどうするのか?今後の事業は?経済の影響と観光はどうなるのか?いつになったら戻るのか?戻らない場合はどんな社会が待っているのか?社内メンバーの士気はどうか?3ヶ月もの間色んなことを考えることになったのは言うまでもない。おかげで(?)色んな書類も書いたし、自分の人生プランの想像以上の借金もたくさんしました。(笑)
事業者としての責任
現在、弊社は宿泊観光事業、空き家不動産事業、コミュニティデザイン事業3つの事業を軸にしている。事業内容は宿、シェアオフィス、シェアハウスの運営やSUPやまち歩きのガイド、空き家不動産の利活用のトータルサポートや小規模のリノベーション施工、行政の事業の企画立案や小規模事業者への事業支援も行っている。
まちに必要な役目として今後も事業を通して責任を果たしていければいいんだけれど、「楽しい」「ワクワクする」「必要だよね」を軸にオコソコとしてやれることを引き続きやっていければいいし、それを誰にとってやるのかを明確にして、色んな手段を選んでいける会社でありたいと思う。
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