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時間は限られている、だから使い方に気を付けなければならない

1日は誰もが24時間です。同じ時間を私たちは共に生きているということになりますが、何故か幸せな人や不幸な人がいます。生まれ落ちた環境によって人格が形成されていき、それによって幸不幸は分かれるのかもしれませんが、何よりも大きな分岐点は「時間の使い方」です。努力する時間を多く作った人間は豊かになり、堕落した人間は貧しくなる傾向に当然あります。それならば、とにかく努力さえすれば豊かになれるわけですが、そう単純な話でもありません。何故ならば努力することは労力だからです。はっきり言うと「面倒くさいからやりたくない」という感情が表れるということです。

面倒くさい気持ちもわかりますが、いつまでも何もしなければ人生を本当に楽しむことは難しく、何かをやり遂げる達成感を得ることもできません。そのため努力する時間というのは作らなければいけません。ただそれができないから困っている人は「1日をスケジューリング」してみてください。1日のうち色々とやることはあると思いますが、全く勉強や努力する時間を作ることはできないでしょうか。多くの方が少しの余裕はあるはずなんです。そしてその時間を娯楽に使うわけです。もちろん娯楽を否定はしません。ストレス解消や気分転換するのにも、楽しめるものは必要です。

しかし、娯楽に使う時間は増えすぎればそれだけで人生は終わっていきます。「勉強したいな」とか「もっと頑張ろう」と思っていてもそれだけでは意味がなく行動しなければいけません。ところがそう思って実際にやってみようとすると簡単なことではないことがわかります。家に帰って勉強をしようと思っても周りには誘惑だらけです。そんな中で「自分の意思」だけで自分の行動をコントロールするのは至難の業なのです。それならば「時間を管理」することにしましょう。時間であればルールにしてしまえば、コントロールが簡単になります。

1日のスケジュールが7時に起床して9時から仕事で20時から自分の時間にできるとしたら、まず21時までに食事を終わらせます。この時にはYouTubeやテレビを娯楽目的に視聴するのは良いと思います。そして21時から30分程度は自由にしても良いでしょう。21時30分から勉強などをするのです。時間と1時間など「続けられる時間」に設定してください。1時間勉強したらあとは自由にして0時くらいに就寝して次の日7時に起きるということです。1日の中で「1時間だけこれをやる」と決めて、そこに向かうまでのタイムリミットを気にしながら生活するのです。そうするだけでも、大きな違いが生まれます。

1時間の勉強では意味がないと言う方もいるかもしれませんが、継続させることが最重要なのです。むしろ続けること以外は考えなくても良いくらいです。1日少量でも今までの何もしてこなかった生活と比べたら雲泥の差があることは誰でも簡単に想像できるのではないでしょうか。積み重ねることが重要であり難しいことなのです。その難しいことを実行するためにも時間を整理して行動することが大切なのです。

それも最初は面倒に感じることでしょう。しかしやってみてください。人間は「慣れる生き物」なんです。継続していると次第に普通になっていき努力という意識もなくなり、当たり前の行動になります。それが自分を成長させてくれます。運動が習慣になっている人間にとって運動というのは努力ではなくなっていきます。ただ毎日行っていることでしかなく、当然のことなのです。それでも体型はしっかりシェイプアップされて周囲からは「何かやってるんですか」などと聞かれたりもします。本人が努力とは思わなくても継続することは本人の実になるのです。

私も実際に1日1時間は読書の時間を設けています。最初のうちは「今日も読まなきゃいけない」という意識もありました。しかし自然と「次何読もう」と考えるようになっていました。何であろうと人間は慣れると思います。その人間の習性によって怠惰な毎日を過ごしているわけでもありますが、必ず変えることはできます。

そのために最初にやらなければならないのは自分自身の現状に真摯に向き合うことなんです。もう目を背けるのはやめにしましょう。いつか何とかなるとか考えていても何も変わることは絶対にありません。私も昔「きっと幸せになれる」と自分が何もしなくても幸福が待っていると思っていました。それは完全な大間違いだったのです。自分で気付くしかないのです。そして自分で始めるしかないのです。

最初から生活の全てを変える必要がありません。そんなの無理に決まってます。自分でできる範囲で変えていくのです。それさえできれば少しずつ生活の中に成長するための努力を挟み込むこともできるようになります。今の自分で何一つ不満が無く「絶対に後悔しない」と断言できるなら今のままで良いです。しかし少しでも危機感があるなら変えましょう。誰しもが一番若いのはこの瞬間なのですから。

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