禍話リライト「現代落語 狂骨リベンジ」
※怖くはありません。
※ネタ要素改変様々ありますので、何でも許せる人向けです。
※がごぜ要素があります。
※がごぜはいます。
違和感のある部屋だった。
恐らく半地下であろうそこには、高所にある小窓しか光源がない。
一筋の光しか入らぬ薄暗い室内では、鉄格子以外の全ては輪郭としてしか認識できない。光の中できらきらと反射する埃からは、あまり清潔では無い部屋だと予想できる。
だというのに、その部屋には臭いが無かった。薄暗く、窓の小さい地下室なら漂ってきそうなカビ臭さが微塵もない。