癒しと支え

波の音を聞いている
神田さんのうしろ姿を見ていたら、

昔のことを思い出しましたので
書いてみます。


辛いとき、泣きたいとき、苦しいとき、
私はいつも海を見に行きました。


楽しい時は、、、
なぜか足が向かなかったです。

海には不思議な力がありますね。
とてつもない包容力があります。

寄せては返す波をいつまでも
見ていました。

家から近くて、
心癒される秘密の場所。

崖の上の1畳ほどのスペース。
眼下に海が一望できて、
とても眺めのいい場所がありました。

そこは私にとって特別な場所でした。
ビーチから眺める海とは違う大海原。

ある日、、、


『いのり(本名ではありません)、
死にたいと思ったときにね、
周りを見るんだよ。
1匹だけ何かがいたらね、
それはおばあちゃんだよ。
姿を変えて見守っている
おばあちゃんだからね。』と、
祖母が言いました。


祖母は
近くには住んでいなかったけれど、
私を気にかけてくれていたのです。
心配させて申し訳なかったと
反省しています。


月日がたち、
もう人生終わってもいい覚悟で
コバルトブルーの海をぼーっと
眺めていました。
どれくらいそこにいたでしょう、、、


ふと祖母の言葉を思い出したのです。


座っていた周りを見ると、
アリが1匹いました。

仲間がいるはず、、
ぐるりと探してみました。

他にはいません。

その1匹だけ。


なぜか私の周りから離れません。

涙があふれてきました。

『おばあちゃーん』
アリに向かって声を上げて
ワンワン泣きました。

文章にすると笑ってしまいますね。

その後も、

チョウチョだったりトンボだったり、、

おばあちゃん頑張ってました。

おばあちゃん、ありがとう。

今も生きているよ。
心から感謝です。

支えてくれる人は必ずいます。
生きていましょう。
喜びが待っています。


悩み苦しんでいるとき、
周りを見てください。

あなたを見守っている誰かが
きっといますよ。
感じてください。


1人1人に
エンジェルがついているそうです。

見えない力は
頼るほど、精神が進化します。
私はそう感じています。


つたない文章ですが、
読んでいただきまして
感謝いたします。

応援いただきまして、ありがとうございます。