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新カード解説④(デュエプレ22弾)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

22弾の新カードの考察第④弾です。

③についてはこちらをどうぞ。

指標はこんな感じ。

9~10 環境トップレベルのキーカード。
7~8 優秀。環境でもよく見かけるレベル。
5~6 悪くはない。デッキや環境次第で使われる。
3~4 環境外。地雷枠や限定構築向け。
0~2 見なかったことにしていい。

基本的にはグッドスタッフ性とカードパワーを焦点にしているため、コンボ前提のカードはこの評価の限りではありません。

また、評価はするものの、用途の紹介や背景ストーリーでの活躍を適宜織り交ぜていきます。

それでは以下、本題です。


爆弾魔 タイガマイト

事前評価:7
FT:本拠地での戦いは、マナの力を最大限に発揮できる。マナ武装と呼ばれるその技術によってタイガマイトは更なる力を手に入れた。

紙からの変更点は、ハンデスがセルフからランダムになった点です。

《ウエスタン・バレル》では少し古すぎるので、《ザビ・バレル》との比較の方が適していそうです。

攻撃できるスレイヤーで、かつハンデスがランダムになったのはかなり優勢性が強いと言えます。

序盤で《永遠リュウ》を引いてしまった場合でも対処しやすく、【黒単】における初動として積極採用できる性能です。

種族・ファンキーナイトメアが小型の蘇生に長けることから使い回しを狙うこともできます。

スレイヤーによって墓地に行きやすい点も種族シナジーしている部分で、使い方次第で書いてあること以上の強みを持たせられるでしょう。

《特攻ジェニー》がND落ちする中で、貴重なハンデス役となるかもしれません。

また、種族の話になりますが、ファンキーナイトメアはルール上ナイトとも扱う種族です。

そのため、ナイトマジックの起点とすることができます。

ファンキーナイトメアがクリーチャーコントロールに寄った種族に対して、呪文コントロールのナイトはミスマッチな面もありますが、ADに環境進出した際は思い出してみて良いでしょう。

《タイガマイト》から《バレッド・バイス》に繋ぐ動きはそう悪いものではありません。


爆炎シューター マッカラン

事前評価:7

紙からの変更点はありません。

《ナム=ダエッド》、《タイガマイト》と同じ3コストマナ武装サイクルの火文明担当です。

バトル中のパンプ効果を持ち、標準パワーのアタッカーとして場に残りながら4000火力を放つことができます。

《エンターテイナー》と相打ちが取れる3コストの4000火力呪文と見てもそれなりに十分なところに、バトルする相手次第では盤面にパワー3000が残るなればパフォーマンスの高いカードだとわかります。

単純な盤面アドバンテージを取るところからメタクリーチャーの除去まで、幅広く活躍させることが可能です。

もちろん火力だけでなく、その後もバトル中4000となるのは盤面の取り合いや殴り返しで強い値となります。

TCGでは【赤単】でなくとも候補にできる優秀なウィニーとして、ミッドレンジから速攻系でも採用が見られました。

SAではなく、クリーチャー展開をしない対面には腐ることもありますが、基本的には汎用的なカードです。


コッコ・ドッコ

事前評価:4

紙からの変更点は、軽減対象がコマンド・ドラゴンから「闇の」と限定された代わりに、ドラグナーも対象になった点です。

本来はコマンド・ドラゴン限定のため、この後紹介していくカードたちを早期着地させる手段に限られた用途でした。

闇のドラグナーは最大が7コストなのでこのカードの軽減を最大限活かすことはできませんが、それでも追加されてありがたい強化です。

自壊してしまうことから使えるのは一度きりとは言え、3の軽減は侮れません。

出せばマスト除去の対象となり、相手に強い圧をかけることができるでしょう。

ただし、パワーは低い上に耐性もなければ出てすぐに仕事をするわけでもありません。

いくら軽減量が多いとは言え、《ヴォイジャー》や《チャーマジュン》などを見ていると苦しいと言わざるをえない性能です。

せめて除去されてもアドバンテージロスのない強化をもらえたらと思いますが…コモンでは仕方ないですかね。

軽量除去が少ない環境で、かつこれから繋がる優秀なカードが活躍した際には採用候補とできるかもしれません。


悪魔龍王 デストロンリー

イラストめちゃくちゃにカッコいい

事前評価:4
FT:罪を裁き続け、そして誰もいなくなった。

紙からの変更点は1コスト軽くなった点です。

進化元が緩くなった《バロム・エンペラー》や《バルカディアス》といった感じのリセット効果を持ちます。

盤面全体リセットの効果は言うまでもなく強力です。

更地になったところに効果でパンプした3点を叩き込めるとなると、突破力はかなり高いと言えます。

進化元もこれらと比べれば比較的軽く、メインコンセプトに据えずとも数枚の採用でデッキの幅を広げられるカードです。

ただ、無条件で自分のクリーチャーまで破壊してしまうのは戦術の幅を狭める要素です。

7コストの進化は決して軽くなく、場面を選ぶカードは積極採用が難しくなってきます。

また、全体除去としてはより手軽で襲撃性の高い《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》が存在するのもネックなところです。

悪くはない性能ですが、すんなりデッキに入って来るようなことは早々ないでしょう。

調整の中で検討範囲に入れたいカードです。


永遠の悪魔龍 デッド・リュウセイ

事前評価:5
FT:今度はどんな世界だホワット!?なんであろうと俺は戦い続けるぜファイト!――永遠の悪魔龍 デッド・リュウセイ

紙からの変更点は、ドローに手札上限がつき、強制になった点です。

闇堕ちした《リュウセイ》で、この後紹介するカードが前の形態です。

と言っても、③で書いたようにドラゴンサーガの世界はE1から分離したパラレルワールドであり、これまでの《リュウセイ》と直接的な繋がりはありません。

長く続いてきた《リュウセイ》の派生も基本的にはこれが最後となります。お疲れ様。

性能は《リュウセイ》らしからぬもので、《サンダー・ブレード》の上位種と言えるものです。

更に《スーパー・クズトレイン》を足した感じですね。

奇しくも、こちらもデュエプレでの実装にあたってレアリティをSRからRに落とされていました。

《サンダー・ブレード》さほど活躍が見られなかったように、《デッド・リュウセイ》の方も普通に使うには悠長な時代になってきています。

同じコストにはアタッカーとしての圧が強い《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》、1コスト上にはアドバンテージの塊のような《ヴィルヘルム》や《ヴィオラソナタ》がいて、優秀な種族でも肩身は狭くなります。

《サンダー・ブレード》は単色を売りに【アガサ天門】で採用された経験がありますが、《アガサ》で踏み倒せる状況でドロー効果があまり重要でないことから強みとしづらいです。

先ほどの《コッコ・ドッコ》とのシナジーで早期の置きドロソとするか【連デモ】の連鎖要因、あるいは後々出るであろう踏み倒しから出す要因となるでしょうか。

非常に堅実かつ優秀な効果を持つことには変わりないため、いぶし銀的な強さが見出される可能性はあると考られえます。


リュウセイ・イン・ザ・ダーク

事前評価:8
FT:超次元ゾーンを通り抜けるときに、姫とはぐれたミッシング!そしてこの世界でオレは「暗黒面」に目覚めたダークサイド!――リュウセイ・イン・ザ・ダーク

神からの変更点は、手札に戻るタイミングがターン終了時になり、自身が破壊された場合に自身を回収できるようになった点です。

調べながら思い出したのですが、TCGの裁定では自身の破壊に当初反応したものの、後に裁定変更で反応しなくなっていました。

デュエプレでターン終了時にタイミングが回されたのは、この問題を解消するためでもあるのかもしれません。

一つ目の効果は《永遠リュウ》の効果のアレンジで、自軍に対しても及ぶようになりました。

基本的に《永遠リュウ》の下位互換効果ですが、自軍タップインはメリットに還元することもできます。

コストに見合うかはさておき、光臨などをはじめとして、今回登場する2コストドラグハートの龍解条件としてみるのも面白いでしょう。

《勝利ガイアール》などを許してしまう弱点があるとはいえ、タップイン効果が強力なことは言うまでもありません。

二つ目の自軍スレイヤー化と併せて、高いボードコントロール力を発揮できる性能です。

《永遠リュウ》が8000以上のクリーチャーを対処できなかった点を、このカードは自身で解決しています。

小型を当ててコスト的有利交換を取るのはもちろん、cip持ちを蘇生に活用したりと使い方は幅広いです。

このカード自体がスレイヤーになっていて、かつ三つ目の能力によって破壊されてもターン終了時に手札に戻ることから、最悪大型相手に相打ちしにいく選択肢も取れます。

この点は《永遠リュウ》と明確に異なる点でしょう。

TCGでは単色デッキの中でも【黒単】が当初除去コントロールとして構築され、それなりの変遷を経て中長期的に環境デッキの位置にいました。

このカードも使ってみてわかる強さがあり、【黒単】のデッキ特性からしても玄人好みの側面があります。

過去の傾向からしても環境が巡る中でハンデスの需要が上がることはあり、それを使いこなせるデッキの蓋役として活躍する可能性は大いに考えられそうです。


おわりに

《デッド・リュウセイ》《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》はどちらもTCGで使っていて、思い入れが深いです。

友人が組んだ《コッコ・ドッコ》の入ったデザイナーズ路線が、だんだんとドラグナーが加わったりして成長していく様を思い出します。

その点、《デッド・リュウセイ》はレアリティが大幅に下がり、《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》はタイムライン上で賛否の大きく分かれるカードとなっていました。

このカードならではのしっかりとした強みはあるので、それがデュエプレでも発揮できると良いですね。

よければ次の⑤もどうぞ。

それではまた。

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