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新カード解説③(デュエプレ22弾)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

22弾の新カードの考察第3弾です。

②についてはこちらをどうぞ。

指標はこんな感じ。

9~10 環境トップレベルのキーカード。
7~8 優秀。環境でもよく見かけるレベル。
5~6 悪くはない。デッキや環境次第で使われる。
3~4 環境外。地雷枠や限定構築向け。
0~2 見なかったことにしていい。

基本的にはグッドスタッフ性とカードパワーを焦点にしているため、コンボ前提のカードはこの評価の限りではありません。

また、評価はするものの、用途の紹介や背景ストーリーでの活躍を適宜織り交ぜていきます。

それでは以下、本題です。


牙英雄 オトマ=クット

事前評価:6

紙からの変更点は、ガードマンが追加された点と、非ドラゴンをマナ送りにする効果が追加になった点です。

英雄サイクルの自然文明担当のカードとなります。

性能は《ボルバルザーク・エクス》を思わせるもので、TCGではこの時期既にそちらが殿堂入りになっていたことから、回復量が7限定の調整を受けていました。

デュエプレでは無規制ですが、10ターン目までであればターン1の7回復だったので、回数制限のない《オトマ=クット》は十分差別化されていると言えます。

マナ武装の条件もブースト力に長けた自然であれば達成しやすく、他の英雄サイクルと比べると使いやすいカードです。

焦点になって来るのは、回復したマナで何をするかということ。

結論から言えば、TCGではそれに乏しいことからあまり使われることはありませんでした。

自然単で組んだ場合はマナを回復したところで手札がないということも多く、パワー8000のクリーチャーを実質0コストで立てられるというだけでは強みとしづらいです。

《エクス》で模索されたように、優秀な種族を活かしての進化元にするか、《母なる大地》のコストにするのが一つの道でしょうか。

進化の場合はマナ武装の性質によって他文明を入れづらいのが難点ですが、《母なる大地》であればタッチ色程度は許容しやすいです。

除去効果を持つ点でもこの用途では《エクス》と明確に差の付くところであり、特に踏み倒しメタを除去しながら踏み倒しが行えるのは長所となるでしょう。

マナ武装がなくとも7コスト8000で《ナチュラル・トラップ》を内包すると考えれば、最低限のスペックはあると言えます。

この点と連打が可能な点を活かせるデッキが考案されれば活躍も期待できるかもしれません。


青銅の面 ナム=ダエッド

事前評価:5
FT:マナ武装を身につけた中でも、特に大量のマナを身にまとう事ができる者たちは英雄と呼ばれた。

紙からの変更点はありません。

単色構築時に高い性能を発揮する《青銅の鎧》といった感じで、それ以上のことは特にありません。

ゲーム序盤の3000ガードマンは横に添えた2コストを殴り返しから守るのに役立ったりもするため、侮れない効果です。

緑単色のデッキであれば優先して入って来る初動となります。

背景ストーリーでは物語のキーになるキャラクターと深い縁がありますが、それは後ほど。

これ以上言うこともない性能なので、これまで書けていなかった、ドラゴンサーガにおけるざっくりとした背景ストーリーを説明します。

ドラゴンサーガの世界はエピソード3とは地続きになっておらず、エピソード1で《偽りの名13》によってパンドラ・スペースに隕石を落とされたことから分岐した世界のお話です。

そこは《ドラゴ大王》と火文明が支配する、ドラゴンがヒエラルキーの頂点に立った世界でした。

が、他四文明のドラゴンが力を付けたり、ドラグハートの力を得る中で《ドラゴ大王》は討伐され、五文明のパワーバランスは再び並んだ状態となります。

ドラゴンサーガは、この《ドラゴ大王》が倒され、10年に1度の武闘レース「デュエル・マスターズ」が開催されるところから始まる物語です。

各文明ごとにチームとなっていることでそれぞれの掘り下げが深く、単色推しのマナ武装や文明の特性らしいカードが多く登場するのもこうした背景があってのことです。

知っているとカードを見る目も変わってきますね。

ちなみにプロローグでやられてしまっている《ドラゴ大王》ですが、情けない流れに反して実績は非常に多いです。

TCGの背景ではゼニスやオラクルやキングロマノフ(MRC)などを単独で押しのけており、デュエプレにおいても《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》や《獅子頂龍 ライオネル》といった面々をあっさりと倒しています。

気になった方はぜひカードリストからFTを確認してみてください。


連鎖庇護類 ジュラピ

事前評価:4
FT:ジュラピは自分の力では殻を割ることのできない子供ドラゴンだ。連鎖類の力を借りてやっと、殻を割ることができる。だが、子供だからといってその力は侮れない。

紙らかの変更点は、手札以外からであれば召喚できるようになった点です。

トリガーを付与した場合でも出すことはできませんが、この後紹介するドラグハートによってマナから召喚する場合などに有効となりました。

《ドラピ》のように癖の強い緑の低コストクリーチャーです。

専ら低コストで頭数を稼いだりといった使い方となりますが、召喚のできないデメリットは痛く、その割に出しても打点にしかならないというのは物足りないと言わざるを得ません。

ただ、《ドラピ》と比べて自壊しない分、序盤から踏み倒す使い方を考えることはできます。

また、名前に「連鎖」とある通り、ジュラシック・コマンド・ドラゴンにはマナゾーンから指定のコストを踏み倒すカード群が存在します。

連鎖の果てに1コストのこのカードを出すのも良いでしょう。

カジュアルコンボ向けの使い方がメインになると考えられます。


古代遺跡エウル=ブッカ

事前評価:8
FT:エウル=ブッカで行われる儀式は、古代の力を呼び戻す。儀式を執行するサソリスのためには大量のどんぐりが必要だ。

紙からの変更点はありません。

マナ武装5を持つ5コストトリガーのサイクルで、各文明に基本効果+マナ武装による追加効果のカードが存在します。

マナ武装を達成していなくとも最低限のスペックがあり、条件を満たした時の性能はどれも高いです。

単色でデッキを組む意義にもなる、重要なカード群となります。

この《エウル=ブッカ》はこの後紹介するカードが強化パーツを手に入れた際に【緑単サソリス】で活躍しました。

やはり2面除去のトリガーは強力で、これ1枚でリーサル阻止できるケースが増え、デッキの防御力を各段に引き上げる性能です。

TCGでは【緑単サソリス】が徐々にビートダウンからループに寄っていく中で、動きの再現性を高めるために抜けていった経緯があります。

デュエプレで現実的なループは成立しづらいと考えるため、【緑単サソリス】が環境入りした際にはこのカードの出番は長いかもしれません。

優秀なカードですが、マナ武装を達成しない場合はアンタップのみしか除去できず、序盤の刻みに対して歯がゆい思いをすることは多いです。

また、2体除去が強制なことから、除去したくないクリーチャーでも除去しなければならず、2マナ加速は相応にリスクも高いです。

特に今回選ばれた際にEXターンを取る《ガイギンガ》も登場するため、使用には注意が必要となるでしょう。

シンプルな効果ながら構築・プレイの両面に干渉してくる良いカードです。


龍覇 サソリス

事前評価:サソリス→9 ジュダイナ→6
FT:こう見えて、腕力には自信があるほうでね。――龍覇 サソリス

紙からの変更点はありません。

6コストドラグナーサイクルの自然担当です。かわいいですね。

ドラグハートを出す効果は共通していて、自然文明の特性として破壊時にマナに行く効果を持ちます。

基本的な点は他と共通ですが、自然であることからマナブーストによって早期着地がしやすく、《龍覇の天啓》とも併用がしやすいです。

TCGでは前述していた【緑単サソリス】のメインカードとして長期に渡って活躍を見せました。

ただ、環境進出のきっかけとなるカードは今回では未登場となると考えられるため、将来に期待です。

すぐの活躍がなくても砕いてしまうことのないよう、注意しましょう。

付属する《ジュダイナ》は正直に言ってしまえば微妙な性能です。

マナからドラゴンを出せる効果は悪くないものの、即効性がなく、加えて龍解条件もドラゴン3体と重めなものとなっています。

他のドラグハートが出たターンに龍解したりする一方でこちらは悠長であり、龍解後もさほど優秀というわけでもありません。

ただ、これも超次元ゾーンに選択肢として持てる点では悪くなく、呼び出せるドラグナーが充実する中でマナ召喚の効果が評価されることがありました。

すぐの活躍は難しいかもしれませんが、長い目で見れば悪くないカードです。

龍解すると《ザウルピオ》になります。

攻撃阻止の効果はシンプルながら強力で、防御の薄い自然ではありがたい効果です。

速攻やビート対面の際にこのカードを除去する手段がなく、攻撃を止められるという場面は発生してきます。

ただし、除去耐性は一切ないため、あくまで保険としての運用がメインとなってきます。

対面によっては龍解前のマナ召喚効果の方が優秀という場面も多く、扱いの難しいカードです。

この効果が発動しなければほとんどバニラと変わらないため、現状率先して使われるということはあまりないと考えられます。


おわりに

今回は自然文明のカードが中心でした。

《サソリス》はTCGで活躍の歴史が長いものの、その始まりには少し期間を要します。

超次元同様、ドラグナーも準備が整うまではゆっくりとしたスタートになるでしょうか。

マナ武装に関しても自然は達成しやすいため、調整一つで活躍の可能性は十分にあるのかと思います。

期待したいですね。

よければ次回の③もどうぞ。

それではまた。

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