橋本祥平に人生狂わされた
2.5次元の魅力にハマりとある1人の役者。橋本祥平に人生狂わされた話を書き綴っていく。
2.5次元舞台にハマったきっかけ。
思い起こせばまだ2.5次元と名がつく前から私はテニスの王子様の舞台(通称テニプリ)にハマっていた。だがその時は年齢も幼くそんな言葉は聞かなかったこともあり舞台はあとは劇団四季や宝塚ぐらいしか知らなかった。
それから月日は流れ一度オタク界隈を離れ成人した頃とあるアニメがきっかけでまたオタクに戻った。そのアニメからの繋がりで友人に『刀剣乱舞』という作品を薦められた。日本刀が人の姿をしており、歴史を変えようとする"歴史修正主義者"と戦うゲームだ。その中でも伊達組と呼ばれる伊達政宗が使えていた刀が素敵なんだと言われ、まず私はアニメを見た。そこからそのキャラを深めるためにメディア展開されているアニメ、ゲーム、そして舞台を見た。
刀剣乱舞は今やある意味2.5次元舞台という一ジャンルを気付き上げた内の一つではないかと思うぐらいに、人気がある舞台になっているのではないだろうか。一つのジャンルが舞台とミュージカルという違った楽しみ方が出来る2.5次元はなかなかないと思う。
ちなみに、刀剣乱舞は舞台は殺陣などが多くミュージカルの方が歌が多いが、どちらの作品も物語はしんどい。
そして、そう。ここで私の人生を狂わされた男の登場である。舞台刀剣乱舞の義伝の作品にて伊達組と分けられる内の1人(通常一振というが、1人と数えさせてもらう)太鼓鐘貞宗を演じていた橋本祥平との出会いだ。
伊達組とやらを知っていくのに1番わかりやすく伊達組と細川組(細川忠興)の物語を見た時に太鼓鐘貞宗役の子に驚いた。いや、やはりみんな2.5次元と言われるだけあり、ビジュアルも声も寄せていってるのはもちろんだが、私はなぜか太鼓鐘貞宗役の子に惹かれた。声がまんまそっくりだったからだ。
最近はこんなにも寄せていってるのか〜と。そう。最初はこの程度だった。
月日は少し流れ、舞台、ミュージカル共に刀剣乱舞にハマった頃に舞台が好きなんだという方と知り合った。その方は舞台刀剣乱舞にて山姥切国広を演じている荒牧くんのファンなんだとか。
その荒牧くんと橋本くんは共演している作品もちょくちょくあり、何がきっかけかは忘れたが、『あんステ』ことあんさんぶるスターズ!も出ているとの事で見てみた。
あんさんぶるスターズ!とはプロデューサーである我々プレイヤーがアイドルを育成というより、成長を見守るゲームである。現在では、ミュージック、ベーシックと分かれておりベーシックは昔のあんさんぶるスターズ!と同じゲームのやり方だ。ミュージックは音ゲーになっている。
荒牧くんと橋本くんは同じユニットということもあり、私は何を思ったのかすぐDVDを買った。
もうここで私は堕ちた。
学園アイドル物ということもあり、歌って踊っていたのだ。私は昔から追っかけるほどではないが、ジャニーズやハロプロなどアイドルは好きだった。そう。歌って踊っているのだ。あのイケメンな太鼓鐘貞宗を演じていた子が。
もちろん、あんステのキャラ月永レオを演じているのも本当にキャラクターのままで、同じことを繰り返すが声もそっくりだった。
いや、全部橋本祥平を感じるのだが特徴を捉えるのが上手いんだろうか。太鼓鐘貞宗も月永レオも声優さんも違うけれど、似ているのだ。
そして、その荒牧慶彦ファンであるその子が今までの舞台刀剣乱舞の作品を全て購入済みだということで、借りて見せていただいた。
最初に私が見た時は本編を見て伊達家と細川家について知った程度だったが、舞台刀剣乱舞の魅力は全てを見ることでその沼は深まり『バクステ』(バックステージ。裏側)をDVDで見ることにより、さらに俳優さんにもハマって言っていた。
それから橋本祥平くんが出ていなくてもいろんな2.5次元作品を見るようになり、確実にハマっていた。
2.私、橋本祥平に会いたい
ここから狂うようにハマり、そのあとキングオブプリズムというこれもアイドルだ。歌って踊る作品でその橋本祥平は主演を演じていた。もちろん全作品ありがたいことに、縁があって画面越しだが舞台を見た。この頃には橋本祥平が演じていれば最高なのでは???とすら思っていた。
そんな中初めて会えるかもしれない舞台作品が発表された。
幽遊白書だ。
少し昔の作品で好きな方などだったら知っている作品の一つだと思う。
主演の方たちもほとんど刀剣乱舞に関わっている人が多く安心できるメンバーだ。そして、その中にいたのだ。橋本祥平が。
「これは、会えるかも!?」そう思い私は申し込みはした。だが、大変申し訳ないことに原作を知らなかった。有名だからこそ何となく読むのを避けて通ってきたので原作の内容は知らない。そのため、1公演分ほどしか申し込まなかった。
結果はもちろん落選。主演の方々の人気もあるので当たり前だ。今となってはなぜ行かなかったかと、頑張らなかったのかとすら思う。せっかくハマってから会えるチャンスだったのかもしれないのに。
ここから私はふつふつとなぜ会えるかもしれないのに頑張らなかったのかと思ってきた。だが、それも一瞬で過ぎ去り他の舞台の当落で一喜一憂していた。当たれば大喜びするちょろい女である。
そして、また幽白の舞台が終わり円盤化(DVD)され、舞台友達きっかけで見ることに。
良かった。(知ってた)
幽遊白書では飛影役をやっていたのだが、良い。悪役っぽく出てくる最初に普段の良い人な橋本祥平とのギャップにいちころだった。
これは、次は行こうと。次は橋本祥平が出ている舞台に行きたいと思った。
この頃には何作品か現地に行ったりしていたが、まだ橋本祥平、本人に会ったことはなかった。
だが、あやつがあってきたのだ。
病原菌による生活の変化
今流行りのコロナだ。
みんなが自粛生活をするようになり、地方に住んでいる私は、都会に比べると遅くはなったが自粛生活をするようになった。だが、オタクの私は強かった。
今まで気になっていた舞台作品が見れる時間が増えたからだ!
あんステ、キンプリ、幽ステ。
そして休みの間に文豪ストレイドッグスの舞台を見た。ハマった。
この休み正直幸せだった。オタクはやることが多いのだ。
刀剣乱舞はミュージカル、舞台共に無料配信なんかもやり大盤振る舞いだ。
そして、なんとしてでも会いたいと。
自粛生活を終え、夏になり一つの情報が解禁された。
写真集発表、そして会場にて写真集渡し(手渡しではない)、チェキ会と。
これ、他の俳優さんを見て思ったことなのだが、通常チェキを撮りたいと思っても写真集を3冊買って特典でってことが多い。
だが、祥平くんの場合は1冊購入で他の特典の中にチェキも入っているといった感じだった。まぁ、3冊も1冊も合計すれば一緒の値段になるのだが3冊購入の何が大変かは、そう持て余すのだ。そして、他2冊や1冊を友人に配ったりしているのを、増えていた舞台仲間がやっていた。そして配られたその友人もそれでハマればいいがまぁそうはならないもんだ。
無駄なくチェキも撮れて写真集ももらえて、初めて芸能人にこうやって会いに行く。もう何もかもが初めてで、これはもう行くしかない!!!と私は思った。
夏なのでコロナもだいぶ収まっていた頃だった。だが、怖い。数ヵ月先だ。
地方なのでどちらかと言うと菌を持ち帰る可能性の方が高い。でも、それでもその後ちゃんと自粛してでも行きたかった。今年のご褒美に生きてきたご褒美として会いたかった。
なにより、その写真集イベントと同じ時期にその祥平くんが刀剣乱舞でやっていた太鼓鐘貞宗の刀の展示もあるのだ。これは神が来いと言っているに違いない!!と言い聞かせ私はとうとう会いに行ったのだ。
3 橋本祥平についに会う
秋。この頃には12月にある幽遊白書2の舞台の当落が発表されており、私は行けることになっていた。
最後の年の締めにも会えるのだ。推しに。しかも舞台上で。
だが、この会う予定だった秋頃はコロナな急増し、都内の方ではまた自粛など言われており、芸能人や舞台俳優の方もポツポツと濃厚接触者にあたるかもしれない、イベントはやはり中止と増えていた。
私もぶっちゃけ、やばい。中止になるかもしれないと思った。
私の住んでいる地方も増え始め、イベント会場である都会方面なんて尚更。
前日に中止になります!ってことはあり得るような状況になっていたので楽しみな反面、とても不安だった。本当にいろいろと含めて。
だが、会えた!会えたのだ!!
朝ホテルで起きてそりゃ普段はやっすいあまり気にも留めないが化粧品ばかりを使っているが、その日はまぁシャネルだディオールだ顔面に塗りたくった。
実家で犬を飼っている推しなので、香水など絶対中止だ。使用しない。
そして、なんと言っても同じ推しを推している人たちだらけの空間だ。めちゃくちゃ行く前から怖かった。
そして服装もそれは物凄く悩んだ。隣に立っても大丈夫そうな服か。地雷系か。いや、地雷系は好きじゃなさそうだな祥平君…(勝手な解釈)悩んだ。
なんてたって、人生で初めての出来事で初めて会いに行きたいと憧れも尊敬もする人物だ。夢女子気質なところもあるのでリア恋の相手!みたいな自分もいたが、そんな夢女子な自分を捨ててでも尊敬する人物に会いに行くのは本当に悩んだ。
まぁ、結構シンプルな普段着のワンピースで行ったが。
あとは友人アドバイスで私は普段ヒール高めを履くことが多いのだが今回隣に並んで(実際はアクリル板挟んでいる)チェキを撮るということもあり、普段の身長で行く方がいいと言われ、靴にした。(圧倒的感謝している友人)
地方から来て一泊してそりゃ靴も持って行ってたので荷物もとんでもない量で、大丈夫かなと心配したが一応預けて撮れたのでホッとした。
いや、本当にすごい。本物だった。私の顔面大丈夫?アラすごくない?って思ったほどだったし、ずっと笑顔だった。
今まで私もだが、その後もたくさんの人と会うはずなのにずっと笑顔で対応。本当に凄い。むしろ、私が緊張で目も合わせず挙動不審になっていたのが恥ずかしい。すまない…祥平くんよ。
あっという間に終わった。コロナ対策で喋ることは出来なかった分手紙で全て書いた。
コロナ期間中2.5次元の作品で助けられ毎日を楽しく生きられ、毎日のSNS投稿で祥平くんはみんなを喜ばせようとバルーンアートを初め。自分なりに楽しく、みんなも楽しませる趣味を作り本当に私は助かった。
精神を病まず、生きられた。
私はこれからもまだ橋本祥平を追いかけると思う。
自分なりのスピードでお金も上手にやりくりしながらも。
やはり、全て行けるなんてことは中々私には難しい。地方のオタクは交通費が結構かかるのだ。また、今や地方も物凄い数の感染者だ。
でもきっといろんな人が苦しい中、舞台も見れるようにと配信をやっている。
見れる限りは私は見たい。
それが元気になるからだ。
舞台などを先に中止にする、などといった記事を見かけたが私のように本当に配信でもあるだけでこんなにも生きがいを感じ、元気にやっているし家でゆっくりと楽しめているオタクもいる。
悲しくなるものだ。
私は生きれた。コロナ前も何か生きれる目標を見つけれたのが本当に良かったと今は思う。
そして、橋本祥平にここまでハマっている自分にもびっくりだ。
これからも、彼が健やかで元気に活動ができることを、私はこうして文字や彼のSNSにコメントしながら応援していこうと思う。
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