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Hyperwalletによる送金と手数料

私は在宅ワークの収入の一部を米ドルで得ています。アメリカの企業と業務委託契約をしているためですが、この収入はHyperwalletという送金プラットフォームを経由して、最終的には日本円で受領しています。HyperwalletはPayPalのグループ会社で、私が契約している二社ともにHyperwalletでの送金を行っています。Amazonの海外サイトで販売しているセラーやSopifyセラー、EpicGamesクリエイターなども利用するメジャーブランドです。


Hyperwalletの手数料

プラットフォーム上で両替をして日本の銀行口座に送金しようとすると、表面上は手数料無料となっていますが、かなり不利な為替レートで換算されてしまいます。
例えば今の為替レートだと、ざっくり1米ドル151.60 円程度ですが、Hyperwalletで100米ドルを出金しようとすると14,506円、つまり、1米ドル145円程度のレートになるので1ドルあたり6円、約4%もの手数料がとられることになります。

そこで、米ドルを日本国内の外貨預金口座で受領しようとも考えたのですが、Hyperwallet経由だと送金額の2%、10米ドルから30米ドルの範囲で手数料が差し引かれるようです。

外貨送金の手数料

お子さんが留学している方や、ご家族が海外で働いている方など、外国送金の経験がある方もいらっしゃると思います。多くの銀行では、海外の口座と日本の口座間での送金サービスを利用することができます。詳しい説明は省きますが、日本の口座で送金を受け取る場合、為替手数料のほかに、受取手数料として1,500円から2,500円程度、請求されることがほとんどです。他にも中継する銀行があると、その都度、仲介手数料も追加請求されます。この金額も受取手数料に相当する金額かそれ以上になることも。
そこで、為替レートを含め、様々な手数料を抑えるために、私は銀行の代わりとなる外国口座レンタルサービスを利用しています。

日本国内で個人で銀行口座を開設する場合、本人の住所確認できる証明書が必要になりますが、海外も同様で、居住者でないと銀行口座を開設することができません。しかし、ボーダーレスな今の時代、居住していない国に送金用の口座を開設することができる、そんなサービスがあるのです。

銀行以外の送金プラットフォーム

送金手数料
米国のオンラインストアや送金などで最も認知されているサービスの一つがPayPalです。PayPalはEメールアドレスがあれば簡単にアカウントを作ることができ、送金が可能になります。プラットフォーム上で外貨の受け取りができ、そこから直接日本の銀行口座などに日本円で振り込んでくれます。日本円のPaypal口座から日本の銀行口座への送金手数料は無料ですが、一回の振込額が5万円を下回る際は、都度250円の手数料が追加で発生します。米ドルのPaypal口座から日本円の銀行口座への振り込みの際も、振込額が5万円を下回ると250円の手数料が発生します。Hyperwalletはグループ会社なので、Hyperwalletの口座からPayPal口座への米ドル送金だと比較的短時間で反映されますが、PayPal口座の米ドルを日本の銀行口座に送金する場合は、必ず円に換算され、私が利用した際は即日送金はできませんでした。

そして、こちらの為替レートは、Hyperwallet同様、為替手数料として4%程度の金額を差し引かれてしまうので、高すぎる手数料を払うのが嫌で、今は使うのをやめました。

それでもPayPalアカウントは通販サイトなどの支払いに便利です。アカウントに残高があれば、クレジットカードを使用せずに多くの海外通販サイトでの支払いも可能になります。両替をせずに外国通貨のまま買い物をしたい場合や、頻繁に利用していないECサイトでのクレジットカード情報の漏洩を避けたい場合などにおすすめです。

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