自戒

消耗品じゃない、心も体も。電池みたくすぐに戻る訳でも無いし、一度傷付けたら完全に戻らない。
好きな漫画に、例えがあった。幼少期は埋め立てのコンクリート。それに大人や環境が跡をつけると、そのまま乾いて治らなくなってしまう、といった例え。

その跡を自主的に埋め立ててはいるけど、やっぱり追い付かない。
誰かに肩代わりしてほしいし誰かのせいにして安心したい。誰かに好かれることでしか安心できない。他の人の評価によって成り立っている。もっと褒めて欲しい。認めてほしい。存在価値をつけて欲しい。お金でしか幸せになれない。
そんな弱い人間が私だ。かつ、認めたくないプライドも持ち合わせている、情けない人間。
ついこの間まで、そんな自分を許せなかった。けれど、最近になって少しずつコンクリートが柔らかくなってきた。
幼少期の、やり直しをしている。昔出来なかった、なりたかった大人になる練習をしている。
当たり前の事でいい。課題をすぐやるとか、部屋を掃除するとか。人に優しくするとか、ちゃんと寝るとかお風呂に入るとか。
つまるところ、なりたかった大人は「当たり前の事を当たり前にできる人」だった事に気付けたのだ。
他人軸で動かない、自分で自分の事を幸せに出来る人。私が好きになる人の要素を、そのまま自分に適用すれば良い。
焦らず地道にゆっくり、生理前の鬱に負けるならピルを試せばいい。無理なら無理であきらめて、寝ればいい。そうやって期限を取る練習をすればいい、まだまだ人生これからだから。
理由をつけてやらないのは勝手だが、理由をつけてセルフネグレクトするのを、セルフDVするのを辞めてみた。昔消耗した部分が、これ以上傷付かないように。これ以上嫌いな自分が見えませんように。

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