水母娘娘

詩をやります

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12/21

さて。最近の出来事でも。 両親が半年弱の調停期間を終え、離婚しました。母や妹の反応は置いておいて、私自身は、部屋にあった父の私物を返せなかったことを少々悔やんでおります。どうせいらないと言われそうなものですが…。ずっとリビングに置いてあったのですが、いつからか両親の仲が劇的に悪化。目に入ると母の機嫌を損ねそうなので一度自室へ引き上げておいたものです。 小さいころ私はキッズダンススクールに通わせてもらってまして、小学校高学年になるとチームを組んでコンテストに出るようになりまし

    • 巡礼

      思考を追いやって、流れる水滴を目で追ってみる。 指先はとうに冷え切っていて… 壁を伝う車の影が自分を責めている気がして布団に潜る、 外から聞こえる雨足は段々と強くなる。 1年前より歩幅がちいさくなった。 夜、虫の音の中、少し敏感な耳を抑えて歩く。 なるべく電灯があかるい通りを選んで。 私は誰かの駒であり、誰かは私の駒である。 そういうのを無しにして、心の奥で交わる瞬間が好きなので、 生きていくとはそういうことなのだな、と妙な納得感を得る。

      • aquaculture

        迫ってくる宇宙に身を委ねると、観音様が空にうつる わたしのからだを構成する全要素、すべての縁を愛する そうやって世界ができてゆく。構築されたじぶんとせかいに向き合って自然に抱きしめられる瞬間がある。 自由と対峙したとき、わたしは、私の中身は、どう変化するのか。 だって、目に映るもの、触れたもの全てがわたしの一部になる。君は絶対にわたしの心のどこかにいる 悲観的且つ楽観的、矛盾を内包したじぶんが掴む心地よさ。どこにもいないわたし。 手を伸ばしても掴めない正解 もどかしい気持ちが

        • HYPER DRiVE

          まだ掴めない理想や現実が側にあるからこそ私たちは焦ることができる。夢を見ることができる。加速する焦りと快感に身を委ねて、どこへ向かうも自由。私の世界はどこまでも広がって宇宙をも包み込む、皆なら何処まででも着いてきてくれる自信がある。果てしなく広がる極彩色が私たちを覆って、正解と不正解が曖昧になる瞬間、その瞬間をこの目で見たい。

          不揃いな鈴の音 岩肌を滴る水を辿る 不穏な湿度を纏っては目を開けるたびに景色が変わる 手を鳴らさずに静かに 荒れた海の音が聴こえれば その先に

          地、

          海の表層から眺める地、 皆はここを知らない 眩い星空と自然の残酷さ 海の煌めきと共に私たちも輝ける 音が鳴ればそこは、

          23.01.20

          私と僕の18時間 ソファーの上 とうに369回は繰り返した思考 宇宙の胎動に呼吸を合わせる 8マス目まで一緒に居て そこから先は独り 縺れた夜に思い出すのは唯鮮やかな色彩 幾何学の海 本尊の微笑みと母性が私を包む 不規則な世界に反するように跳ねるリズム 水面の揺らぎと輝きに心を躍らす

          1216

          流れる水が好きだから そう息をしては後悔に苛まれる 希死念慮を抱く直前 不規則な動悸が星空になる 息絶える瞬間見たい景色をそのまま夢に溶かしてゆく 微睡はいつも美しく、朧げな記憶が更に曖昧に 青色の火の静かな揺らめきが現世に留まる唯一の理由 空気の重さに身を委ね 秒針の音が脳の奥を刺しては、何度も夕暮れを思い出す 君の体温が横にあって 目を閉じては縁の深さに驚くのです

          銀色

          目の前にある幸せが遠くへ逃げないうちに罠を仕掛けるのです、わたしはいつもそうやって生きてきました、握った手が離れないように縛って、見つめ合った瞳の奥で鍵をして、不安で堪らない日々がそれで幾分か安心して眠れるのです、過去を共有することの残酷さ、生活から目を背けてそれに気付かないふりをして、いつか枯れてしまうのを待っているのです、わたしはそれがどれだけ酷いことかわかっていながら、目を瞑るふりをして何度も記憶を切り刻むのが心地よくて、伝えあぐねた言葉はもう遠くで朽ちてしまって、海面

          思い出

          振り返ればここ最近は自分自身への疑念ばかり 他人に自分の存在理由を預けていた報いでしょうか。2度とはないあの穏やかな時間が帰ってこないことへの憤りでしょうか。私を取り巻く一切を代わりに受け止めてくれた人はもう居なくて 時間というのは切ないものです。記憶を濁すことだけが身を守る手段で 大切な思い出の温かい色彩との葛藤が身を焦がすばかりです。

          1107

          人はいずれも仏の意思を胸に抱く 深く刻まれた縁起に惑う 冷たい空気を吸い込むと浮かび上がる輪郭 もう一度木々が鳴いたらここを出よう 世の道理は理解できずとも君のことだけはわかっていたい これまで何度もそれだけが救いだったのだから 指のささくれが妙に気になる 水面に映る街灯が揺らぐ 呼吸が深くなる程身体が重く 寒さは遠のく 私はいつでも何処にでもいける。準備はできてる…

          毎日を繰り返す程強くないから何度も嘘で乗り越える 優しい君の目が怖い こういうときどんな顔すればいいのかわからないの 地下はあたたかい 何度も産まれ続けた命を終わらせる覚悟だけ 遠い過去を反芻する夢 海王星に住めたら! もう一度振り返ってみようか 駒は進むだけ 空間を支配したい 逃避に魂燃やすほど暇じゃない 後悔に乗った金木犀の香り まだ早い 私を待ってるのは酷い渋滞で、貧乏ゆすりで火を起こす 円環的時間観念の罠 自覚と露呈の連続 宇宙が私に語りかけている

          2022.8月

          日々あなたがいる世界で過ごせていること、時々同じ空間を共にできること、転機は必ずそこにあって、起因する縁に日々寄り添っていけたらと思います。あるはずのなかった友情を確かめる瞬間が愛おしい。動悸がキックにシンクしてゆく、不安が興奮へ移り変わる瞬間が。 2人きりになったら抱き締めて、今はここで見つめていて。もう少しだけ、この密度で踊らせて。

          2022.08.25

          私がどういう形だったら受け入れられたのだろう 未だに腑に落ちない不和を反芻して崩れていくのを感じる 溢れていった幸せは余りに大きくて その目の奥に興味は尽きない、私はまだ求めてしまうのか もう嫌 目眩と共に遠のく自我をただ眺めるのみで カーテンから差し込む光が鬱陶しい でも私は今も、ただ傍にいて欲しかっただけで

          自然

          まわらない頭で思考を巡らせてるとき、手が届かない歯痒さ、明日のことは一旦置いておいてきみのことばかり考えて寝る瞬間がたまらなく愛おしいのです、たとえばきみが私のことを想って拳を握る瞬間、私はその一瞬でさまざまなことを考えますが、縮んだ血管がすべてを遮っていく狭間に滑り込んで、きみから思考が引き剥がされるその感覚に快感を覚えているのかもしれません、無心で言葉を紡いで、その殆どに大した意味はないのですが、後からその場に酔ってまた眠りにつく日々が、なんともまあみっともない気がして、

          2022.08.07

          もっと知りたいのに寸止め わたしあなたのことなにもしらないのです もう少しなんておもいつつ5年後のデートは結婚式で♡ なんて妬けちゃう そんなの駄目 感覚奪われちゃう もうすこし痛くしてくれるなら次もいいよって、信念がない自傷なんて愛のないセックスだわ もっと大事に傷つけないと 私もあなたもひとりだけ 脳の奥焼けてる、どうしよう