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できない時期の育み

先日、前年度私が受け持った子たちを、今年度担任している先生から言われたことがあった。
「今年、うちの子たちはこんなことができるようになったんよね。先生のときには全然できなかったのにね。」と。

子どもたちの成長は素直に嬉しいのだけれど、なんとなく「私が受け持ったときには何もできていなかった」と言われた感じがして、モヤモヤしたのだけれど。。。

はて?本当に、この子たちは、私が受け持っていた頃って何にも出来なくて、私も何もこの子たちにしていなかったのだろうか?と思ったら、それは違う氣がした。

私が受け持っていた頃の子どもたち・・・
何かをしてみよう!と誘うと「できないからしない!」という子がほとんどだった。
それを、いろいろな運動を取り入れながら、チャレンジできる体づくりをしていった。
その結果、私が次の先生へ引き継ぐときは
何かをしてみよう!と誘うと「やってみる!」と、ほどんどの子がやってみるようになった。

そこから、今の担任の先生が、その子たちこと上手に引き出して、たくさんのできることにつながったんじゃないのかなと思った。

やろうとする芽が出てから、できるようになるまでの成長って、芽が出て伸びて、花が咲くから見えやすいと思うのだけれど

やろうとする芽が出るまでの育みって、土の中でのこと。
発芽するまでに、たくさん根を張って、栄養を蓄える時期だと思う。
それは、目に見えないところで育まれるもの。

結果がすぐに出なくても、コツコツと、日々、自分にできることを少しずつやっていたら、何かに繋がる。

言われたことはモヤっとしたけれど、なんだか、自分のしてきたことに、自信が持てた出来事だった。

私も、今、なかなかうまくいかなくて悶々としていることもあるのだけれど、
そういう時期を経て、育まれるものが、後に強い基盤になって活きてくるのかも。

めげないぞ。

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