自分らしく変わる

先週末、たまたま二日連続で高校の後輩に自分の人生観とか考え方の根本にあることを話すことがあって、自分の考えを外に出すことで改めて感じたことがあった。
自分の人格形成というか性格の基盤ができたのは明らかに小学生高学年の時で、その時の自分は性自認がよくわからなくなっていて何日間かだけ悩んでたけど、結局「自分という性別で別にいっか、自分は自分だし」という楽観主義全開の考えで納得してから自分と他人を比べてそれで落ち込んだり、他人の行動でイライラしなくなってよく言えば穏やか、悪く言えばヘラヘラしてるだけのような性格になっていった。
この性格だから今でもメンズの服しか着ない、メイクはしない、ベリーショートのツーブロックというスタイルを貫けている気もするが、良くないところはたくさんある。
一番大きな欠点は、他人と比較しないから焦らないし、必死に努力をしない。スポーツや受験とかの競争社会で戦うときにこれは自分の欠点だなと本気で思ったけど、変えられなかった。
サッカーを10年以上やってるけど、努力したのなんてボールを遠くに飛ばせることくらいで試合の時はそりゃ頑張るけど、死ぬほど練習したこともないし、キツイ体育会系のところに所属したこともない。
受験もよく大学受かったなと言われるくらい周りと比べて真面目に勉強していなかった。
自分が楽しくできるライン以上はやろうと思えなかった。
この自分のスタンスはきっと簡単には変われないとわかっている。
なぜならもう思考回路がそうできてしまっているから。
でも、今まで生きてきた中でちっとも変わらずに生きてる訳ではなくて、骨幹にある何かはそのままかもしれないけど、多少なりとも影響を受けるものはあった。
でもそれは好きな芸能人やアイドルもそうだし、周りにいる友達や家族の考え方や発言
というとても狭い世界からしか影響を受けていないことがゼミの初回でわかった。
興味のあることと言われて脳内にでてくるのは趣味や好きなことだけで、その他のところには今まで目を向けていなかった。
考え方はきっと大きく変われないし、しゃかりきになんでも必死にやるのはたぶん合ってない。
今まで今すぐ考え方を変えろと言ってくる教師はたまにいたし、それに対していや、無理だろ何言ってんの?くらいに思ってた。そういう人には服従したフリして求められている発言をしたりして適当にごまかしてた。
でも、このゼミはそういうゼミじゃない。
挑戦することは求めているけど、大きな変化も他人と競争することも求めていない。
自分のペースで少しずつ変化することを見ていてくれる場所なんだと思う。
だったら、せっかくそういう環境にいれるんだから自分らしいペースで、他人からわからないくらいの変化をしてやろうと思う。
面白い、楽しいと思ったらある程度できるのはわかっているから、そう思う範囲を広げてそれが連想ゲームのように広がっていけばそれだけで、将来楽しく生きられる気がする。


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