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北区長選におけるおときたさんの苦戦についての覚書

明日、私が地方統一選挙で一番注目している北区長選挙が行われる。

といっても、私は江戸川区民なので直接投票できるわけでもなく、北区の政治状況についてもさほど詳しいわけではない。ただ、おときた駿さんと一緒にご飯を食べたり、彼の結婚式の二次会に行ったことがあるという関係だからだ。

おときた駿さんはおそらく明日の夜は敗北の涙を流していることと予想する。これは彼が北区長選に出馬する、と聞いたときからずっと「勝つことはないだろう」という予感があったが、ここに来ても残念ながら逆転の気配はない。明日、落選後に「あー、落ちましたね、残念ですね」という感想を書いて「後出しじゃんけん」をしても気持ちがいいものではないので、意を決して本日中に雑感を書いておく。(選挙運動ではない、はずだが問題があるようなら消します)

最初に断っておくが、これは「おときた駿」批判ではない。むしろ、今回落選してもまた立ち上がって政治に果敢に挑戦してほしいと願ってるし、機会があれば次の地方選挙にて共闘したいとも思っている。だからこそ彼が「誤ったのでは?」というポイントを自分なりに考えておきいのだ。

彼はブロガー議員として「有名」であるし、実際精力的に都政について情報発信をしている。ツイッターではフォロワーが3万人もいるし、彼を支持するインフルエンサーも多い。また、小池都知事を巡る諸々でマスコミに出演していた。しかもクラウドファンディングで1000万円以上を集めた。しかし、それでもだ。彼の知名度はおそらく、このnoteを見るような層が考えるより、遥かに低いはずだ。

私もまぁいろいろあったので「ネット上の評価とリアルの評価はまず一致しない」ということを肌身しみている。なので、おときたさんは世間的には「小池都知事をまっさきに支持し、まっさきに裏切った人」という評価くらいかな、と思っていたのだが、私の知人の大半は「だれそれ?」という反応だった。小池都知事に関する騒動は覚えていても、ぱっと「おときた駿」という個人と結びつかない様子で、知られてなさに正直、私が動揺したほどだった。

ネットでの評価とリアルの評価は一致しない、とは書いたが、やはりリアルで盛り上がることは(毀誉褒貶あるが)ネットでも盛り上がる。このことは自民党のネット戦略を担当した小口日出彦氏の「情報参謀」にも書かれていたことだ。だから、気になることは評価はともかく複数の関連するキーワードをSNSで検索して話題になった回数を追う癖があるのだが、「あたらしい党」の結党直後でも、SNS上での盛り上がりが異常なほど少なかった。

また、SNSで話題になる人物にはだいたいアンチが付くものだが、アンチおときたといえるアカウントもそう多くはない。熱心な支持者もまたそう多くはない。これは盛り上がらないし知名度が想定以上に低い、と感じた決定的なことだった。

もちろん、知名度がなくても選挙に当選することはある。今回、北区区長選でおときたさんと争っている花川氏もそうだ。でも、おときたさんはそうではない。知名度だけが武器ともいえる。だから、区長選に出る、と聞いたとき「まじかよ」と驚いた。そして、今に至るのである。

おときたさんの問題はいろいろ上がっているが、私はそのあたりに深い理解があるわけでもないし、あまり興味もない。しかしながら、彼が「知名度」という武器の使いどころを間違えたかな?というところは感じたので、この記事を作る次第だ。(もう一層いろいろ考えたことはあるが今回はパス)

だが、選挙というのは水物だ。もしかしたら、明日の今頃、「すみません!俺が悪かったです!」とおときたさんに土下座しているかも知れないし、そうであればいい、とも思っている。北区の方は是非この情勢をひっくり返して欲しい。伏してお願い申し上げる次第だ。よろしくお願いいたします。

では、今回はこれくらいで。皆様、明日の選挙はお忘れなく。では。

妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。