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くらげの毒抜き日記 Vol.4 「年下に苦言をいわれることのありがたさ」というお話

【はじめに】
この記事はブログにかくまでもなく、とはいえツイートで流しちゃうのももったいない頭の中のもやもをはき出す毒舌日記です。おもしろいと思ったら100円恵んでいただけると泣きます。

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最近はリアルで苦言をいわれることが少なくなっている。決して自分が成長しているのではなくその逆で「こいつには注意しても仕方がない」と思われたり「一応は年上だし」と気を遣われたりそもそもリアルでぶつかり合うことが非常に減っているのである。まぁ、妻には1日に10回は怒られるが。

34にもなると世間的に一端の社会人と見なされあまり注意されなくなるのは日本人によくあることらしいのだが少なくとも私は全く内面と外見のバランスが取れておらず注意されないと軌道修正が難しく自律が難しいという自覚は痛いほどしている。社会人としても失格なので苦言がないと破綻する人種だ。

ただありがたいことに妻がその役割を果たしてくれているしリアルではないというかネット上にも私の言動をいさめてくれる方がいる。おかげでなんとか自分の暴走を押さえて日常生活をギリギリ成り立たせている。感謝するしかない。しかし実際のプロジェクトを行う中では現場をみている方の苦言も必須だ。

今回某所で投資家と起業家のマッチングバーというイベントがあった。バーで起業志願者が投資家にプレゼンして投資してもらうという企画だ。投資家・企業志望者ともにうさんくささが服を着て歩いているような人間が集結しており大変魔界の様相を呈していた。その場にいたから間違いないのである。

なぜ私がその場にいたかといえば当然開業資金が欲しいから起業志願者として参加していたのである。まぁ、それほど投資に期待していなかったし顔を売ることやコネクションを作り今後の独立に向けてアドバイスを受けることを前提に参加していたのだがどういうわけか数十万の投資を取り付けたのである。

投資額が決定したあとだいぶ舞い上がっていたが「それはおまえの金ではない。金を生まない使い方をするな」と各所より指摘を受けて少々冷静になれた。また翌日見学していた方が「このイベントでなにがよくて何がだめだったか学ぶ人が少ない」という趣旨のツイートをみてはっとしたのである。

今回のイベント以外にもスタートアップコンテストにエントリーしているし、本気で起業するなら様々な場所でプレゼンをする必要がある。今回の投資に舞い上がってはいけない。むしろ自分の長所と短所を学ぶべきだ、と見学者の方に「私のプレゼンはどうだったか」と失礼を承知で聞いてみたのである。

そうしたら見学者は快く私のプレゼンを非常に細かく辛辣にコメントしてくれた。内容は秘密であるがクリティカルに自分の甘さを突いてきて恥ずかしさのあまり死にたくなったほどである。しかし私のプレゼンの問題に通底する問題を明らかにしてくれて今後のプレゼンをするにあたってこの上なく学びになった。

彼は24歳の若造が生意気なことを言って申し訳ないと謝っていたが14歳だろうが24歳だろうが64歳だろうが意見の価値というものは年齢で区別されるものではないはずだ。私の稚拙なプレゼンの詳細を覚えていて細かく苦言を申してくれるということはとても嬉しいことであった。いわれている最中はつらいのだが。

リアルではなかなか苦言をいってくれる人がおらず現場でみて細かく感想を伝えてくれる方も稀だ。そういう稀な見学者に邂逅できたのは運がよかったことで彼の観察眼から学べることはたくさんあった。こういうちょっとした人の縁が人生を変えるものになることもあるので「きっかけ」を大事にしていきたい。

まぁ、距離を詰めすぎて「こいつきもい」といわれるのがだいたいのところであるが。今回はこのくらいで。では。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。