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自分の余白をつくる

私は現在日常生活支援住居施設にて、週1で宿直をさせてもらっている。

私がこの仕事をさせてもらいたいと思った理由として、
・山谷という地域の文化を、そこで働く事を通して感じたい
・生活困窮者支援と、高齢者支援の双方を学ばせていただきたい
・奥さんと1日距離を置く事で、程良い「距離感」が生まれ、その大切さを感じる事ができる

等々の理由があるが、3つ目は思ったよりも自分に効いた。

家族や同僚等、毎日顔を合わせている距離感の近い相手には、自分を出しやすくなる。自分が相手に対して、自分を出す容量の許容範囲を広く設けているからだと思う。

そう、その枠組みはあくまで自分基準。

あくまで自分の中で、相手が受け入れてくれるであろう枠組みを勝手に設けて、それに当てはまらなかった場合、勝手に落胆したり、時には怒りに変わったりする場合も稀にある。

そこをしっかり客観的に捉えていれば、感情が動く事はないが、日々の生活を共にし、様々な状況等が重なると、自分を客観視できなくなってくる。

そこで必要なのが、距離感だと思う。相手の枠組みを設定しているのはあくまで自分自身であり、勝手にこうすべきという期待をかけていることに気づくためには、ある程度自分の中での余白が必要であるように思う。この自分の中の余白をつくるために、一人の時間で充電している。

自分が関わる利用者の方にはこの距離感があるゆえに冷静な対応ができるが、自分の家族や同僚に対しては、自分も含め全然できない人が多いように思う。

セルフケアをして、自分の余白をつくることは、奥さんとの良い関係をつくる上でも、対人援助職としても欠かせないものであるように思う。

私の中で施設での宿直は、セルフケアにもなっているというお話。

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