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アレンジメント制作の基本のキ。

暮らしの花としてのフラワーアレンジメントを ご自分で作れるようになるレッスンをしています。それを趣味として20年以上…だから 暮らしの花研究家です。

初心者でも、必ず素敵なアレンジメントを作れるようにしてあげることが得意です!その中で、何度も繰り返し お伝えしていることの「基本」として 茎の挿し方です。

オアシスやアクアフォームと呼ばれる 花の吸水性スポンジにお花を挿します。どなたでも簡単にアレンジメントが作れる資材ですが、意識すると良いポイントをお伝えしたいと思います。

下準備

基本のキというと そもそも吸水性スポンジに水を吸わせる方法からの説明になりますが、水を張ったバケツなどに 必要なサイズにカットした吸水性スポンジを浮かべ、自然に水を吸わせましょう。無理矢理 押したり、上から水をかけると中心部分に吸水されず、空気の層ができてしまいます。それでは お花が水を吸えなくて萎れてしまいますね。

大事なご自身の作品を長く楽しむために 吸水の仕方にもお気遣いください。

お花の挿し方

アレンジメントを飾る場所の 後ろが壁になる場合の「三方見」タイプのデザインの挿し方です。分かりやすくするために 花の茎だけで吸水性スポンジに挿してみました。

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このハリネズミみたいな写真で、吸水性スポンジの見えない奥の部分に想像上の中心点がイメージできると良いのですがいかがでしょう? 器の縁に挿すお花以外は、その中心に向けて放射状に茎が挿してあります。

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あくまでも、後ろが壁の場所へ飾る時のアレンジメントに合わせたイメージです。上から見た写真も付けますね。茎と茎の間が空いていることも大事です。


これだけはやらないで

アレンジメントの中で茎と茎が交差しないように、右に挿したいお花は吸水性スポンジの右側へ 想像上の中心点へ最短距離になる場所へ挿します。(交差するデザインの時はその限りではありません)

右に挿したいのに わざわざ遠い左側部分の吸水性スポンジに挿しません。

そして、同じ場所へ何本も茎を挿したりしないようにします。

華道を習ったことがある方は 剣山の挿し方が身に付いているので これをやりがちです。(私も華道を習っていたので よく分かりますよ)  剣山は足元を一箇所一直線というように狭い範囲に集中して 茎を挿します。

一方、吸水性スポンジは 一箇所へ集中させると大きな穴が空いてしまい、茎がぐらついたり、抜けてしまい水が吸えなくなったりします。なるべく お隣の茎と離して挿しましょうね。下の写真がやりがち…の状態です。

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挿し直す場合、一度挿した穴に挿さず 穴の空いていない場所へ挿しましょう。

茎の挿し方をちょっと意識するだけで、お花が品良く仕上がります。花持ちにも差が出ます。本当です!


今日は お花の会のメンバーさん向けのお話でしたね。最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊

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