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夢想花咲き乱れる園であなたと出会った———私の原点、ジェイル大橋代官

 note芸人活動、たのしんでいます。スキをありがとうございます。 

 ジョングクに対しても、他界隈の推しに対しても、「ほこさんの推しへの愛は見ていて健康的で、安心するね」と褒められることがあります。
 推しへの愛を褒められるってどういう状況なのか、オタクって本当に不思議ですが、紛れもなく、人生の推しであるギタリスト・ジェイル大橋代官(聖飢魔II)のおかげです。

※ところで、聖飢魔IIは「幸せだ」を「不幸だ」と表現することがあります(例:私はミサに行って不幸になってしまった、等)。今回は「幸せ」の表記で統一しております。ご容赦ください。


 BTSのジョングクへの思いを綴ったnoteで、私は長らくロックバンド畑にいると書いていました。聖飢魔IIというバンドは訳あって馴染み深い存在でしたが、私はジェイル代官のことを知りませんでした。
この映像を見るまでは。

 ↑この動画の2:45からジェイル代官がスモークと共に登場するのですが、閣下の歌声がとても美しいので、絶対に頭から再生してくださいね。
(リンク埋め込んでるんですが、正しく表示されてない気がします…このサムネイルをタップしたらYouTubeに飛べます!)

 名前も知らない、細身で髪の長い悪魔。
 彼が歩いた後に薔薇が咲いて、ギターの音には星が瞬いている。胸の中で渦巻く音色は、夜空を見ているうちに吸い込まれていくような感覚に似ている。演奏に集中している横顔の色気。
 15歳の私の人生は、この曲で決まってしまったのでした。あの瞬間からまる13年は経ち、好きなバンドや2次元のコンテンツはありましたが、ジェイル代官のことは本当にずっと好きです。

 秘密の花園という曲は、ミサ(ライブのようなもの)でのアレンジにおいて、
①閣下のやさしい歌唱②ゼノン和尚のベースソロ③ライデン殿下の駆け上がるようなドラム④ジェイル代官のギターソロ⑤閣下の歌唱 という流れになっています。

 ②④はその時々のミサでアレンジを多少変えているため、近年はその会場でしか聴けない音になっています。必ずしも「いつもこのメロディライン」ではありません。動画では3名で弾いているラストも、仕上がり方が会場ごとで変わっていると思います。

 だからこそ、5年ごとの再集結(※この3年ほど?は連続でツアーをしてくれていますが)で秘密の花園を聴くたびに、会場にいるよろこびを感じます。二度とこのアレンジは聴けないかもしれない、そんな貴重で尊い時間を過ごしているんだと。

 ジェイル代官が心底楽しそうにギターソロを弾いている時、私はぼろぼろ泣いてしまうのです。あまりにも幸せで、ジェイル代官と聖飢魔IIを信じて過ごした13年間の様々な瞬間を思い出します。
 仕事を調整して会場に向かったこと、2019年の大晦日のZepp tokyoで解散ミサ映像を見ながら「好きになって10年経ったんだ」と気づいて泣いたこと、大学生の頃にゼミの課題を終えてから武道館に直行したこと、高校生の頃に制服のまま信者の集ひ(ファンミーティングのようなもの)に行ったこと、ひょんなきっかけからジェイル代官を好きになったあの映像を見た時のこと、すべて。これが走馬灯というやつだろうかというほどに。
 ジェイル代官のことが好きで、遥か彼方の遠い世界まで来てしまったなあ。私の魂の行きつくところは、この曲なのだと思い知らされるのです。


 前述した、推しへの愛について以下に書きます。


 私が好きになった頃にはジェイル代官にはご家庭があり、この13年の間にお子さんもふたり生まれました。1人目のお子さんが生まれた当時のご報告記事です。


 Twitterで記事名だけ表示されているのを見た時、「もしかして病気?怪我?なにかの都合でしばらくライブができなくなった?」等、最悪のパターンばかりを想定してしまい、深呼吸してからリンクを踏んだことを覚えています。
 ページを読んで心から安心して腰を抜かしたことと、「そうだよ、推しが病気怪我さえしなければ万事幸せじゃないか!」と当然のことに気付きました。推しが健康に幸せにいてくれたら、ほかに何を望むことがあろうか。

 私はジェイル代官が幸せそうなら、他には何も望まない。
 ずっと好きなジェイル代官も、この1年ほどで好きになったジョングクも。私を幸せにしてくれるのだから、彼らがどうか毎日毎秒幸せでいてほしいと願っています。


 何を好きになっても、魂の行きつくところに出会えたことは奇跡です。
 今年の秋、また会場でその姿を拝み、ジェイル代官の宇宙を耳から感じたい。とっても楽しみです。


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