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世界農業遺産剣山系「にし阿波の傾斜地農耕システム」から学ぶ自然との共生


一般社団法人 忌部文化研究所のサイトから
一ノ森から剣山系の峰々と朝日を眺める

剣山系の農業が世界遺産に選ばれたのはなぜ?

一般社団法人 忌部文化研究所のサイトから
名西郡神山町上分の江田集落 周囲に涵養林を保全し、
谷合に石垣を用いて棚田 その周囲に段畑を作り、
野菜・果樹・花卉類を栽培している

「傾斜地」はもちろん、そこには、3000年という長く人々の営みの歴史が全て残されているからに他なりません。

林博章氏著「剣山系の世界的農業文化遺産」には、
この徳島の剣山で活躍していた阿波忌部のご先祖さまたちが、
いかに自然への畏敬の念が深く、多様性を基盤とする自然循環、卓越した植物文明を築いていたかが述べられています。

一般社団法人 忌部文化研究所でもご活躍の忌部の魂との深い繋りをもつ林博章氏が、その生涯をかけて通い続け、取材した阿波忌部の足跡。

●「神社」が存在している理由
●神道が生まれる背景にある自然や植物への原始的信仰「アニミズム」
が根底に在ることを力強く教えてくれます。

かつてこの国に住んでいたご先祖様たちが共有していた植物や樹木への畏敬を、誰でもが思い出せるようになれば、不和は調和に変わる。

改めて、阿波忌部の存在に思いを馳せる機会に感謝します。

下記、終了してしまいましたが、林博章さんをはじめ、関係者のみなさまに深く感謝します。素晴らしい内容なので、アーカイブ化を希望します!

2017年東京渋谷で開催された徳島の藍「ジャパンブルーの集い」にて。
著者の林博章氏、徳島と福島と東京を結ぶハテナバコのクボタノリコさんと
ハンモックYOGAの万菜美ちゃんたちと。
徳島の「布ナプキン」を手掛けるエコブルーさんの商品をご紹介させて頂きました。

一般社団法人 忌部文化研究所の手伝いもされているハテナバコのクボタノリコさんが、2011年以降ずっと取り組んでいる「再生布草履」や、各家庭で眠っている「毛糸」を編プロジェクト。徳島の藍染めの作品にも取り組んでいるそうです。素敵なデザインの小物に出会えます。

もっと深めたいという方は、林博章氏著「剣山系の世界的農業文化遺産」の本を入手することを強く勧めしますが、下記サイトからも、美しい写真と共に、剣山系の農文化(世界農業遺産・日本農業遺産)を拝見することが出来ます。

自然を崇拝しながら学び、森羅万象との調和をもたらすのが人間の役割。かつて日本列島に住んでいた魂は、ずっと長い間そういう生き方をしてきていた。現代人がそこから学べることは計り知れないだろう。

★ 一般社団法人 忌部文化研究所とは

★徳島や日本各地を拓き、ヤマト王権の成立に大きな影響を与えた「忌部」の研究。 忌部が拠点とした徳島剣山系に残る伝統農業や思想から見る持続可能な社会システムの研究。「日本の原点を見詰め未来を創る」とのスローガンのもと、さまざまな企画・提言・プロジェクト・セミナー・出版等を行い徳島創生、ひいては日本創生をめざす一般社団法人。

★インスタグラム https://www.instagram.com/awanoinbe

クプクプも忌部文化研究所からたくさんの学びの恩恵を受けています。感謝。

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