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インスタライブトーク公開 with ウェディングフォトグラファーTSUBAIさん&SHOGOさん

ラヴィファクトリーのウェディングフォトグラファー、TSUBAIさんとSHOGOさんに声がけをして、ゆるっと始まったインスタライブトーク。

いつもの飲み会のような、リラックスしていた空気だったからこそ出てきた言葉の中に、僕たちが何を考えながら活動をしているのかを垣間見れるはず。

SHOGOさんに若干の時空のズレがあったので登場回数は少なめとなっています(笑)

- 今回のスピーカーは以下の3名 -

TSUBAIさん(写真真ん中)
Instagram:@tsubaiphotography

SHOGOさん(写真右)
Instagram:@world_location_photowedding

久保(写真左)
Instagram:@kubo.mst

※以下
T:TSUBAI
S:SHOGO
K:久保

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K:さて、今日はよろしくお願いします。はじめていきたいと思います。

T:人と喋るインスタライブが初めてです・・・
めちゃくちゃドキドキしてます。

K:今は家にいる方も多いから特にカメラマンの視聴者数も多いかと。


■質問:ウェディング撮影、最近ありますか?

T:久保さんてウェディング(ロケ)行くんですか?

K:沖縄には撮影に行ってました。横浜・東京は元々そんなに撮ってなくて。あとは海外の方の撮影をよくやっていましたね。

■質問:TSUBAIさんってワークショップとかやってないんですか?

K:みなさんあれば参加したいと思ってるはず。

T:ワークショップというほどのものではないんですけど、出張に行った先で店舗のエリア周辺の人たちを無料で集めてお話したり、といったものはやっていますね。カメラマンじゃない人も。学生さんとか。

K:おぉ、学生さん。ガチワークショップもあればみんな受けたいと思ってますよ。

T:興味を持って学びたいと思う方がたくさんいらっしゃるのはというのはありがたいことですよね。

K:本当に。2015年に初めてワークショップをやったときに、日本でやっても誰も来ないんじゃないかと思っていたんですけど、めちゃくちゃやる気のある人がたくさんいて。

T:毎回二日とか三日とか長期間でやられてますよね。すごい。

K:リピートしてくれる人も多くて。あ、たまに同じ講座受けようとする人は止めます(笑)

自分も2年くらい経つとまた新しい学びがあって、それをワークショップでまたシェアする。再会したときにレベルアップしていて、一緒に成長しているような感じですごく面白いんですよ。自分自身の発見にもつながりますしね。

■質問:チーム内のクオリティの担保やレベルアップや教育はどうしてますか?

K:よく聞かれるんですけど・・・どうしてますか?TSUBAIさん、品質の責任者ですよね(笑)

T:ラヴィって、フリーや社員さん含めて300人くらいカメラマンを抱えているんですが、全部僕のような写真に合わせてくださいっていうのもないんですよね。

ある程度のルールはあるけど、カメラマンの個性を尊重しつつ、お客様に喜ばれることを前提に自由に表現するとことはしてください、というようにしていますね。
手取り足取り細かく・・・という感じにはしていないです。

今でいうと・・・この状況で仕事が減ってしまったなかなか交流のない海外チームにデータを送ってコメントをもらっていて。反省点や良かった点、今後どんな撮影をしていきたいか等をフィードバックをしていくっていう。

地道なことなんですけど、意見を交換したりは定期的に設けていかないと、一人でなかなかうまくなることは難しい。

誰かからの刺激だったりが必要で。今はSNSでいろんな写真を見れるけど、写真がうまくなるための一番のポイントは自分の写真が良くなること。人の写真を見てうまくはなれない。自分の写真を変えていく行為をしないといけないから、そのきっかけ作りはしていますね。

K:なるほど。

T:久保さんのチームも少人数だからこそ心がけることってあるんですか?

K:うちはあまり専属で入っているところがないから、どちらかと言うと標準の撮影じゃ満足しないという方がくる。全体がある程度フォトグラファーとしてのスキルの担保が最低限必要ということ、指名がほとんどなのでフォトグラファーの個性を出すということ、バラバラにやっていてもしょうがないので共通の想いを持つ、という3つのことは大切にしている部分。

毎日顔を合わせるわけではないし、毎日写真に関して議論しているというのもないけれど、撮った写真をシェアしてコメントを付け合ったりなんかはしています。

■質問:お二人は10年後20年後もカメラを持って仕事をしたいなと思いますか?

K:もはやもうカメラを持たなくなってきてはいるんですけど(笑)
全く持たなくなるということはないとは思っていて。離れれば離れるほど、写真を撮りたいなぁと思うことはあるし。

自分は写真バカみたいなタイプでもなくて。専門学校を出たわけでないし、カメラとか現像の瞬間がたまらない!と思うわけでもないけれど、写真は面白いものだなっていうのはある。だからそういう意味では続けるだろうなと。

TSUBAIさんは?

T:僕も、専門学校とか行ったわけではないですし、それこそラヴィに入ってなかったらカメラマンをやっていなかったと思うし、カメラマンになりたいと思ったことが一瞬たりともないので。

今は大好きな仕事ですしとても楽しいんですけど、それを求めてここまできたわけではなく、この先も強く求めているわけではない。

でも、この先も撮っているのかなと。それくらいの距離感の存在であってほしいなぁと。うまく付き合っていきたいなと思っています。

■質問:撮影していてスランプみたいな時はありますか?

K:何を持ってスランプか。急に今日明日スキルが落ちるわけではないので、前と似た写真ばっかり撮っちゃったな・・・というのが続くとあかんなと思う。常に新しい発見や成長を求めているという意味では、それを超えられないときが続くとあかんなって思いますね。

T:僕、スランプ一回だけあるんですけど。自分の認識できるスランプというか。ちょうど5年前くらいに、僕スランプだなって(笑)

その時ちょうど写真が上手になっているというか楽しく撮れるスイッチが入った時期だったんだけど。一時期それが・・・自分の成長がすごく大切になりすぎて、撮影自体が心から楽しめているのか疑問になってしまって。

チャレンジしたり努力はするんだけど、それがお客様にマッチしてるのかとか、自分よがりな写真になっているんじゃないかと感じる時があって。その時は楽しかったはずの写真が、一生懸命走りすぎてたんですよね。

僕にはランニングくらいがちょうどいいんですけど、100メートル走みたいになった時はしんどかったですね、撮影していて。喜ばれててもなんとなく不完全燃焼というか。そういう時期もありました。

K:ウェディングフォトの永遠の課題かもしれないけれど、写真家ではない。新郎新婦さんがいて、独りよがりにそのときのインスピレーションだけで今までと全然違うものを撮ってもよくないし。

どこまでを満足、成果とするのか。お客様に喜んでもらうのが大切だと思うんですけど、その中で自分も面白さややりがいを感じるられるか。

T:そうですね。そこのバランス感覚が大切だなと。写真ってジャンルでいうと芸術と言われるじゃないですか。僕の解釈の中ではウェディングフォトって芸術ではなく、アートでもピンと来なくて、デザインと言われるとすごくしっくりくる。

目的があるものに対してアプローチをかけていく、というのが言葉として理に叶っているのかな、正しいのかなと。お客様の喜びや楽しみを作るデザインのひとつとして写真を使っているだけであって。自己満足だけで成立しないところがウェディングフォトとして大切なことなのかなと思いますね。

■質問:写真が苦手な新郎新婦へどのようにアプローチされていますか?

T:基本的に指名の撮影しか受けていなくて。僕の写真に一回も目を通していないというお客様はなかなか少ないんですけど。

そしてこれはどこに行ってもよく聞かれるんですけど、写真が苦手な新郎新婦へも同じアプローチです。僕自身は別に変わらない。逆に写真が得意な人用のアプローチもない。というのは意識しているところですかね。

K:TSUBAIさんの写真が教科書通りやんってなってたら逆にショック(笑)

■質問:人の真似から脱却して、自分の写真を見つけるために注意していることはありますか?

<SHOGOさん登場>

K:SHOGOさんは、写真のインスピレーションはどこから得てきたんですか?

S:僕はTSUBAIちゃんと10年くらいやってきているから、ライバルというか、仲間から受ける刺激というのは大きかなぁと。

T:僕・・・忘れもしないんですけど。SHOGO君と仕事をし始めるようになった時、SHOGO君に「TSUBAI君の写真は上手なんだけど個性がないんだよ、個性とか考えた方がいいよ」って(笑)

K:顔面ストレート!(笑)

T:でもすごくそれは正しいなと思って。個性って僕が作るものではなく、「その写真てTSUBAIちゃんぽいよね」って誰かの承認を得ないと。自分の中だけで作る個性って誰でもなんとでもなる。求められてるのが外に向けての個性だとしたら・・・最初は自分の中で作る個性なんだけど、周りの意見をたくさん聞くべきかなって思います。

自分はどう見られてどう認識しているか。というのはSHOGO君と会うとよく話たりしていて。

S:そういう話よくするよね。最近はちょっと個性が出てくるようになりましたね(一同爆笑)

T:久保さんはもう個性や雰囲気や世界観が世の中に出ていっていると思うのですが、どういうプロセスだったんですか?

K:自分は簡単といえば簡単で。元々ドキュメンタリー(報道)の写真を撮っていたっていうのがあって、自分としては一番のめり込んだもの、バックグラウンドがウェディングの前にあった。

ヤラセをやってはいけない世界だし、一ヶ月とか二ヶ月と同じ人と生活を共にしながら撮ったりする。その中で被写体の人に自分を知ってもらって、相手を知って、嘘のない関係を作るとか、同じ時間を過ごすとか、そしてそれを人に伝えるとか・・・そういったことが舞台が変わっただけで、やっていることはほぼ同じ。

自分にとってはベースがそこにある。いわゆるポーズとかをさせるのも昔から好きではなくて。

人の真似というところでいうと、ウェディングフォトを見過ぎなのかなと。それを見て自分の撮影をしたらただの真似やんっていう。

それ以外の写真を見てインスピレーションを得たものをウェディングで試してみる。真似から始まるけれど、違う世界で得たものをウェディングで実践しているのであれば、舞台も被写体も違うからそれはその人のオリジナルになると思う。

だから写真だけでなく、ウェディングフォト以外のものに興味をもったり、見たり、そこからインスピレーションを得たりするのがいいのかなと。

ウェディングフォトばかり見ていたら、結局自分の写真が流行と同じものになっちゃうし。ウェディングフォト以外のことに熱中するって大事なのかなって思います。

T:それすっごいわかります。

新しく入ってきた方によく言うんですけど、ウェディングのことは結婚式の現場、要するに式場とかカップルの前でしか学べないけれど、写真のことは他のところでも学べる。

ウェディングフォトというのはすごく小さい世界だから、そこは切り離して考えなければいけない。

ウェディングで素敵な写真を撮っている人は「フォト」をちゃんと見ているのかなと。ウェディングを外したところでも同じように写真が撮れるし、そういうスキルをちゃんと身につけているんですよね。

K:ウェディングフォトばかり追いかけていると、ウェディングフォトが変わるたびに自分もずっと追いかけていなければいけなくなるし、一個ドシンとしたものが自分のベースにあれば動かなくていい。そこは本当に大事なところではありますよね。

■質問:シンプルに各々の趣味が知りたいです。

K:趣味はカフェ巡りです(笑)
僕は空間が好きで、だから自分のスタジオにコーヒースタンドを作ったりもしているんですけど。好きなモノに囲まれているだけで気分が上がったりするし、その場を起点に何かが始まったりする。空間って魅力があるなぁって。それにお店のオーナーさんのポリシーとか好みとかが反映されていたりするから、楽しくてよく行きますね。TSUBAIさんは?

T:靴磨き(笑)
ケアをちゃんとできる人間になりたくて。

K:靴ってすぐ汚れるんだけどすぐ戻るもの?

T:戻りますよ。趣味というよりもはや日常ですね。ケアをするほど育っていく感じが楽しいんですよ。

K:毎日磨くんですか?

T:履いたら磨きます。

■質問:私生活で写真に影響していることはありますか?

K:私生活=写真じゃないん?と思いますね。私生活のこれがこの一枚に表れた!というのはすぐ出てこないけれど、普段感じていることとがじわっと出るのかなと。

T:たしかに。

■質問:これからビデオ8Kの時代に踏み込みます。シャッターを一回一回押すより、ビデオの中の1カットを写真にする時代がくるってみんなどう思いますか?

K:動画からの切り出し問題は、5DmarkⅡが出たときにも起こって、4Kが出たときにも起こって。まだ現状は移ってないので・・・何年後にどうなるかわからないですけど、すぐにはならないんじゃないかな?と。動画と写真は撮る人の考えていることも違うし。

T:結局やらないんですよね(笑)

K:いずれは、動画を撮ったら勝手に良いところが切り出されるという時代がくるのかもしれないけれど。動画を撮っている人たちと話していると、違うこと考えているなぁと思う。

T:たしかに。写真をやっている人たちはみんな考えることなんですかね?
おそらく動画を撮っている人も、写真を残すために撮ってないというか。撮ることだけが目的とではないだろうし。撮ることで達成させる目的がそれぞれ違うのかなと。

■質問:カメラはどのように使い分けていますか?

T:結婚式当日の撮影はCanonを使っています。前撮りもCanonが多いけど、前撮りの中でもカジュアルなものはミラーレスのSONYやFujiを使うこともあります。前撮りでも、一枚もののパワーがいる写真なんかはライカを使うこともありますね。会場の広告撮影はSONY・・・そんな感じで撮影に合わせて使っています。

K:みなさん機材のことは気になりますよね。

T:もっとそういう質問が多いのかなと思ったんだけど(笑)。でも最近はもうどれでもよいなって思いました。こだわりあります?

K:写れば(笑)。きれいに撮れればいいかなって(笑)

T:普段持ちのカメラって靴とかと一緒で、自分の好みでいいんですけど、仕事で使うものって衣装みたいなものだと思うんで、TPOに合わせて選ばなければいけないでしょうし。
色々選べるという今の自分の環境が恵まれているのもあるとは思うんですけど、それが理想なのかなと。

でもどれでも使えないとダメだなって。Canonだけしか使えないとかはリスキーだなと。いろんなものにチャレンジした方がいいと思いますね。

■質問:写真を撮る際、ライブビュー撮影が主ですか?

T:ライブビューも使います。数でいうとのぞいている方が多いと思うんですけど、どちらも全然使いますが、ライブビューが主ではないです。

K:僕はほぼライブビュー(笑)
背面見ながら。こないだ背面液晶をすぐに見れないXpro3を買って、写真少年になった気分で面白いなって。背面でさっと撮れるのもいいけれど、のぞきながらしか撮れないのもいいなと。のぞいて撮るっていうのが相手と対峙しているようで、心が変わっていいなと思いました。

■質問:単焦点は何ミリを一番使いますか?

T:50ミリが圧倒的に多いですね。5年前に写真が変わったキッカケになったんですよね。もう85ミリはどっか行きましたね。文鎮みたいなやつ(笑)

K:僕は35ミリ。報道をやってたというのもあって。大体報道って近寄って撮ることが多いから35ミリしか持ってない、なんて方もいました。

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T:こう言うタイミングだからインスタライブも増えてるとは思うんですけど、いいことやなと。声をかけていただいて、ありがたかったです。そうじゃないとこういうことやらなかったので。

K:僕らの世代が人に見てもらえるようなポジションになってきて・・・そこで業界がもっとオープンになって変わってきているなと思うんです。こうやって気軽に動けるというのはいいですよね。


次回インスタライブは、4月6日(月)15時から、ブランディングデザインを手掛けるnottuoの鈴木さん(@kopattchi)さんと。自分でもどんな展開になるのか予測もつかないので楽しみです。ぜひお気軽に質問してくださいね。

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クッポグラフィー代表。報道写真家→横浜/沖縄/東京でフォトスタジオとコーヒースタンドの経営。「写真は人の心の支えになる」。フォトスタジオ、家族写真、ウェディングフォト、ブランディングなどについて書いています。ヤングポートフォリオ、上野彦馬賞審査員特別賞、WPJA多数入賞

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写真、経営、ときどきコーヒー
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クッポグラフィー代表の久保が、写真、経営、それからコーヒーについて思うことを綴ります。

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