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動画「覆面ビリオネア Ep4」【感想】ダメ出しを受け止め、改善しようとする力

家のリフォームを始めようとしたところ、想定以上に手間もお金もかかるというのが分かって頭を悩ませる…ところから始まる第4話。

それでも他も進行させていかねばならない。
まずはフェスティバルの参加にOKしてもらってまた一歩前に進んだ。

エリ―にはバーベキューを提供する店はあっても、ビールを提供するバーベキューの店は存在しない。そこに目をつけたグレンは地元のブルワリーに委託するべく、地元のクラフトビールの生みの親のクリス・シリアーニに交渉を持ちかける。…が失敗。

大雑把に言うならば前のめりになり過ぎて、相手がドン引きした、といったところだろうか。でも、諦めない。次に生かそうとする姿勢は頼もしさも感じた。

そして、次はピットマスター探しだ。日本では耳慣れない言葉だが、肉焼き職人とかいったところか。RJが見つけた3人それぞれと話をしていくのだが、それぞれの強み弱みをその場でしっかり見極めているのがさすがだった。

「有望な人材を見つけたら、合ったポストを見つけることが大事だ。
なければ作ればいい」

当たり前のことのようにも聞こえるが、これがしっかりできている会社が果たしてどれぐらいあるのだろうか。合ったポストがなくても、とりあえずでどこかのポストにあてがう、ような印象のが強い。「なければつくる」と言えるグレンがここでも頼もしい。

そうした中、ビジネスの拠点ができる。RJに店のロゴデザインを頼んだ。ブランディングに必要だからだそうだ。

「ブランディングは商品そのものだけでなく、イメージを作りあげること。
いかに人と繋がり、身近に感じてもらうかが重要」

この言葉はじぶんの中に落とし込めるほどはきっと理解できてない。ただ、繋がりを感じることは確かに大事だと思う。感じなければ、そもそも関わろうとさえしないだろうから。

グレンはとにかく地元密着にこだわっているようだ。そして、オリジナルのビールを作ることは必須事項だとも。いたってシンプルだ。

「的を絞ってコンパクトにまとめることが大事。
無駄をそぎ落とし、余計な情報を取り除く。
自分が求めていることを明確にすることです」

とグレンは言っている。あれやこれやに手を出す、目を配るのではない。一点集中!ということだろうか。

グレン自身はやりたいことも多いかもしれないが、覆面ビリオネアチャレンジの最中でなければ実際にできてしまうこともきっと多かったはず。そんな中、スパッと割り切って行動を起こしているのだ。やりたいことが多いが、できることがほとんどないじぶんが、あれやこれや手を出してなんとかなるわけがない・・。本当に身をつまされる言葉だ。

それから店舗探しだ。よさそうなところのオーナーに交渉を持ちかけるグレン。お金がすぐ欲しいわけではない、こちらから持ち掛けたわけでもないとあくまで希望の価格を変えない強気な姿勢のオーナー。これは失敗かと思ったら、なんと成功!

「交渉においては双方が傷みを引き受ける」
と言っているように、双方の間を取った値段で交渉が成立したのだ。今回だけではない。チャレンジ中ずっと値段交渉はこんな感じだ。じぶんだったらきっと、間を取るどころか相手の提示価格を泣く泣く受け入れるか、すんなり諦めていたかもしれない。見習うべき点がまた増えた。

そして、ピットマスター候補のクリスティーヌと再び会う。ここでのグレンたちのやりとりがとても印象的だった。グレンが要望、そして改善点をクリスティーヌに伝え、彼女がそれを受け入れる場面。改善点、いわば痛いところ、弱点とも言える。そこを突かれるということなのだ。場合によっては、人によっては、受け入れられないとはねつけることもあるだろう。

それを、クリスティーヌは
「批判だとは思ってないの。意見は言って。遠慮しないで」
と言って、真正面から受け止めようとするその姿勢にとても感銘を受けた。

そうして、クリスティーヌはついにピットマスターとして迎えられた。

さらに、造酒の交渉で再びクリス・シリアーニを尋ねる。(「クリス」が多くて混乱しそう…) 

「NOという言葉はあくまでスタート。
ビジネスに成功するまではYESという言葉よりも、NOを聞かされるものです」
そう言うグレンがとてもまぶしく見える。果たして、今度の交渉は…?

第4話のラストではまた大問題発生。リフォームがほとんど頓挫しかけていたのだ…。ほんとドラマティック!!そして、第5話に続く。


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