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【EDH】ウォーハンマー40,000統率者デッキレビュー②伝説のクリーチャー編

ウォーハンマー40K統率者セットレビュー伝説のクリーチャー編です。
きっと今回出る伝説のクリーチャーにはそれぞれ原作ファンが居て、ここから始める方も居るはず、ということで全伝説のクリーチャーについてパーツとしてより統率者として相性の良いカードや構築の方向性を書きました。
統率者デッキで一通り遊んだ後、お気に入りが見つかって方向性とか気になったら読んでみるのが良いと思うよ!この記事だと統率者戦を理解するのは難しいのでそこは別の記事とか知り合いとか店舗経由で頑張って!

生ける聖人、セレスティン

飛行と絆魂でライフ高く保つ戦闘力に、毎ターン墓地からクリーチャーを場に戻す(リアニメイト能力)を持ち、総じて長期戦に強いクリーチャーです。 ドラニスの判事エメリアのアルコン などEDHおなじみの妨害持ちクリーチャーを並べて長期戦に持ち込み、大型クリーチャーのリアニメイトに繋げて目指せ盤面制圧。 イーオスのレインジャー長 は妨害とアドを兼ねる上に能動的に墓地に落として使い回せるのでお得。 オススメしたいカードは 月皇の司令官、オドリック 。飛行絆魂を共有すればさらにライフを安全圏にしつつ、大体のクリーチャーはリアニメイト可能にできます。墓地にクリーチャーがいないと暇になってしまうので 狂気の祭壇 などサクリ台兼墓地肥やしカードも良い仕事をしそうです。

沈黙の王、スザーレク

沈黙の王の名の通り能力に派手さはなく、堅実に墓地を肥やしながら手札を整える統率者。採用コンボはパーツが墓地に落ちても問題ないものが良いですね。 クラーク族の鉄工所 + 屑鉄さらい + マイアの回収者 によるループコンボ、いわゆるアイアンワークスのコンボは代替性が高くてクリーチャー経由でパーツ回収可能もできて良さげ。なるべくアーティファクトクリーチャーを入れてアドバンテージを稼いだり、肥やした墓地を活かして 忌むべき者の歌アガディームの墓所 による瞬間加速を利用したいですね。
複雑なコンボなので詳細は他の記事や動画を見ること推奨です。

嵐の王、イモーテク

墓地を離れたときの誘発1回でアーティファクト・クリーチャー・トークン2体を出せるのは色々使い出があって強力。こちらもスザーレクと同じくアイアンワークスコンボと相性が良いですね。 マイアの回収者作業場の助手 などを交互に回収し続けることでトークンを量産できます。さらに生まれたトークンは クラーク族の鉄工所 などでマナに変換することが可能でコンボを支えます。特徴的なコンボでは 金属製の巨像 + 共鳴者 のループで、2体のトークンをコストに墓地の巨像を手札に戻し、巨像が墓地を離れたことでトークンを2体生成。共鳴者がいれば好きなだけ無限ループです。共鳴者に スカージの使い魔 を使えば無限マナ。
相性が良いカードはアーティファクトが並ぶことを活かした 前兆の時計 や、繰り返し墓地追放でトークン生成も妨害もできる 委縮した卑劣漢 、一度に大量のトークンを生成できる ネクロポーテンス など、独特な組み合わせが持ち味。
単純に2/2を並べるだけでも戦うことができ、コンボとビートダウンの両面から複合的に戦うことがきますね。

放浪者、アンラキール

マナコストの踏み倒しで強襲しても良し、妨害されてしまった強力カードを粘り強く使いまわしても良し―ライフさえあれば―という統率者。
 荒廃鋼の巨像 のような大型アーティファクトを序盤に叩きつけても良いですが、さすがにライフコストが重いので可能なら スランの発電機 などのマナ加速を踏み倒して普通に唱えた方が今後の足回りも強くなって戦いやすくなります。しっかりしたマナ基盤さえ作ってしまえば普通に手札から 大いなる歪み、コジレック など強力なエルドラージたちを叩きつけても良し!
使い回すアーティファクトとしては 精神隷属機 が良いですね。実質10マナ掛かるところを4マナで使うことができます。何度も使って全て支配していきましょう。激しいライフの消費は ワームとぐろエンジン害悪の機械巨人 などの回復手段で補いたいところ。

イルミノール・スゼラス

マナ供給とサクリ台を兼ねており足回りで軸となる統率者。生成したマナから巨大な呪文を唱えたり、死亡時誘発を持つクリーチャーを能動的に機能させたり、総じてひと手間かかる行動を快適にしてくれます。
マナ供給用の生贄要因としては 悲嘆叫び大口陰極器イチョリッド など実際のマナコストより軽く出せるクリーチャーや墓地から何度も返ってくるクリーチャーがお得。生成したマナからはデッキ全体をコンボに寄せるなら 深淵の覗き込み穢れた血、ラザケシュ が圧倒的に強力。通ればそのまま勝つまでのパワーがあります。シナジーに寄せるなら 不浄なる者、ミケウス囁く者、シェオルドレッド などちょっと重めだけど盤面制圧と死亡時誘発をサポートするようなカードを展開するのに使っていきたいですね。

総魔長、モータリオン

トークンを並べて真っ当にビートダウンする統率者。
出てくるトークンが戦士なので戦士シナジーを受けることができ、中でも 略奪者の戦利品 がリソース、打点、ライフロスの全てを稼ぐことができてとても噛み合います。ライフを詰めることに意味があるので、並んだトークンを活かして 血の芸術家 などでドレインする動きは失ったライフを回復する意味でも方向性にあってます。リソース回復手段としては 忘れられた神々の僧侶救われぬ者、クラヴ はトークンをカードに変換出来て良い感じです。
基本構造は並べて殴るシンプルな形ですが、ゲーム中は血の芸術家の誘発対象を自分にしたり(トータルはそのままですがライフロスに含まれる)、単色で 真鍮の都色あせた城塞 を使ったり異常性がにじみ出そうです。

無限なるトラザイン

刻印不要な マイアの溶接工威圧の杖太陽の指輪Phyrexian Devourer歩行バリスタ など様々な組み合わせで無限に入る夢の塊。 屑鉄場の再構成機 が歩行バリスタ、Phyrexian Devourer、 通電式構成物通電式召使い などさまざまなシナジーカードにアクセスできるナイスカード。
面白いカードとしては アゾールの門口 の変身条件を満たすと、タップと1マナでルーターして5点回復して裏返ることなくアンタップする謎のアーティファクトと化します。他に ファイレクシアの巨像 もライフコストだけでアンタップできて夢が広がります。起動コストにタップを要求するものが多いので、できれば ゴーレムの職工 などで頑張って速攻を付けたいところ。
重かったり怪しかったり珍しいアーティファクトを使い倒せて構築のし甲斐がある統率者ですね。

裏切者、カーン

家路 か 永遠の聖域 、どちらかはないと自分が裏切られてしまう統率者。頑張ってカーンにダメージを与えても自分のところに返ってくるわけではないのが悲しい。適当に盤面に放り込むと様々なところで談合や裏切りが発生してめちゃくちゃになること請け合い。おそらく最初に始末されるのはカーンのオーナーというお決まりの展開になりそうですが裏切り者にふさわしい末路。少しでも活用できるように 蠱惑的な船員 など赤特有の一時的なコントロール奪取を多めに積んで回収できるようにしておきたいです。
ゲーム中のプランとしては攻撃をスルーされたら全体火力で場を流しつつ、カーンを誰かに渡して2ドロー。最後に家路で回収みたいな流れが理想的。正直なところ家路がないとお話にならないあたり茨の道ですが、裏切者を統率者に添えるのですからそれくらいの覚悟は必要ですよね?

レッドテラー

ただサイズが上がるだけという見た目あっさりな能力ですが、1マナ2マナ3マナと順当にクリーチャーを展開して4ターン目着地後に攻撃が通れば7/6。思ったより大きいな?もちろんトークンで横に広げればさらに打点は伸びますし、 大歓楽の幻霊呪文ショック を置けば一瞬で2パン、1パンジェネラルに変貌します。実はかなり高打点な殴りジェネラル。
他人のストームに便乗して 乱射 で急成長したり、 電離の嵐 で2マナ2点を飛ばし続けられたり、 あふれ出る火焚き なんてニッチなマナクリ使ったり。シンプルな能力からは想像もつかない珍しいカードとシナジーした上でちゃんとゲームプランもある面白い統率者です。

強奪者、アバドン

大渦を操る者、イドリス に似た続唱を付与する統率者。イドリスに比べて1マナサーチで 宝石の睡蓮 から2ターン目に唱えらえるため速度キープの安定感で勝ります。
戦闘不要なのでできれば着地ターンに続唱からリソースを伸ばしてリキャストに備えたい。 敏捷なこそ泥、ラガバン や 語りの神、ビルギ のようなマナを出しつつ攻撃もできるクリーチャーを多めに用意したいですね。勝ち手段も兼ねて 火付けの射手ケッシグの炎吹き でライフを削りに行く続唱に寄せた構築も面白い良いですし、アバドンの攻撃が通った時だけ爆発的に動くようにして基本はグリクシスカラーの強みである むかつきタッサの神託者 コンボを狙う構築も手堅く強そうです。

異端審問官、グレイファクス

警戒、タッパー、調査という地味な3点セットですが、一貫して守りに強い。攻撃されなければマウントを取れる統治者イニシアチブ、プレインズウォーカーを維持して毎ターンリソースを稼いでいくのが良さそうです。コンボも止めたいので ドラニスの判事エメリアのアルコン のようなヘイトベアを加えれば守りは万全。
ETBでイニシアチブを獲得し、各ターンにグレイファクスをアンタップできる 白羽山の冒険者 は相性が良いですね。ダウスィーの虚空歩き も普段なら立たせがちですがグレイファクスなら4点殴り得なのも侮れません。イス卿の迷路 とのシナジーでグレイファクスほかタップ能力と警戒を持つクリーチャーで『攻撃した後にタップ能力起動、攻撃クリーチャーなので迷路でアンタップ、再度能力起動』とすることができます。
回避能力持ちのパワーが上がるうえに、限りなく殴り得になるので展開しきった後は速やかに殴り切れそうなところが良いですね。

スウォームロード

唱えた回数につき+1カウンターが2個得られる能力を能動的に活かすなら 食物連鎖神話解放 で何度も唱えられるようにサポートしたいところ。パワー参照でマナを出す 野生の心、セルヴァラ も相性良し。唱えずに場に出る際も+1カウンターが乗って出るので 魂の大鍋 を立てればいつでも頑強で帰ってこられます。
+1カウンタ―が乗ってるクリーチャーの死亡時ドローは全体除去の保険とするよう ピーマの改革派、リシュカー活力を穢すもの などで+1カウンターを配っておきたい。並べても全体除去には耐性が付くので安心。+1カウンターが乗ってると強化される 培養ドルイド も相性が良いですね。参照するカウンターは何でも良いので 献身のドルイド の-1/-1カウンターやLv系クリーチャー、イコリアの常盤木カウンターでもOK。
縦と横の両面で打点を上げてビートダウンしていきましょう。

暗闇の君主、ベ=ラコール

デーモンシナジー統率者。もちろん古今東西お気に入りのデーモンを詰め込んでも良いですが、ベ=ラコールを活かすのにおすすめしたいのは 深海の破滅、ジャイルーダ 相棒クローン型。ジャイルーダがデーモンなのでまずデーモン1体は確定、さらにETBで追加のデーモンや引っ張ってきたり、伝説を無視する 灯の分身 などのクローンでジャイルーダをコピーしてデーモンカウントを稼ぎつつさらに掘っても良し。ベ=ラコールを増やせば倍の火力を飛ばせるようにもなるのでコピーはそちらでもOK。どちらもクローンと相性が良くてまとまりが良いですね。
ジャイルーダ相棒は構築に偶数縛りが掛かりますが、デーモンの中でもクローン型と相性の良い 悪魔の番人 が使えるのは嬉しいところ。血の取引者、ヴィリス穢れた血、ラザケシュ など強力なデーモンもしっかり使えます。

メイガス、ルチア・ケイン

X呪文コピーによる現実的な最速は 破滅の終焉 X=3から 鋭い目の航海士、マルコム光角の海賊 サーチ→光角の攻撃を通してマルコム誘発で宝物1個生成→1マナ追加して光角起動で無限ダメージのマナ総量4GGかな?状況次第では 波止場の恐喝者ティムールの剣歯虎 などで無限マナを狙うこともできますね。攻撃が通らない状況なら 鏡割りのキキジキ通路の監視者 による無限トークンで対応可能。アドバンテージもXドローで確保できて手広く戦うことができます。
毎ターン+1カウンターを配る能力は微力ながら 培養ドルイド を強化したり、歩行バリスタ で1点に変換したり、鋼蝕みのハイドラ で置物破壊にしたり、細かいシナジーを作れて良いですね。

マルネウス・カルガー

単体でパワー6相当の打点にトークン生成による盤面強化、それに付随したドロー能力と自己完結した強力な統率者。
トークン生成によるドローは 息詰まる徴税 と相性が良く、放っておいても2マナ拘束かドローの献上を強いることができ、さらに Timetwister 系とのコンボで宝物21個28ドローになるので決まれば大体勝つことができます。また、ニッチな組み合わせだと ゾンビの横行テフェリー永遠の洞察 など、ゾンビの横行で捨てた分がトークン生成によるドローで返ってくる状況を作ると無限ルーター無限トークンから、戦慄の復活タッサの神託者 を捨ててフラッシュバックからタッサの神託者リアニメイトによる特殊勝利を狙うこともできます。
トークン生成能力の方は、アシュノッドの供犠台訓練場 または 選定された行進 で生成したトークンから起動コスト以上のマナを生み出すことができれば無限マナ無限トークン無限ドロー。
単体で強力ながら様々な組み合わせでシナジーを構成する今回屈指の統率者ですね。

ベリサリウス・カウル

任意のタイミングでアーティファクトをタップできるので 最高工匠卿、ウルザ のように 冬の宝珠静態の宝珠 などタップ状態だと効果を失う置物を置いてゲームスローダウンさせつつ自分は有利に立ち回るスタックス戦術が向いてますね。警戒持ちのトークンも長期戦ではゲームを決め得る大事なクリーチャーです。
統率者を2つ目の能力も起動したいので、アーティファクトを寝かせる代わりのカードも用意したいところ。最高工匠卿、ウルザはもちろん、煌めくドラゴン も良いですね。
寝かせたクリーチャーを起こしつつカードが引ける 光素の泉 やべリサリウス・カウルを含めて各アンタップステップにアンタップできるようになる 巻き戻しの時計 は相性が良いです。

コミッサー・セヴェリナ・レイン

トークンを横に並べつつ要所でヘイトベアを挟んでビートダウンによるライフを狙い。
自身やトークンのP/Tが小さいので戦闘補助が欲しいところ。偵察 ならどれだけ壁が並んでも戦闘から逃げることができて安心(敵前逃亡しても許される優しい世界)。素直な方向なら安全な攻撃先を作れるように除去をしっかり取りましょう。手札補充についてはカード1枚で複数体のトークンを用意すれば時間はかかるもののドロー能力で手札を増やすことができるので非効率ながら最低限のリソースは確保できます。
ドロー能力はサクリ台としても使えるので一度横に並べて戦況を優位にしたら 精神を刻むもの を生贄にして手札を枯らして盤面勝負に移行させる戦術も良いですね。

恐怖の武器、デスリーパー

速攻による攻めを強化する統率者。似た能力だと 歓楽の神、ゼナゴス がライバル。1ターンに複数クリーチャーの打点を上げられる点とサボタージュ能力が2回誘発する点で差別化したい。
ボール・ライトニング地壊し など所謂歩く火力とは相性が良い..…というか、次ターンには二段攻撃のサポートを失うのでデメリットが帳消しになってお得(錯覚)。
実戦的には オークヘイムの敵対者 などサボタージュ能力持ちを詰め込んで 野生の律動 などで速攻を付けるのが両者に代替性が高くておすすめ。単体で相性が良いところだと疾駆持ちは毎ターン二段攻撃で走らせることができるので 敏捷なこそ泥、ラガバン はいつも以上に強力。また、鏡割りのキキジキ炎の踊り手、リオーニャ など速攻トークンを作るカードは場に出た後も継続的にデスリーパーの恩恵を受けられて良いですね。

ケラーモーフ、ギルソン・スターン

1点のダメージに対してギルソン・スターンが2点を追加で飛ばす能力。『ギルソン・スターンが飛ばす』点が重要で、生体融合外骨格堕落した良心感染を付ければクリーチャー相手には継続的な-1カウンター、プレイヤー相手には毒カウンターとして通常より強力な火力になります。
無限でないストーム数だと ぶどう弾 ではプレイヤー1人倒すことさえ難しいですが、感染が付けばストーム5つ分で1人倒せるので現実的になります。順当にライフを削る場合は本体火力よりも 巣穴からの総出 などで横にトークンを並べて戦闘で継続的に削る方が堅実的。トークン1体当たりパワー3相当なのでうかつにブロックにもいけません。ブロッカーが複数に並んでも 祭典壊し のような1点火力で容易に盤面を焼き払えるので十分に盤面コントロールして戦うことができそうです。

異端審問官アイゼンホーン

パワー参照でアーティファクトを出すのでぜひともサイズを上げて殴りたい。装備品の中だと 頭蓋囲い が特に相性が良く、戦闘ダメージを与えるたびにその分の手掛かりトークンが出るので倍々でパワーが上がっていきます。アカデミーの整備士 を横に添えればダメージの分だけ宝物トークンも出るようになるので強化型なら入れ得。
無限コンボはアイゼンホーンのパワーを5以上にして毎ターンアーティファクトを5つ用意できる状態にしてからの 時の篩 による無限ターン。『アイゼンホーンで攻撃、出た手掛かりトークンでドロー、強化して攻撃』を繰り返す過程で自然と条件を満たすので時の篩にアクセスできるカードを1枚引けば自然とコンボに移行出来て無駄がありません。ブロッカーは4/4飛行に任せて統率者で殴ってればゲームプランを遂行でき、単騎殴り統率者に向いていますね。

永劫なるルシウス

永劫の名の通り、死亡しても他のクリーチャーを踏み台に何度でも返ってくる統率者。
ルシウスをコストに対象のクリーチャーを破壊する手段があれば、先に取り憑いてからクリーチャーが破壊されるのでルシウスの帰還条件を即座に満たして帰ってきます。要塞の暗殺者漸減 で過労死するまで働いてもらいましょう。単発だと 夜の騎兵胆液の爆発 あたりが有効です。
サクリ台を用意しておけば全体除去に対しても、先に憑依状態にさせておくことで即座に帰還させることができる小テクも。

赤きマグヌス

クリーチャートークンが実質メダリオンに。クリーチャートークンは生成方法からして複数あるのでざまざまな構築が考えられます。
無難にいくなら 若き紅蓮術師 などトークン生成クリーチャーを設置し、汎用呪文の使い勝手を良くしながらトークン生成するプラン。フィニッシュ手段の枠を少なめに無難に強い動きができます。トークンに寄せるならトークン生成呪文で直接トークンを生成しつつ、後続の 火猫の襲撃 などのトークン生成呪文を軽くして 好機の造り手 などサボタージュドローで引き増していくプラン。攻めを太くすることができます。異色なプランとしてはトークン生成呪文をマナ加速として割り切り、無限への突入 などフィニッシュ級呪文の早期キャストを目指すプラン。引きムラの代わりに爆発力があります。
上記3つのプランはもちろん好みで組み合わせても良く、さまざまな構築が考えられて面白そうですね。

ネイヤム・シャイ・ムラド

メリットだけ見れば毎ターンパーマネントをリアニメイトする強力な能力。釣る対象は 囁く者、シェオルドレッド大修道士、エリシュ・ノーン穢れた血、ラザケシュ など強力なものに困りません。それこそ、納墓 でラザケシュが釣ればネイヤム・シャイ・ムラドをコストにコンボスタートできるので1枚コンボ持ちとも言えます。夢の巣のルールスレオニンの遺物囲い が使えるのは取れるルートが柔軟で良い感じ(*)。また、他の釣る対象として、疫病造り師最古再誕 などは妨害とブロッカーを処理を兼ねつつ勝手に墓地に落ちるので使い勝手が良いですね。
デメリットについて、相手が戻すカードはおよそフェッチランドを選んでおけば大した問題にはならないでしょう。

ラザケシュコンボルート(黒浮き、生贄1体、ライフ12点~)

1.ネイヤム・シャイ・ムラドをコストに巣のシャンブラーをサーチ
2.黒マナから巣のシャンブラーを唱え、そのまま生贄にしてライオンの瞳のダイアモンド(LED)をサーチ(リストークンが生まれる)
3.LEDを起動して白白白を出し、リストークンを生贄に夢の巣のルールスをサーチ
4.白白白から夢の巣のルールスを唱えて、墓地からLEDを唱える
5.LEDから黒黒黒を出し、ルールスをコストに発掘をサーチ
6.黒を使って発掘を唱えてルールスを場に戻し、墓地からLEDを唱える
7.LEDから白白白を出し、ルールスを生贄にレオニンの遺物囲いをサーチ
8.白白を使って遺物囲いを唱え、そのまま生贄にして動く死体をサーチ
9.黒黒から動く死体を唱えて遺物囲いを場に戻す
10.遺物囲いのETB対象を動く死体に取り、動く死体が追放される
11.動く死体が場を離れたときの能力(遺物囲いを生贄にささげる能力)が誘発するので、その解決前にラザケシュで遺物囲いを生贄に好きなカードをサーチ
12.遺物囲いが場を離れたときの能力(追放された動く死体を場に戻す能力)が誘発して動く死体を墓地の遺物囲いにエンチャントされている状態で場に戻す
13.場に戻った動く死体で遺物囲いが場に戻る
14.状況が10に戻るので10~13をループし、その過程でライフ2点につき好きなカードをサーチできるので適当にマナ加速して血の芸術家を追加すれば無限ドレイン

※状況次第では開始時の浮きマナが不要だったり、ルールスを経由しなくて良かったり、支払うライフが少なく済んだりします。

おわりに

強そうなのは強奪者、アバドンとマルネウス・カルガーですかね。全体的に初見は地味に思えましたが、考えてみるとちゃんとゲームプランが成立してて面白そうなんですよね。特に意外だったのはレッドテラー。サイズが上がるだけに見えてシナジー範囲が広い。
読んだ人は好きなのを組みましょう。大体なんでも組めます。

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