森の中でジャコウアゲハがひらひらと優雅に飛んできた|生田緑地(神奈川県川崎市)
エゴノキの花を見に、生田緑地の森にでかけたときだった。
「ひ~らひら」と優雅な感じで蝶が飛んできた。
えっ、なんか「違うぞっ」と直感的に感じさせるものがあった。ふわっとした独特な飛び方とグレーがかった羽の色のせいだと思う。
そーっと追いかけて、なんとか止まった所をスマホで撮った。ボケボケの写真だけどとりあえず撮れてよかった。(いいかげんカメラの購入も考えなきゃな)
アゲハ蝶の種類だろうか?
見たことがない蝶だ。
検索するとジャコウアゲハのメスのようだ。
これがジャコウアゲハなのか。
たしか数年前に息子が国会図書館(東京都千代田区)の近くでサナギを見たといっていたやつだ。ジャコウアゲハのサナギは、クリーム色っぽい一見プラスチックか何かでできた奇妙な人工物のようだ。電柱にいたのを見つけ「なんだこれは? 生物なのか?」と思って調べたそうだ。
「麝香揚羽」妖艶な感じがする名前だ。麝香の匂いがすることが名前の由来らしい。
ジャコウアゲハは、ウマノスズクサという植物しか食べないという。アゲハ蝶というと柑橘系の木を好むとばかり思っていたが。
電柱や建物の壁にもサナギをつくるらしい。ということは幼虫の状態でウマノスズクサから移動するということなのか?
なぜウマノスズクサなのか?
ウマノスズクサには毒成分が含まれていて、それを体内に取り込むことによって身を守っているのだという。
不思議なことばかりだ。
ウマノスズクサ
漢字で書くと「馬の鈴草」
風情があっていい名前だ。
果実が馬の首につける鈴に似ていることからきているのだそう。
そういえばじゃがいものことも馬鈴薯という。
人と馬との繋がりの深さを感じる。
私はまだサナギを見たことがない。
オスのジャコウアゲハも見たことがない。
でも、きっとまたどこかで逢えるだろう。
※sibachanさんの素敵な作品を使わせていただきました。森のなかで蝶に出逢った嬉しい気持ちが溢れています。
ありがとうございます。
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