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日影沢林道を歩く| 八王子市裏高尾町

「日影沢林道」って、素敵な名前だ。
静かにゆっくり歩いてみたくなる。真夏の暑いさなかだから特にそう思うのかもしれない。名前を聞いただけで涼しそうに感じるもの。

高尾駅から旧甲州街道を歩き、日影から日影沢林道へと入っていった。


ジリジリと熱したアスファルトの道から、木々が生い茂る林道に入るとホッとする。

入口ではカツラの林が迎えてくれた。
高尾山の3号路でみつけたカツラの人工林が日影沢林道の入口にもあった。ここでまた会えるなんて嬉しい。こちらは昭和3年に植えられたものだそうだ。

日影沢に下りて水に触れたりして涼んでいたら、目の前に色鮮やかなトンボが飛んできたり、林道に不思議な斑紋の蝶がいたり。ここでもまた、思いがけない出逢いがあった。


日影沢林道入口の「高尾山国有林」の表示板
杉の子 ? の形がカワイイ 
周辺には植林されたカツラの林
昭和3年に植林されたカツラの林
木目が細かく加工しやすく彫刻や家具
算盤など広く使われるそう
カツラの林
カツラの樹皮は縦に裂けてガサガサしてよれている。
近寄りがたい感じがする。
カツラの葉は丸いハート型で明るい。
ガサガサの樹皮とカワイイ葉のギャップが
とても不思議。


日影沢林道
日影沢
沢沿いでよく見られた株立ちの木
名前はわからない


日影沢
沢の水が冷たくてとても気持ちがいい。
手首まで浸して身体を冷やした。
目の前の岩の上に、えっ! と思うような
鮮やかな色のトンボがあらわれた。
ミヤマカワトンボ♂
色といい姿といい、なんて美しいんだろう。
時折、羽を広げていた。
拡大すると細い足に細かな毛が生えている。
トンボの目線になり同じ空間にいるという
不思議な感覚。なんかとても愛おしい。


モンキアゲハなのかな。
あれ?あなた修正テープで印つけられちゃったの?
みたいな不思議な斑紋。
日影沢林道
日影のバス停  (このバス停も好き)
真上に中央本線が走っている。
帰りはバスで高尾駅まで戻った。


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