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話すことと書くこと

♯ミートwith学エバというハッシュタグを使って、学生エバンジェリストアワードに出場されているみなさんと少しずつお話しする機会をいただいています。

みなさん、共通してお話することに長けているのです。
言い淀んだり、詰まったりせず、わかりやすく考えや想いを言葉にしてお話しする。どんなプロジェクトを動かしているのか詳しく知らない人たちに噛み砕いて伝えることがスラスラとできる。本当にすごいと毎回思わされます。

わたしは正直、お話しすることが得意ではありません。話すことで思考を形成してきたというより、書くことで自分の思考を創り上げてきました。
英語やドイツ語を勉強することで母語の日本語が磨かれ、日本語特有の言葉の美しさや意味、流れを強く意識して言葉を綴ることの面白さに気がつきました。繊細な言い回しや二重の意味を持たせたり、漢字の選び方一つで相手に与えるイメージや自分の伝えたい世界観がガラリと変わる。自分の思考とじっくり向き合うことで降りてくる、生み出されてくる言葉たちは、時間がかかります。
そうなると、話すスピード感についていけないのです。

最近、自分の思考回路が「話す」ではなく「書く」ことで作られ、またその「書く」スピードで言葉が頭の中を巡っているのだと痛感しています。
アワードに参加されている方々は興味深い人ばかりで、お話を伺うのはとても面白く楽しい時間です。しかし、うんうんと聞くばかりでなく、自分から投げかけたり議論したり、お互いの分野の融合について考えて新しいモノを切り拓くためには「書く」スピードで考えていては追いつけません。

音楽家は音楽を中心に思考を形成していることで、言葉で音楽を語ったり伝えることに抵抗感や苦手意識があります。そこからの脱却でわたしは「書く」ことを選びました。「書く」ことで得た学びはとても多く、また奥深さとその魅力も強く感じています。しかしさらにもう一歩先へ、また音楽の世界だけでない全く違う分野の人と関わり、新しいモノを生み出していくためには「話す」ことも重要なのだと実感する日々です。

アワードの初期の頃は、自己紹介もままなりませんでした。自分という存在が一体何者なのか、どうやって名乗ったら良いのかわからず、訳のわからないことだけを言って撃沈していました。言葉を発した瞬間に脳内反省をくりかえし、みなさんがスラスラと自己紹介をしているのを聞いて凹む。
毎回どんよりしていました、実は。

でもこのままではいけない、これこそが今わたしにそして音楽家が抱える問題なのだろうと思い、♯ミートwith学エバを活用して少しずついろんな方とお話しする機会を作り、とにかく口に出すことを繰り返しています。
毎日どうやってお話ししよう、何を話そう、何を聞こうと頭の片隅に「話す」ということを意識することで、ほんの少しずつですが皆さんとお話しすることができるようになってきたのかな…と思っています。

書くことも話すことも、言葉が中心。
言葉を大切にする気持ちを忘れず、自分らしく発信すること。
アワードを通じて出会った、たくさんの方々から学びながら自分を成長させていきたいなと思います。


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