No.124/試行錯誤なき実践では進化できない(2024.05.03)
こんにちは、くのてつです。
G.W.にふさわしい快晴の一日で、多くの方々が野外でのレジャーを楽しんだのではないでしょうか。
自分もG.W.恒例行事になっている家族でのBBQを楽しませてもらいました。
遊びも仕事もちかっぱやる!
これに尽きますね。
今日はそんなレジャーからのワンシーンの切り取りから感じたことを整理します。
自分がBBQをやった場所には子どもから大人まで楽しめる森のアスレティック広場があります。
簡単なものから大人でも難しいような障害が多数設置してあり、皆さん楽しそうに取り組んでいました。
自分も息子に付き添って(荷物持ちなのでやっていませんが)コースを周りましたが、個人的には最高の現場って感じでした。
職業柄勉強になるシーンがとても多く、楽しいわ、気づきがあるわ、別の意味でテンションが上がってしましまいました。
息子にはごめん、ですが・・・(笑)
今日の収穫
「また一つできることが増えてよかった!」
息子が言ってくれたこの一言は、大きな収穫と気づきになりました。
普段から運動指導や子どもたちと接する場では「コツを教えない」ように意識、実践しています。
今日のアスレティックでも、当然息子には何も教えません。
ただ見ているだけです。
それでも彼は自分に答えを求めてくることはありません。
自分でいろんな角度からできる方法を探りながら、自分の能力でクリアできるのかトライしています。
運動指導の現場においては、初心者からアスリートまでこの「自分で考え感じる」ことが非常に重要だと考えています。
図らずも、それを実践してくれた、むしろ実践したというよりただ楽しんでいる様子にこそ本質がるように感じました。
そこには主体があるので、ただ楽しんでいるように見えます。
でもその中では「できるできない」のギリギリのラインを試行錯誤しながら「できる状態」を目指しています。
結果、運動能力はもちろん、自己有能感、自己肯定感と呼ばれる自己承認の心が育まれていきます。
それを実践してくれた息子にはただただ感謝です。
もう一つの収穫
現場を回っていると、あることが非常に多いということにも気づけます。
それは「親御さんが子どもたちに率先してレクチャーする」ということです。
聞かれてもないのに「ここはこう」とか「もっとこうしよう」的なことを投げかけます。
考える機会を奪うだけでなく、指示されたことに従うマインドセットをしているのかな?とさえ感じてしまいます。
やはり、日本人の多くは答えを与えることにより、答えを求めることが中心になっているのでしょうね。
誰が悪いということではなく、そんな歴史、社会構造故の課題なのだと思います。
「かわいい子には旅をさせろ」と言いますが、自分で思考して行動するチャンスのことを言うような気がします。
そんな環境を用意できる大人でありたいし、チャレンジしている子どもたちが不幸にならないようサポートしてあげなければですね。
日々精進あるのみ!
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