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No.164/教育の勘違いから起こる迷走

2024.06.12

こんにちは、くのてつです。

移動の電車の中での出来事です。

とある駅で小学生の集団が電車に乗り込んできました。

元気が良くて会話の声が大きかったり、ランドセルが周りの大人にぶつかったり、そこそこ混んでいる車内では大人たちが迷惑そうにしています。

個人的には注意するレベルの行き過ぎた行動はないし、子どもたちの発育発達の特性を考えるとこんなもんかな、なんて思って見ていました。

「〇〇の子たちなのに、全然ダメね」

その車内でこんな会話をしているおばさま方の話が耳に入り、「なるほど・・・」と感じたので思考の整理をしてみます。

名門校故の偏見

この車内にいた子どもたちは全員超名門私立の小学生たちでした。

それ故、いろんな面での期待値が高いのでしょう。

当然のその子の親御さんからはもちろん、親族や周囲の方々からも同様に期待されているのだと思います。

ただ、自分はここに誤解があると思っています。

一般的に見れば「名門校=子どもたちがまとも」のような抽象度が高く、か大人の欲求目線でのラベルが貼られています。

仮に、小学1年生の子どもが、大人以上に世間のルールやマナーを守り切っていたとしたら、どう感じるでしょうか?

自分は不自然に思います。

作られたものとしか見えないからです。

特に名門校というイメージがつくとこのラベルがより問われることになるため、どこか虚しい気がします。

名門校の教育の実態

実際に自分は電車内にいた子たちの小学校で授業風景を見たことがあります。

感想は、

「こんな名門がこんな低レベルなことをやっているのか・・・」

です。

名門校では優れた教育が受けられると思っている方々は多いと思います。

現にそのような学校もありますので、そこは誤解なきよう。

ただ、その名門小学校の実態は「旧態依然」とした体育会系的な叱りつける指導が横行しています。

汚い言葉や、人格無視をしたような言葉が教員の口から飛び交います。

終いには「あいつらは叱らないと調子に乗る」なんてセリフまで聞くことになりました。

仮に保護者に求められていたとしても、自分はそこに何の魅力も感じません。

結果的に迷走している

そんな指導をした結果、子どもたちはどうなっているのか?

私の感想になりますが、実態はこうです。

・先生は叱っているが、子どもたちは叱られるフリをしている
・だから先生の言葉が響いていない
・厳しく抑圧され続けるため、その反動が大きい

つまり、本当に大切なことに気づく機会が与えらず、善悪の区別がつかない環境になっているということです。

確かに学問で見れば、俗に言う「賢い、頭がい」に当たります。

一方で人間力的な見方をすれば、「何の魅力も感じない」状態な訳です。

学問を教え、教育の本当の意味を分からない大人が関わるとこうなるのだ・・・と大きな学びを得た感覚ですね。

果たして本当にこれでいいのか・・・。

誰もが考える必要があると思います。

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