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No.109/外さないために本質を外さない(2024.04.18)

こんにちは、くのてつです。

今日は中学1年生の男の子とオンラインセッションの日。

彼とはマイクラをやりながら1時間対話をしています。

そんな彼はASDと診断されていて、お母さんはいろんなことが心配なんだそうで、よくお話を聞かせてもらっています。

例えば、人間関係がうまくいっているか心配されています。

どうも周りの友だちから舐められているのではないか?と見えているようです。

当の本人は意に介さずといった具合で、まずまずうまくやれていると話しています。

この辺りはASDの特徴かも知れませんしお母さんもご認識されているようですが、まず本人はストレスに感じてはいないようなので見守っていていいように感じます。

この分野のプロではないので、安易なことは言えません。

ただ自分なりに学び、知識をつけ、しっかり向き合って、考え抜く。

何ができるだろう、何をして欲しいだろう、と自分が役立てること、サポートできることを探っていく。

これだけはできると思っています。

決して多くはないものの、ASD、LD、ADHDと診断された神経発達症のお子さんや、知的発達症と診断されたお子さんと接する機会がありました。

その中で自分が困ったのは、その子その子によって全く違うキャラクターがあり、それぞれ特有の症状が当てはまらないケースが多々あったという点です。

もちろん世間一般でいう特徴は見られることもありますが、その強弱やグラデーションが違って、一体何が正解なのか分からなくなるのです。

でも、ここに本質があるのではないか、と感じています。

診断のあるなしに関わらずやはりそれぞれの子に、その子のキャラクターがあり、それは決して区別されるものでもない。

一人一人としっかり向き合い、興味を持ち、知ろうとする。

そして信頼関係を構築していく。

その子に合ったペースで、ゆっくりと腰を据えて。

こうやって向き合っていくことに、障害の有無に子ども大人に関わらず、抽象度高く捉えれば同じアプローチなのだと思います。

それをさまざまな情報の枝葉を見て、そこに反応してしまったり、迷子になってしまったり、何か特別なことをしようとしてしまう。

自分もそうでしたが、今一度原理原則に立ち返ることが必要なのですね。

こうではないかと仮説をたて、判断して、行動してみる。

それがまた自分本位になっていないかも振り返る。

使った情報のファクトチェックをする。

こうやってトライ&エラーを繰り返しながら精度を上げていく。

そんな行動を日々実践していかないといけませんね。

自分たちのような立場の人間はこの本質洞察を怠けてはいけない、ということを改めて感じる次第です。

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