No.128/優しさの定義
2024.05.07
こんにちは、くのてつです。
G.W.明けの仕事はほぼ外に出ることなくリモートワークでした。
個人的には毎日このスタイルでも全く問題ないくらい在宅ワーク大好きです。
もちろん指導現場に行ったり、研修、講習会、取引先さんとのお仕事も楽しいので好きですが、これとはまた違った楽しさが在宅にはありますね。
と、いうのも、基本在宅の日はひたすら調べ物をしたり資料を作ったり深ぼっていくことに終始します。
時折、ストレッチを入れたり、軽く自重トレを入れたりしながら自分のペースで進められるので最高ですね。
その深掘りのプロセスで自分の体験したある男の子とのエピソードを思い出したので、今日はその話題に触れたいと思います。
小2の男の子に教わった一生勉強
この男の子はとても心が穏やかな少年で、怒った様子を見ることがありません。
それに甘えてか、周りの友だちは彼に強く当たったりするのですが、それもさらっと受け流します。
彼自身が意図的にそうしているというよりは、本能的にそうしているように見えます。
優しさ故か、負けず嫌いのような競争心には少し欠けているように見えます。
良くも悪くも、優しいを絵に描いたような穏やかな少年です。
そんな彼がこんな話をしてくれました。
彼:「今日もうちの妹とお母さんが喧嘩してたんだよね・・・いつも喧嘩しているから、どうしたらお互い優しくできるか考えてみようと思っているんだ。」
自分:「そうなんだ、妹とお母さんは喧嘩するんだね。どうやって優しくできるか考えるって素敵なことだね。それで、どうやってみようと考えているの?」
彼:「どういう言葉だったら怒らないで済むとか、どういう態度だったら怒らないで済むとか考えてみようかなって思う。」
自分:「なるほど、とても大切なことだね。それは一緒に考えてあげるの?」
彼:「一緒に考えてあげようと思っているんだけど、俺もまだまだ優しく出来ている訳じゃないんだ。今が”優しい”だとすればその先の”親切”を目指さないといけないし、もっと先もあると思うし・・・。」
自分:「そうか、君ももっと優しくなりたいんだね。」
ここまでで割愛しますが、この会話をしながら「なんて小2なんだ」と感じましたね。
世の大人たちに聞いてほしい、爪の垢を煎じて飲んで欲しいと思いました。
最後に彼が言ったのは、
です。
この仙人のように達観した言葉。
彼にとっての優しさは一生追い求めるものなのでしょう。
小2のくせに何を言ってんだ、と捉えるのか。
それとも、彼を称えた上でその言葉から学ぶのか。
ここにバイアスは要りません。
そんな大人でありたいと強化させてもらった出来事でした。
彼が大人になった時にまた会いたいな。
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