見出し画像

14. 急上昇の聴力回復。耳の音量調整機能が戻ってきた。再発悪化の不安も急上昇。 (外リンパ瘻 発症13日目)

昨日の右耳は音量が調整できない壊れたラジオ越しに聞くように、超大音量の音(音というより雑音)を感知していた。

だから昨日はほぼ一日中、手で右耳を覆って過ごしていた。先生と話す時も、看護師さんや誰かが話してる声が聞こえる時も、右耳を塞いでいた。

2日前に先生が耳栓として小さな綿球をくれたが、綿球でしのげるほど気軽な音量でもなかった。

今日は耳を塞がなくても良い音量で聞こえる。
昨日までの「ジジッ」という機械的な雑音ではなく、より原音に近い音が聞こえる。

トイレに行き換気扇の下に立ってみた。左耳では大きくゴーゴーと音が聞こえるが、この音域は右耳ではよく聞こえない。

音質や音程によって聞こえ方が違う。

午前中に聴力検査室へ呼ばれた。

今日の検査結果

画像1

右耳の聴力は少しずつ、確実に改善している。
特に低音域は大きく改善していた。

先生と話して、明日のオペは一旦中止に。引き続き要注意の状況は変わりなく、一つのくしゃみで悪化する可能性もある。その時は躊躇なく手術するとこを確認した。

午後、昼食のデザートにアイスが出た。食べているとき、思わずむせてアイスのかけらが気道へ。咳が止まらない。なんとか咳を堪えようとするが、もうどうしようもない。
強い咳が何度も何度も、何度もでる。

耳鳴りがキーンと強さを増し、目眩が押し寄せる

なんでこんなときに。

でも、これからの生活の中でこうして咳が出てしまうことがあるだろうし、くしゃみが止められないこともあるだろうし。その度に「やってしまった」と落ち込むのだろうか。

再発や悪化の不安、薄暗い将来への不安はこの先も長く長くつづくのだと知った。

内服薬:カルナクリン錠、メチコバール、ムコスタ、キプレス、ネキシウムカプセル、アデホスコーワ、マグミット、アレロック

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?