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あのウサイン・ボルトが後援する小型EV車はどんな車!?

車名は「ボルト・ナノ」

あの人類最速の男と言われたオリンピック陸上競技で金メダルを獲得した、ウサイン・ボルトが後援するボルト社から、2人乗りの電気自動車である「ボルト・ナノ」を発表したのです。

このボルト・ナノは、主に都市部における短距離移動向けにと開発されました。

当初のボルトは、最大2マイル(約3.2km)の移動を目的とし、マイクロ・スクーターを発売しましたが、発想を変換して4輪自動車に注目したのです。

そして、ナノは2〜15マイル(約24km)の移動に適しており、2020年後半から販売が開始されます。

特徴としては、ドア開口部に合わせられて、デザインされたシートレイアウトには、ルノー・トゥイジーのような1+1になっており、バッグなどを置くスペースも備わり、航続距離や最高速度、また、機械部分の技術的詳細などは、まだ明らかにされていないのです。


2人乗りだけど価格は約110万円!

ナノは、フランスで開催中のビバ・テクノロジー・カンファレンスで公開され、ボルトによると、交換可能なバッテリーを採用し、世界で唯一の電動マイクロカーであると絶賛しています。

今年3月に、ジュネーブ・モーターショーで発表したセアトのミニモという4輪車も交換可能なバッテリーを採用していますが、2021年まで市販化されることはないのです。

それに対し、ナノはというと、現在ライド・シェアリング会社からの注文を受け付け中であり、販売価格は9999ドル(約110万円)からなので、予約金として999ドル(11万円)を前払いする必要があります。

超小型モビリティな車がもたらす効果は!?

ナノは、ライド・シェアリング向けに作られ、いつでもどこでも乗ることも駐車することができるのです。

当初は、電動スクーターを使ったライド・シェアリングのシステムで、充電するためには、スタッフがバンなどで電動スクーターを収集しなければならないというリスクがありましたが、ナノでは、どこに駐めておいてもスタッフがバッテリーを交換するだけで済みます。

また、ユーザーが公共の充電ステーションに車を入れて充電することもできるのです。

ボルト社によると、ライド・シェアリング会社では、ボルト・モビリティと収益を等分して運用することもできます。

そして、1分あたりの利用料はこれから決定される予定ですが、アプリを通して利用できる電動スクーターの場合には、米国では1回1ドル(約110円)+1分あたり15セント(約17円)となっているのです。

ビバテックで行われたボルトの主要な発表では、スクーター・サービスをパリで展開するという計画。

近い将来に、欧州の他都市へ拡大することを目指します。

このボルト・ナノを作り上げた、ボルト社は2018年に米国フロリダ州で設立されたのです。

また、公式サイトに、設立目的として、「マイクロ・モビリティの隙間を埋める」と書かれています。

そして、「ボルトは都市部において広範な調査を行い、革新的な交通機関を準備してきました。われわれの提供するスクーターは、公共交通機関を乗り換える手間や交通渋滞による苦痛を緩和し、歩行者に影響も与えません」と付け加えているのです。

このような目的で作り上げられたEV車は、世界各国で注目されます。

日本にも導入されることを心から祈って、待ち続けたいと思っているのです。

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