ベンツに続いて日産版ルノーカングー登場!!
日産版ルノーカングーとは?
2019年5月14日に、日産自動車の欧州部門が、日産「NV250」を発表しました。
ビジネスユーザーをターゲットとしており、さまざまなことに広く利用や応用できるコンパクトバンであり、日産の欧州戦略商用車として担っていきます。
日産NV250は、ルノー日産三菱アライアンスの提携における、最新の成果である新型商用車です。
日産NV250は、ルノー「カングー」のOEMモデルであり、ルノーカングー、メルセデスベンツシタン、日産NV250と、3モデルが兄弟車となります。
日産NV250は、カングーのフロントマスクを変更して、日産ブランドのアイデンティティのブーメラングリルを採用するなどし、日産車らしい表情を持たせ、カングーとは別な車のように思わせているのです。
この方法は、メルセデスベンツ「シタン」と同様となります。
カングーは、メルセデスベンツにシタンとしても、OEM供給しており、シタンも、フロントマスクを変更して、メルセデスベンツ車らしいデザインとしているのです。
用途に応じた2タイプボディが選べる!!
日産NV250は、カングーに準じており、2種類のボディサイズを設定しています。
「コンビL1」および「パネルバンL1」は、全長が、4280mmのショートボディタイプとなり、「クルーキャブL2」および「パネルバンL2」は、全長が、4670mmのロングボディタイプになるのです。
各モデルとも共通に、全幅は、1830mmで、全高は、1800mmとなります。
商用車ということで、荷室長は、クルーキャブL2が、2000mm、パネルバンL2では、2870mmを確保しており、L2では、最大4名が乗車できるシートと荷物スペース用のマルチポジションバルクヘッドを装備しているのです。
コンビL1は、乗車定員を5名としており、クルーキャブでは、乗車定員が4名となっています。
また、パネルバンでは、後席がなく、前席が2名または3名がけになっているのです。
気になるパワートレインは?
やはり、気になるのは、パワートレインではないでしょうか?
そのパワートレインには、ルノー製の1.5リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載し、最大出力が、80hp、95hp、115hpの3バージョンを設定しています。
燃費性能では、最も優れる仕様である、80hpバージョンおよび95hpバージョンが22.7km/リットルであり、115hpバージョンが21.7km/リットルとなっているのです。
また、CO2排出量では、最も優れる仕様である、80hpバージョンと95hpバージョンが116g/kmであり、115hpバージョンが121g/kmと公表されています。
排出ガス性能は、欧州の最新である「ユーロ6D-Temp」に適合しているのです。
欧州日産によると、OEMにより、全体的なランニングコストを削減させています。
そのほかにも、NV250には、荷室のウッドパネルやリアゲートの車椅子アクセス、そしてオンボードの冷蔵装置などのオプションを用意しているのです。
日産インテリジェントモビリティテクノロジーとしては、重量物積載時の坂道発進を支援する「ヒルスタートアシスト」や、滑りやすい路面でのトラクション性能を高める「エクステンドグリップ」などまでもが採用されています。
日産NV250は、2019年9月から、欧州各地で販売される予定であり、自動車業界をリードする新車登録から5年間で、走行距離16万kmの保証が付帯するのです。
現在、販売されている「NV200」の上に位置するモデルで、日産の欧州市場における商用車のラインナップが強化されることとなります。
果たして、日本市場に登場するのかは、現時点においては噂も発表もありませんが、ぜひとも日本市場に登場して欲しい1台ではないでしょうか?
今後に期待しながら見守っていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?